特捜部Q-Pからのメッセージ(下) [Kindle]

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制作 : 吉田 薫  福原 美穂子 
  • 早川書房 (2013年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (106ページ)

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特捜部Q-Pからのメッセージ(下)の感想・レビュー・書評

  • 数年前に誘拐された子どもが助けを求めるレターが入ったボトルが特捜部Qのもとに。
    誘拐犯は今も誘拐を連続して続けていた。
    なぜ被害者家族はみな黙っているのか?
    レターから犯人を追い詰める。

  •  面白かった。

     信仰って、人を救いもするけど、歪ませもする。“神”の名を使ったところで物事が持つ二面性からは逃れられない。所詮人間が作った価値観だものね。

     事件は今回も陰惨で後味も悪いけど、カール目線で語られる部分のユーモアで気持ちが救われる。
     カール自身が大変な目に遭ってて、今も問題があるのに、そこが重々しく描かれていないところもいい。アサドやローサもそれぞれ謎があるし、ハーディの状況も苦しいけど、あんまり気詰まりにならなくて済むのがこのシリーズの一番好きなところ。
     カールの女性観が、巷に溢れる「〇〇な女は嫌われる」とか「愛され△△女子」そのまんまな感じなのも笑える。

  • 面白かった、と思うのに、そこに「すごく」が何故かつけられない。
    アサドやユアサの謎がもわりと残っているせいなのか、捜査の進行にやきもきしたからか、カールとハーディの記憶の祖語のせいなのか……

    宗教の恐ろしさは排他的なことだ。
    狭まった心には一方向しか光が射さず、他の場所はつめたく硬くなる。

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