- Amazon.co.jp ・電子書籍 (278ページ)
感想・レビュー・書評
-
旦部さんの科学的な解説には不思議な説得力がある。
焙煎、抽出の部分はとても参考になった。
コーヒー豆に含まれる成分はもっとしっかり勉強して自分のコーヒーに生かしていきたいと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コーヒー専門店を謳っているような店には必須の知識なのかもしれないが、安い焙煎済の豆を買ってきて、適当にドリップして飲んででいる身には専門にすぎる内容だった。
私なんかはコーヒーにウィスキーを入れたり、ブランデーを入れたりして楽しんでいるのだが、こんな場合この本にあるような洗練されたコーヒーは勿体無い。 -
珈琲の実用書とも呼ぶべき本だった.
"From seed to cup"という言葉があるが,本書はまさにその「種」から「カップ」に至る各工程の1つ1つの理屈を解き明かしていく.
第2章の自家焙煎の話は,経験が無いため流し読みにとどめたが,1章の珈琲豆の歴史や産地の話,3章の抽出の話は非常にタメになった.
珈琲店で豆を買って,家で挽いて飲んでいる自分としては,こういう本が欲しかった. -
なんとなく奥が深そうだな、くらいに思っていたコーヒーの世界。まさかこれほどまでに豊潤なワンダーランドが広がっていたとは。生きていく上で別に必要ではない、いわゆる「嗜好品」なわけだが、しかし大の大人が本気で嗜好品にこだわり続ければそれがやがてカルチャーになり、アートになるわけだ。日本人の探究心もただ凄まじいとしか言い様がない。製造工程や味に影響を与える要素の多さを考えると、例えばワインの世界なんかは更に何倍も複雑になるんだろうな。気が遠くなる。