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- / ISBN・EAN: 4907953043985
感想・レビュー・書評
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チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家志望の16歳。入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられた高校では、ひっそりと息を潜めてやり過ごすことに注力していた。
ところが、そんな彼の生活は、周囲の学生たちとは関係のない “特別席"で、眩しいほどに輝いていた、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)兄妹との 出逢いにより、一変する。
初めて知る“友情"、そして“恋"―。世界は無限に広がっていくように思えた。だが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へと転がり始める―。
スティーブン・チョボスキーが、原作脚本監督した青春映画。
精神病院に入院していたチャーリーが抱えているトラウマ、陽気でクレイジーなパトリックはゲイであることとフットボール部のブラッドと付き合っていることを隠し、サムは浮気癖のあるクレイグと付き合っているが誠実ではないクレイグと志望大学の試験に悩むなど、悩み事が多いながらも強い絆で結ばれた仲間同士で悩み事に向き合い前進していこうとする等身大の青春模様を、はみ出し者の上級生パトリックたちとクレイジーなパーティーしたり、「ロッキーホラーショー」の上映会をコスプレして楽しんだり、上級生の奔放で繊細な女性サムに片思いして自作のミックステープをプレゼントしたり、サムのためにチャーリーが試験勉強に付き合ったり、クリスマスに秘密のプレゼントを送り合ったり、国語の先生アンダーソン(ポール・ラッド)のおかげで自分に隠れていた文才を見つけ課題図書の感想文を書いて磨いたり、好きでもない女の子と初めて付き合って価値観が違い過ぎて苦い思いをしたり、もし君が壁の花でも自分の魅力に気付いて悩みと青春を分かち合える友がいるのなら学生時代は忘れられない思い出と財産になる、そう思えるキラキラしていてほろ苦い青春映画の傑作です。
チャーリーとサムがキスするドキドキのシーン、デヴィッド・ボウイの「Hearoes」を爆音で流しながらトンネルを抜けて疾走するシーンが、印象的です。
「この瞬間だけは無限だと思えた」
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はぐれもののパーティーに集うのは、
深く傷ついた子どもたち。
傷つきすぎて、
アッパーにならざるを得ない側面と、
どうにかお互いに繋がろうとする側面と、
そこにさえいられなくなったらという恐怖と。
結果的に前向きな瑞々しい青春映画ではあるし、
アッパーにすることで希望を生み出しているが、
実はとても心的外傷の物語。
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あの幻覚は、フラッシュバックですよね。 -
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はじめまして、こんにちは、ぺこさん。
5552と申します。
フォローとたくさんのポチをありがとうございます。
ぺこさんのやや辛...はじめまして、こんにちは、ぺこさん。
5552と申します。
フォローとたくさんのポチをありがとうございます。
ぺこさんのやや辛口のレビューたちの中でのこの作品は評価は☆5つ!
私も好きな作品なのでわーっと喜んでいます。
はじめから最後まで物語の中に浸れました。
エマ・ワトソンの「今のヒット曲ばっかり聴くのダサい、昔の曲がいいわ」みたいな台詞に影響されてそこら辺漁ってみたり。影響受けすぎだろって感じですが。
主人公の初彼女がややおばさんっぽいというか、いまいちなのがリアルだと思いました。
でも主演三人がキラキラ眩しくて...。
また見返してみたい映画のひとつです。
いきなり失礼しました。
お邪魔しました~。
2018/02/01 -
5552さん、はじめまして。
こちらこそ、たくさんのイイネとフォロー、今回はコメントまでありがとうございます!
私は結構好き嫌いが激しい上...5552さん、はじめまして。
こちらこそ、たくさんのイイネとフォロー、今回はコメントまでありがとうございます!
