劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(通常版) [DVD]

監督 : 宮本幸裕/新房昭之(総監督) 
出演 : 悠木 碧  斎藤千和  水橋かおり  喜多村英梨  野中 藍  加藤英美里  阿澄佳奈 
  • アニプレックス
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感想・レビュー・書評

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  •  後半でアニメ版「まどかマギカ」の核心部分に触れます。 
     wowowで年始にやっていたアニメ版一挙放送をようやく消化し劇場版へ。

     アニメ版は3話の衝撃的な場面から明らかになっていく魔法少女になった少女たちの過酷な運命や葛藤に惹きこまれ、ほむらの伏線が回収される10話、そして大団円となる最終話とダークで過酷なストーリーに加えて、魔法少女たちが戦う魔女たちの不思議な映像が印象的でした。

     そして劇場版。アニメから劇場公開用に編集されたものは見てませんでしたが、アニメ版だけでもストーリーの理解には支障はなかったと思います。
     
     ほむらと杏子が一緒に町の外へ出ようとするときや、きゅうべえとの対話のシーンの不気味な映像美やガンアクションなど、映像としての見どころはもちろんなのですが、何よりも衝撃的だったのがそのストーリー。

    以下映画のストーリーの感想を書くため、アニメのネタバレ含みます。

     










     前半はミステリー仕立て。最終回でまどかが世界を作り変え、まどかのぞんざいの記憶はほむらの中にしか残らず、さやかも消えてしまった世界のはずなのに、なぜか映画では5人がそろった状態です。

     この世界は何なのか? という謎がほむらを探偵役として語られます。そしてその世界の謎が明らかになってからの展開が衝撃的でした。アニメから今まで作り上げてきたものをすべてひっくり返すかのような展開に見ていて思わず声を上げてしまいました。

     ストーリーについては様々な意見があるみたいですが、アニメから映画までずっと戦い続けてきたほむらがたどり着いた結末は見るべきだと思います。
    人気アニメの新作の劇場版でありながら、万人受けするストーリーではなく賛否の分かれるストーリーを妥協なく放り込んでくるクリエイターたちが作った作品だからこそ「まどかマギカ」は2010年代を代表するアニメと言われたのだと思います。

     そしてこの結末に持って来れるようにアニメでもしっかりとほむらの心情や戦いが描かれていたのだな、と遅まきながら実感しています。

     続編もありそうな終わり方だったので、ぜひ期待したいところですが、ここから続くとどう転んでも誰かしらの願いは消えてしまうことになるんですよね。そう考えるとやっぱり辛いなあ…。

  • かつて、1人の魔法少女が魔法少女の残酷な運命の連鎖を断ち切った。唯一、それらの出来事を覚えていた魔法少女、暁美ほむらは人々から忘れ去られた、懐かしいあの笑顔に再び巡り会える時を夢見て戦い続ける。

  • 後半の、キューベーの畳み掛けるような解説セリフ、むずい。

    バッドエンドなのか?

  • 最初に観たときからすっごくハッピーエンドだなって思っています。
    アニメ同様、キャラは可愛いのに色気もあるし、アクションがそこらに転がってる「アクションアニメ」顔負けなのと、画面の描き込みがすごいのと、それにキャラと中の人とストーリーが負けていなくて大変見ごたえがあります。
    普通のアニメでは演技だけで押し切りそうなところで画の演出が見ごたえあるので、中だるみもしなくて、やっぱりこれはDVD欲しいかも。
    この映画が特に好きなのは、アニメ(ある意味バッドエンド)が終わった後の「こういうこともあったはずなのに…!」がすごく満たされるところですかね。
    だからこそこの話はメリーバッドエンドなんですけどね。
    いろんなことがすっきりするから、個人的にはハッピーエンドだと思うのですけどね。
    最後まで見た後に、ほむらちゃんをまた最初から見ると、ああすっごく長い時間頑張ってたんだなってわかる演技の違いがすごいです。逆にまどかちゃんが一貫して、ほむらちゃんにとっての最愛のまどかちゃんなままなのがすごくいいと思います。
    他の映画だとわけわかんなくってもう一回見ることが多いけど、これは見ごたえがあって今のシーンもう一回って巻き戻しながら見ました。
    こういう映画を定期的に観たい。

    (いやしかしそれにしてもインキュベーターって、「人」を見る目があると自認してるわりには、『人』を見る目がなさ過ぎますね。結果的に。
    魔法少女を狙ってたときは、まどかちゃんに覆されて、まどかちゃんを狙ってたときは、ほむらちゃんに…。

  • 勧めてもらってテレビシリーズから見ました♪

    絵柄が幼い感じ?だからほのぼの系かと思ったら…
    こりゃすごいわ!

