ピープルウエア 第3版 [Kindle]

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制作 : 松原 友夫;山浦 恒央;長尾 高弘 
  • 日経BP社 (2013年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (158ページ)

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ピープルウエア 第3版の感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に第2版を読んだのだが、第3版を改めて通読した。

    初版が1987年の本だが、内容は全く古臭くなく、
    むしろまだまだマネジメントにおける大事な要素は昔からほとんど変わらず「ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なもの」、ということを強く感じた。
    IT系の経営・マネジメントに関わる人は、この本から多くの知見を得られると思う。

  • ソフトウェア開発上の問題の多くは技術的というよりは社会的なものである。

    6章 ガンによく効く?「ラエトライル」
    マネージャーの役割は、人を働かせることにあるのではなく、人を働く気にさせることである。


    36章 コミュニティの形成
    コミュニティ形成の科学、健全で誰もが満足するコミュニティ作りに関する学問を政治学とよぶ。
    ここでいう政治学はアリストテレスが「高貴な学問としての政治学」と呼んだものである。
    アリストテレスは以下の5つを高貴な学問とした
    ・形而上学:存在、宇宙の性質、構成要素を明らかにする学問
    ・論理学:物事を知る方法、知覚に基づいて妥当な結論を導く方法。演繹法や帰納法の法則を学ぶ学問
    ・倫理学:人間を知ること。論理学を通じて、二人の人間の間で許容しうるやりとりを演繹、帰納すること
    政治学:倫理学を大きな集団へ論理的に拡張すること。形而上学的主体、すなわち人間と人間から構成されるコミュニティの倫理的行動と論理的認識に調和する集団を作り、維持していくことについての学問。
    ・美学:形而上学的現実の省庁や像の賞賛。これらは、論理的な一貫性を保ち、倫理的なやりとりや政治学的な調和を私たちに教える限り、喜ばしいものである。

    人生の重要ごととは?
    死ぬ間際に、人生で本当に重要だったことは?
    家族やこどものこと以外で、仕事を通じて貢献で何かないだろうか?
    システムのバグと戦ったことか?
    企業の上に行き、行く末を指図したことか?
    真のコミュニティを築くことか?
    子供が会社に来てコニュニケーションを簡単にとった後のあたたかい雰囲気だろうか?

    37章 混乱と秩序
    マネージャーは混乱を根こそぎ取り除くことが仕事であるかのように振る舞う
    裃(かみしも)を脱ぐタイプのマネージャーは、混乱を小さくして部下に配分する。混乱状態にあるものをキチンとする快感を本当に味わえるのは、その包みを受け取る部下たちである。

    新技術を志向する計画には2つの反対意見がありうる
    ・試したい新技術が種切れにならないか?
    →次々と新しい技術が登場するだろう
    ・後工程作業(製品のサポートや顧客の研修など)を複雑にしてしまわないか?
    →作業手順がよく標準化された組織でさえ起きる。標準化できているのは、製品間のドキュメント上の一貫性であって、機能の一貫性について意味のある取り組みは一切なされていない

    パイロットプロジェクトを実行するにあたっての注意は、一部分だけを新しい方法を試すことである。
    ハードウェア、ソフトウェア、品質管理手法、マトリックス管理、プロトタイピング技法など、で1つを試すことである

    38章 自由電子
    うまくいっているところでは、上層部はコンセプトではなく、人に投資する。そして、その人がコンセプトを作り、売り込む。

  • 示唆に富んでいた。

    ・プロジェクトがうまくいかないのはなぜ?
    →技術的な面→△
    →社会学的な面→○

    人とどうやってうまくプロジェクトを回していけるか。
    1. 人材の活用
    ・やることの共有。一方的にやると、生産性が下がる。
    2. 人材の採用
    3. チーム
    ・チームのトップは目標を達成するためではなく、みんなとの目標を一致させるのに尽力するほうが良い。目標が揃えば、自発的にモチベーション高く進んでくれるから。

  • 古い本だが、書かれていることは今でも通じるものがある。エンドユーザーの要求をはるかに超えた品質水準は、生産性を上げる一つの手段である。日本の開発を見て書かれた言葉だが、リーン開発の大元は、むしろこういうことだったのではないか。

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