特捜部Q-Pからのメッセージ(下) [Kindle]

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制作 : 吉田 薫  福原 美穂子 
  • 早川書房 (2013年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (106ページ)

特捜部Q-Pからのメッセージ(下)の感想・レビュー・書評

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  • 読了後、「あぁ、面白かった」と唸ってしまいました。
    本書はデンマークで書かれた「特捜部Q」シリーズの3作目。ミステリーなので詳細は書けませんが、本作が一番面白かったです。

    特捜部Qとは、未解決の重大事件を扱うデンマーク警察の特別班。リーダーは公務でもプライベートでも問題を抱えるカール警部補。
    「公園にいるとカ ールは孤独感に襲われた 。家に帰ればひとりではないことはわかっているが 、同居人たちはカ ールの本当の家族ではなかった 。趣味はないし 、スポ ーツもしない 。知らない人間と余暇を過ごすのは好きではないし 、酒場で気晴らしに飲みたい気分でもない 」。
    部下はシリア系のイスラム教徒と謎の私生活を送る女性。この3人の奇妙なチームワークが、このシリーズの魅力となっています。

    長い間、忘れられていた瓶で海辺に流れついた「助けて」のメッセージ。イタズラとして処理されそうになった、このメッセージの背後には怖ろしい犯罪が隠されていました。
    3人の執拗な捜査により犯罪の輪郭がわかってくる前半から、大団円まで、上下巻750ページはダレることなく、楽しませてくれます。

    おススメの★★★★★。もちろん、第1作目の「檻の中の女」から読むのがマストです。

  • 数年前に誘拐された子どもが助けを求めるレターが入ったボトルが特捜部Qのもとに。
    誘拐犯は今も誘拐を連続して続けていた。
    なぜ被害者家族はみな黙っているのか?
    レターから犯人を追い詰める。

  •  面白かった。

     信仰って、人を救いもするけど、歪ませもする。“神”の名を使ったところで物事が持つ二面性からは逃れられない。所詮人間が作った価値観だものね。

     事件は今回も陰惨で後味も悪いけど、カール目線で語られる部分のユーモアで気持ちが救われる。
     カール自身が大変な目に遭ってて、今も問題があるのに、そこが重々しく描かれていないところもいい。アサドやローサもそれぞれ謎があるし、ハーディの状況も苦しいけど、あんまり気詰まりにならなくて済むのがこのシリーズの一番好きなところ。
     カールの女性観が、巷に溢れる「〇〇な女は嫌われる」とか「愛され△△女子」そのまんまな感じなのも笑える。

  • 面白かった、と思うのに、そこに「すごく」が何故かつけられない。
    アサドやユアサの謎がもわりと残っているせいなのか、捜査の進行にやきもきしたからか、カールとハーディの記憶の祖語のせいなのか……

    宗教の恐ろしさは排他的なことだ。
    狭まった心には一方向しか光が射さず、他の場所はつめたく硬くなる。

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