アルモニカ・ディアボリカ [Kindle]

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著者 : 皆川博子
  • 早川書房 (2013年12月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (382ページ)

アルモニカ・ディアボリカの感想・レビュー・書評

  • なんだか悲しいラストだったな。「開かせていただき光栄です」の続編。正直、前作の詳細を覚えていなくて、なかなか入りずらかったですが。
    エドが出てきてからのラストの畳み掛けは圧巻。それまで読み進まなかったのに、一気に走り出した。
    そして、ジョン・フィールディング判事の苦悩。法はあるのに裁判の正義が保証できない。結局、今回も後手になり。なんだか救われたような救われなかったような複雑な感じ。
    そして今回も失礼ながら、参考資料の中で、作者が女学生時代に聞いた歌を題材にしたとのこと。いやそんな昔のこと(失礼)を覚えていて、それを題材に話を膨らますとは。恐れ入り屋の鬼子母神でございます。

  • 「開かせていただき〜」の2作目。1作目が「シャルルのような美形医師とその仲間たちによる解剖ミステリ」だと思ってたらそうじゃなかったので、2作目もそれなりの期待だったけど、いい方に裏切られた。めちゃくちゃよかった。
    とくに前作で出奔したナイジェルとエドの仄暗いボーイズラブのような……そうでないような……。

    相変わらず翻訳もののような語り口で、9割まで真相が明かされない。今回ダニエル先生はあまり活躍せずだった。
    この作品まだまだ続きが読みたいけど、この調子でメンバーどんどん削っていいのかと思うし、このような悲しい話は続けるべきでないとも思う。
    しかし美しい話だった。ほのぐらいボーイズラブ好きな人には是非読んで欲しい……。良かった……。

  • 盛大にネタバレすると、色々な時代の事件が交錯して、凄惨な過去があって、バンバン人が死んで、ガチなミステリー小説してるってのに一貫してナイジェルからエドに宛てた恋文だったっていう体裁だったのがすごく良かった。もう殆ど解剖ネタも無くなってしまってたなあ。ロンドンの警察組織設立の野望はどうなったか?ダニエル先生の解剖教室は?新大陸に渡ったバートンズとベツレヘムの子たちは?続きが読みたくもあり。

  • 雰囲気は最高。
    物語がなかなか進まない印象。舞台があっちにいったり、こっちにいったり、時間もあっちいったりこっちいったり。人物も多いし、色々読むのに苦労した。それでも読んだ後はおもしろいという感想が出てくるのはすごい。
    会話文が多いからなのか、展開の遅さの割に、読み進めることはできた。アルモニカの下り、長すぎたけれどあまり本筋と関係なかったような…

  • 『開かせていただき光栄です』の続編。前作ラストで消えた、先生の弟子二人のうち一人が死体で発見されて、、、、相変わらず古き良くないロンドンを舞台に色々と起きる。相変わらず動機だの、そんなメッセージの残し方は無茶じゃない?だの色々思うのだけど雰囲気はいいからいいのかな。世間の評判はいいみたいなんだけどねー、何かこうお話のためのお話って感じがしてそんなには上がらなかった。カタカナが苦手なのか、本作も読んでるうちにこんがらがって、何度も戻りながら何とか読了。

  • 盲目の判事サー・ジョンを中心として展開する2作目。
    1作目の続きなので、前作「開かせていただき光栄です」を読んでいないと話が解らないと思います。まだの方はそちらから是非。
    前回より残酷度アップで眼を覆いたくなるようなシーンもありますが、やっぱり安定の面白さ。 
    キャラが立っているので、細かいシーンも楽しめます。アンが人によって態度が全然変わってしまうのがとっても微笑ましかったです。

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