    特に ほむらちゃん の出した結論はある種の正しさへの回答なのかな??

    大多数の幸せの意義を知った上で、1人くらい大多数の幸せから抜け出す?開放される?ところにいてもいいのかも…

    いやー…びっくらした!

  • こーりゃあ難しい!結局、ほむらは宇宙をつくりかえて、まどかの存在を呼び戻した、と。で、その代償として、魔女より酷い悪魔になっちゃったから、いつかまどかに滅ぼされるかもしれないということを示唆している訳?最後にキュウベエがボロボロになってるのは、魔女退治に利用されたおしてるから。という解釈でよいのだろうか。なーんか、釈然としないわー。何回か観ないとわからないかしら。でもそんな時間ないわ(;_;)

  • ムズすぎる~~~~!!!!
    魔法少女たちの戦闘シーンはかっこいい。

    全体の流れはこんな感じ?

    ほむらが円環の理による救済寸前の状態になる
    →インキュベーターがほむらのソウルジェムを保護
    →ほむらがソウルジェムの中で結界を展開(魔女の動き)
    →インキュベーター(またはほむら?)が主要人物のみをほむらのソウルジェムの中に幽閉
    →さやかとベベが違和感に気づく
    →ほむらが違和感に気づき杏子に相談
    →ほむらが自身の存在に気づく
     &同時進行でまどかが自身の本当の姿を知らされる?
    →ほむら魔女化
    →みんなでほむらを救済し結界とインキュベーターの保護の外に行く
    →円環の理(アルティメットまどか・さやか・ベベ)降臨
    →まどかがほむらの魂を救済しようとする
    →ほむらが円環の理からまどかを引き剥がす
     &アルティメットまどかについていたさやか・ベベも居場所を失う
    →ほむら悪魔化
    →ほむらが世界の理を書き換え、自身の望む世界を作る
    →居場所を失ったさやか、ベベが新しい世界で人間に戻る
    →まどかが転校してくる

  • 新入社員の時にオタクの同期と見に行った
    戦闘がかっこよかったしオチも好きだった

  • 余りに都合よすぎる欲望を実現するための対価。それが本作の絶望。作品全体を貫く感情面(黒い部分も含め)のリアリティは、TV版ラストの余りにも綺麗すぎるエンドとはそぐわないなぁと感じていた。だからこその本作なのだろう。魔女ほむらは、登場するはずのない魔女堕ちさやかが何の衒いもなく登場していることから、そこはかとなく想像できたが、ほむらの感情の根源を露わにする転の部分には唸らされた。嵌っている程ではなく劇場で観たかったわけではないものの、内容は納得のいくものだったので、レンタルでも観れて良かったかな。

  • テレビシリーズの終わりが綺麗だった分これは蛇足としか思えなかった。
    みんなが幸せに明るく過ごしているのが見れたのは良かったとも言えるし、まどマギの世界観の恐ろしさが増幅したとも言える。

  • ほむほむは頑張りすぎてこじらせちゃったんだよね、そうに決まってる。

  • まどかの素直ゆえの強さと、ほむらちゃんの頑固な強さよ
    いつまでもいつまでも回り続けるロンド
    ニワトリが先か、卵が先か みたいなワルツの調べ
    あーもー勝手にしやがれ という心境です

    でも、たしかに、前半の魔法少女たちのチームワークがナイスな幸せな世界は、ずっとずっと見ていたいなと、思った……よね

  • 泣きながら見るつもりで借りてきて、泣きながら見れたので満足でした。
    (優しさは人を孤独にする…。)

    まどかがほむらの髪を編むシーン、
    ほむらがまどかの髪を結うシーン、
    妄想が膨らみますね。キャラクターが髪を触る・触らせる場面って大好きです。

  • バッドエンドかハッピーエンドがはみてからのお楽しみ。
    ほむらちゃんのまどかに対する想いは今作でも揺るがない。

  • 暁美ほむらは過去の日本アニメ女性ヴィラン的キャラの歴史に残るキャラだなあ。ほむらをまど神様が迎えに来てこれからはずっと一緒だよなハッピーエンドで終わ…らないのがほんと虚淵節。自分を犠牲に多数の幸せを取ったまどかと、そのまどかの分までエゴを貫こうとするかのように多数をかえりみず愛する者1人の幸せを優先したほむらの対比が良い。それに圧倒的映像美。

