- Amazon.co.jp ・電子書籍 (244ページ)
感想・レビュー・書評
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クリティカル・シンキングの入門本と捉えた方が著書の内容に沿っている。
クリティカル・シンキングは二種類ある。
修理化型クリティカル・シンキング=人間の思考はどういう間違いを犯しやすいかを学びその間違いを避ける方法を考える「壊れたところを修理する」方式
改築型クリティカル・シンキング=どういうルールに従って思考すると正しい結論につながるか、という基礎の部分から考えていく。「土台から建なおす」方式。
クリティカル・シンキングとは、情報の送り手と受け手両方の共同作業の中で、社会において共有される情報の質を少しでも高めていくものの考え方
クリティカル・シンキングには協調原理が必要。協調原理とは、話し手はその場におけるコミュニケーションの目的の達成のために協力的な態度をとるべし、という原理。なんでもかんでも疑ないといこと。文脈にあった疑い方をすべし。文脈主義。
反証可能性とは、データと突き合わせることでその仮説が放棄されることがありうる、ということ。
方法的懐疑とは、絶対に真だというもののみ受け止めるということ。
批判になれるために、感情移入はしない。批判は自分への攻撃ではないと思うこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中から集中が切れました
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全体的に内容が濃かった、といっても少し深堀しただけで本格的に哲学と関わりたいなら少し物足りないというか「これ本当に思考実験?」「さっきのと似てない?」っていうのがあった。あと小難しいこともかかれていたので少し僕の脳では理解できなかったので哲学ちょっとかじってた人で趣味程度で幅広く抑えたい人にはおすすめ
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Critical Thinking。いちど読んだだけでは分からないな。それぞれの部分を読んでいるときには、なるほどな〜と思うのだが、もう一度全体を読み直さないといけないと思う。
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Kindleで安くなっていた&著者のお名前に聞き覚えがあったので読んでみた。
内容は「クリティカルシンキング」に関して,非常に丁寧に述べられており,また,著者の専門が科学哲学ということもあり,科学という手法についても分かりやすく述べられている。これは,昨今の「科学」をとりまく環境に不信感や不安を抱く方などに「科学とは実際のところ何なのか?」ということを知るために読んでみてほしいと思う一冊であった。特に高校生や大学1〜2年生には手にとってほしいと思う。 -
世界の解像度を変えていきたい。