ハングオーバー・ゲーム [DVD]

監督 : ジョシュ・ストールバーグ 

出演 : ロス・ネイサン  ベン・ベグリー  ハーバート・ラッセル  リタ・ヴォルク 

• ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

感想・レビュー・書評

[いぐさんの感想 · 2014年5月9日]

「ハングオーバー！」シリーズと
「ハンガー・ゲーム」シリーズをＭＩＸしたパロディ。

お約束のシモネタ満載物ですが、
いわゆる「最～～計画」系の流れではなさそう。

仕組みとしては、主人公や動機を「ハングオーバー！」から、
舞台を「ハンガー・ゲーム」から持ってくる、という感じで
構成がはっきりしているので、多種なネタを入れていても
話がわかりやすいし、見やすい。

フィル、スチュ、アラン、ダグのハングオーバー組４人。
（役名はダグ以外、本来の映画での役者名から
　ブラッド、エド、ザックになっている）

もうダグの結婚式（相手も男）が迫っているというのに
酔っ払って前後不覚になったときからダグが見つからない！
という「ハングオーバー！」１作目のようなスタート。

さかのぼれば、ダグの結婚パーティを
男４人で始めたはずだったのに、記憶が無く。
見覚えの無い場所で、大暴れの後だけが残っている。
しらべてみると、それは「ハンガー・ゲーム」開場へ向かう列車の中だった。

どうやら、酔っ払ってゲームの参加者に立候補してしまったらしい。
（それ以前に未来に飛んでしまっているのだが…）

仕方なしに行方不明のダグを探すついでに大会に参加する３人。
この大会に参加するメンバーが凄い。

・ブラッド、エド、ザックのよっぱらいチーム

・ハンガー・ゲーム主役もどきのカットニプちゃんと、
　共闘した黒人少女もどき（超毒舌）

・「デスパレートな妻たち」かららしき、ドレスの女性３人組（戦闘力0）

・テッド（160ｃｍくらいある大型着ぐるみ。チンコ付き）

・アバターより男＆女
・セサミストリートからなのかなー。パペット２体

・ジョニーデップ３人
　（ジャック・スパロウ、チョコレート工場のチャーリー、トント）
　誰が一番変人かでいがみ合う

・LOTRかホビットより、ホビット＆ガンダルフ

・ジャンゴより、ジャンゴ＆カルビン

・雷神ソー＆キャプテン・カザフスタン（キャップというよりボラット成分過多）

・キャリー＆ゾンビ（ウィーキングデッドから）

・トップレス女性チーム（主に視聴者サービス用）
　やたらおっぱいのデカイ方は有名ポルノ女優（ソフィー・ディー）だとか。

こいつらが殺し合い、時に共闘するという、
意味は良くわからないけどオールスター感のあるバトル・ロワイアル！
正直「ハンガー・ゲーム」より全然参加者のキャラが立っているという。

サブキャラとしても、「ハングオーバー」のキチガイ中国人にあたる奴がいたり
「ハンガーゲーム」でドナルド・サザーランドがやっていた大統領役を
ニセオバマがやっていたりでなかなか隙の無い布陣ｗ

出来れば「ハンガーゲーム」のシナリオ無視で
こういうバトル・ロワイアルも見たかったりします。

おっぱい要因も巨乳セクシーなトップレスチームに
ガリガリブルーのアバター女に、
「１７才なの」で惚れちゃったエドから逃げようとする
カットニプちゃんまでおりますので、お好みが選べて安心です。

その分、奥さんやお子さんと見るのにはハードルが高いですが
（うちは理解のある奥さんでラッキー）
一人で見るよりは、お友達と「バカでー」と言いながら楽しむのが正解と思われます。

数あるパロディ物のなかでは、かなり満足度の高い一本でした。