  • 見終わった人が劇場からドヨーンとしながら出てくる・・・
    という評判を聞いてからこのアニメが大好きな娘(7歳)に
    ひた隠しにしていた本作品。
    とうとう見つかってしまって見ることに。

    どんなに絶望的なお話なのかと戦々恐々としてみたが
    確かにという部分と、それほどじゃないなという部分があって
    正直ほっとした。

    好みからすると前編というかレギュラーシリーズのほうが
    やはり斬新な設定とか見せ方だとかで魅力は上だなと感じました。
    小難しい哲学的なにおいのする作品は好きなタイプではあるが
    これは若干こねくり回し過ぎのような気がします。
    お話に気持ちよく乗れなかった感じです。
    娘もまあまあのよう。

  • そういう終着点に辿り着くのか~…と放心してしまった。ほむらちゃんの愛は深くて重い

  • 結局、どう頑張ってもほむらの片想いなんだよな。
    まどかのことが大好きで、憧れで、守ってあげたいけど、一方的故に相互理解も足りず、すれ違ってるように感じる。
    だからまどかの真意が分からなくて軽率な判断をしちゃう(元々人付き合いも苦手っぽいからすり合わせとかも困難)。
    ほむらにとっての最高のハピエンは2人とも生存で、自分がまどかの一番になることなんだろうけど絶対不可能な気がする。
    まどかに殺してもらって、まどかの一生の心の傷みたいなのになれて、漸く幸せになれそう…。

  • 私の理解力が足りないみたい…
    終始わからなかった…

  • こりゃあさやかの株が上がりまくるのも仕方ないなってくらいさやかかっこよかった。あんことさやかが仲良くしてただけで幸せ。

  • 「おかしい…こんなに幸せでいいはずが…」と残酷な展開に慣れきったファンがお誕生日席に座った瞬間を狙って地の底まで叩き落とす。安心してください、鬱です。

  • 闇ほむほむ可愛いからしょうがない…

  • アニメシリーズの結末を気に入っていたため、どう受け止めたものかと困惑したままです。ほむらちゃんは複雑な子だなぁ。もし次回作があるなら観てしまうはず。

  • ほむらちゃんは頑張りすぎたから仕方ない。

  • 鹿目まどかによって世界が改変されたが、魔女の代わりに魔獣がはびこるようになり、魔法少女の暁美ほむら達はナイトメアと呼ばれる怪物退治に精を出していた。しかし、ある時ほむらは、戦いをこなしていくうちに疑問を感じるようになる…。

    自分がいる世界に違和を感じた暁美ほむらが探偵役となり謎解きを始めます。
    冒頭からTVシリーズではあり得ない怒濤の展開でファンの心を鷲掴みにしますし、偽りの世界を作った犯人や黒幕の正体が判明するまでの道筋は素直に面白いです。
    ラストの反転は評価が分かれそうですが、このまま繰り返されるものとして完結するのも良し、再開するのも良しで上手い幕引きだと思います。
    ただ、タネ明かしが遅めな分、説明が不十分になっています。TVシリーズを熟知していないと楽しめないのが残念です。

  • 映画館で観たかった作品

  • 映画館に見に行って、ちょうど一年ぶりで見返してみた。細かいところ理解できていなかったところも何となく理解できた。やっぱりみんながまたそろう為には、そういう展開は必然になるのかな、と思いました。ほむほむとマミさんの銃撃戦よかった。

  • 1つの作品としてみると、すごくクオリティが高く、内容も良く、素晴らしかいと思いました。

    ただ自分は原作が好きだったので、あれはあのままで終わってた方が美しくてよかったのにと思ってもしまいました。

  • 相変わらずの映像美。あと、魔法少女の銃器戦ってどうよ??(笑) 神と悪魔…。宇宙ってこうやってできたんだね!!←

  • 壮大な世界観だけど、テーマは小さくても完璧な日常の尊さにあるのかなぁと。
    とにかくカッコイイ映像の連続でもあった。

    魔法少女になるということ、世界の秩序から離れること、その代償を拒むことは、ラストのほむほむの世界みたいに、一見幸せそうでも、どこか歪みを孕んだものにならざるを得ない。

    時に理不尽な世界秩序の中で、折り合いをつけ、幸せという一瞬の奇跡を噛み締めながら生きること、魔法のない世界で私たちが大切にすべきことはこれなんじゃないかなぁと。

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