理由なき反抗 [Blu-ray]

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監督 : ニコラス・レイ 
出演 : ジェームス・ディーン  ナタリー・ウッド  サル・ミネオ  ジム・バッカス 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ (2014年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967075724

理由なき反抗 [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • \✲\ ディーンとスタークが重なるとき /✲/






     本編のラスト間近…、プレイトウのソックスが左右で違いっていて、それを見たジムが泣き笑いをするシーンや、ジムの赤いジャンパーが眼に焼きついて離れない。


     本編とは何ら関係ない話しで恐縮だが…


     出演したJ・ディーン、N・ウッド、S・ミネオこの御三方がみな、事故が原因で他界されているというのは 少々ミステリアス。


     "臆病者”(Chicken)が虚勢を張るとき、
    そこに見え隠れする《ピュアな優しい心》と不器用に愛を求めるジムの、《湾曲した想い》《やり場のない怒り》 それらが画面に溢れ出ている。


     本作のジム・スタークの役はJ・ディーンで在ったればこそ、ここまで見事に体現できたという気がしてならない。


     私の中でのジェームズ・ディーンは=(イコール)本作のジム・スタークであり、「エデンの東」のキャルだ!

  • 文句なしの名作。ジムとプラトンが本当に同学年なのかはめちゃくちゃ気になるのですが(飛び級?)あの年代であればまったく珍しくない不安と孤独と攻撃性が、ほんの少しのボタンの掛け違いでとんでもない悲劇に至る物語。

    ジムとジュディの家は「大人は解ってくれない」と子どもに言わしめる典型例のような家で、けれども愛情をもって子どもに接していた家なのですね。一方プラトンの家には両親もおらず、おそらくプラトンに対する愛情もなかった。ただひとり家にいるメイドはプラトンを大事にしているようなのですが、父親からの養育費の封筒を見つけてしまったプラトンからすれば、金で雇われているというところも引っかかったでしょうし、あのメイドも冒頭での警察署での態度を見る限り、あまりプラトンの言葉に耳を傾けるタイプではなさそうなのですよね。近年、親との死別は子どもの生育にさしたる問題を引き起こさず、一方で親の不仲や離婚などは大きな問題を引き起こす、ということが明らかになってきていますが、プラトンは完全に後者のタイプだったと言えます。

    プラトン役の少年が小柄で、いかにも気弱そうで大変よろしい。プラトンは精神疾患もちで妄想もあるのですが、その彼の不安定さ、生育がうまくいっていない様子を、あの他の子どもたちと比べて圧倒的に未熟な肉体で表現していて、彼が画面に映るたび見ているほうの同情を誘う。ジム役のジェームズ・ディーンは、その死のエピソードでも有名ですが、割と安定した人物に見えます。ジムは攻撃性を持てあます役どころでありながらも、ジュディとのかかわりや、悪い少年たちとの接し方、プラトンとの関係を見るに、彼は年相応の不安定さはもちつつも、非常に人格的にも能力的にも(そして容姿の面でも)多くのものに恵まれた人物に見え、安心して見ることができるのですが、これは役者さん本人の力が大きいでしょうね。ジェームズ・ディーンの経歴を見ても、名門大学に行き、安全運転をし、分別のある青年だったようですから、この安定感には納得がいきます。健全な若者が、役どころとして危なっかしい少年を演じたけれども、この若者本人の持つ健全さがにじみ出ている。少なくとも私には、このジム少年は心身共に健康的で、いかにも将来有望そうな男の子に見え、一般に言われているような、不安定で未完成で危なっかしい少年には見えないのですよね。ジムの周囲では道を踏み誤った人物が複数見られるわけですが、シナリオの上でも彼だけは最後まで踏み誤っていない。ジムと彼を取り巻く少年たちの行動の差は大して違いがないようにも見えるのですが、根本的に性格や考え方がまるっきり違っているということは一目瞭然ですから、あの結末も、さもありなん、という。

    ジムと周囲の少年たちとの違いは、本作では家庭環境、それから友人関係に起因するような描かれ方です。ジュディの「仲間といるときの私の言葉は信じないで」というのはプラトンにもあてはまる。ジムやジュディといるときの彼は妄想の片鱗を見せながらも、そこまで危険な人物ではない。ジムを信じていられる間は、暴力にも屈しない。裏切りの気配に敏感なので、ほんの少しでも裏切りの可能性を考えてしなうと途端に崩れてしまうのがプラトンなのですが、彼も妙にリアリティのあるキャラクターなのですよね。家庭環境に恵まれず、依存的で、一方で残虐性も見せながら、人間の情を解さないわけでもない。裏切られたら途端に態度が変わるところも、過激な行動に出るところも、まさしく医療の対象となるべき少年なのですが、監督さん相当、勉強されたのではないだろうか。

    見出したら止まらず徹夜して見てしまったので感想が充分にかけているとは思わないのですが、とりあえずこれは見て損のない映画ということだけは書いておきたかった。良作です。そして非常に不運なシーンが多い。本当にほんの少しの... 続きを読む

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