私は結構好き嫌いが激しい上に、良いと思う映画はいつ観ても良いと思うのですが、好きじゃない映画についてはその時の気分や置かれている環境でかなり変わるので、辛口になってしまい不快な思いをさせていたらごめんなさい…。
今回観たウォールフラワーはここ最近観た中で本当に良い作品に出会えた!思えた映画でした。
5552さんも仰ってる音楽もそうですし、本等も出てくるのでその芸術的な部分と、現実的な表現だったりの対比も素晴らしいと思います。
私もはじめから最後まで浸ってしまいました。
また観たいと思いますし、原作も読みたいと思い、アマゾンで欲しいものリストに登録しました(笑)
いつでもまた遊びに来てくださいね!2018/02/01
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壁の花という、誰からも気づかれない弱気で地味な主人公が、なぜかかわいい女の子にモテモテになってしまうという、ある意味王道な、ご都合よろしいラブストーリー。
ヒロインの女の子が何しろ美しく、この女の子に恋するということの魅力だけで映画に惹かれる。
ゲイの友達も少女マンガに登場しそうなキャラ立ちをしていていい味出している。
また、80年代ロック(スミスとかニューウェイブなロック)だとか、ロッキーホラーショーだとか、国語の先生の貸してくれる小説だとか雰囲気づくりも私にとっては心地よく。
両手を広げ車の荷台に立ち、デヴィッドボウイの曲と共にトンネルを抜ける爽快感。甘酸っぱい青春像。ベタベタな表現だけど、このシーンだけで、多分この映画が好きになってしまった。
ここまでベタベタだと、叔母さんの話と、精神病院の話は、正直やりすぎだと思うけど、まあなんとか許せる範囲の演出ということで。
この映画を良いと思ったのは、「韓流ドラマが好き」というおばさま達と同じ種類だと思う。まさか、まだこういう映画にときめけるとは。我ながら不思議。 -
昭和50年に16歳だった私などには理解を超えている部分が多々ありました。もちろん時代とアメリカの物語という大きな違いはありますが。でも、そんな私でも理解できる部分もあります。高校1年の登校初日の緊張感、期待感。男子校で上級生との関わりもなく過ごしたことを考えると羨ましい部分もありますが。
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ウォールフラワー
こう言うロードムービーっぽいオープニングは好きだなぁ〜前々から気にはなっていたけれど、50も過ぎて高校一年生の恋愛モノ…ってのはいささか抵抗があった(笑)
ニーナドブレフもワンカットしか出てこないけどジュリアガーナーも可愛いなぁ〜
高校一年の初日なんて何にも覚えていないけど、こんな風にナーバスではなかった気がするね。
ディランマクダーモットが父親役かぁ〜その昔「プラクティス」のファンだったよ。面白いドラマだった。
食卓を囲むみんなが口を揃えて高校一年目はキツいみたいな話で彼を宥めているけど、そんなに気にしてあげなきゃならない程、米国では高一ってヤバいのかな?まぁ大人しいとオタクは米国の学校ヒエラルキーの中では必ず底辺だわなぁ〜
嗚呼、やっぱりハリーポッターのすぐ後の作品だけにハーマイオニーが抜けきってない感じだなぁ〜エズラミラー君は軽薄そうだけどカッコいいなぁ〜声がデカいけど力を鼓舞するようなタイプじゃ無いのが良い。
米国のパーティ文化ってのは大人になる為の嗜みを身につけるような場所ですよね。社交とかハメの外し方を学ぶ場だったりするんだよね。こう言う文化は退廃的な側面も併せ持っているけど本作ではとても良い要素として描かれていて安心する。誕生日、クリスマス、友達とも家族とも幸せで良いですね。ハッパくらいだと悪いとは思わないけど、LSDは…
清濁合わせ飲むような最高のハイティーンライフってとこですかねぇ〜
仲間に恵まれることは本当に素晴らしいことですよね。けどこれが高校生の日常だって言うのはちょっと日本では信じられないくらいに派手でぶっ飛んでますよねぇ〜(笑)
でも高校生で将来ロビイストになりたいとか言えるってスゴイし、LGBTだったり、人間関係もドロドロだったり、やたらドライだったり、とても高校一年生の一年とは思えない…余りに複雑すぎて…でも一緒に過ごして来た仲間はみんな高三だって言うのも変な気がしてならない。選択科目っていうのは一年生で取っても三年生で取ってもいいんだね。だから三年生と一年生が同じ教室で授業受けてる…そんなことが起こるんだし、友達を作れるかどうかって結構深刻な問題になるんだな…
人間関係と言うのは年齢何てまったく大事ではないんだね。ハイティーンでそんなことをちゃんと理解しているのって非常に羨ましい。良くも悪くも学年の違いが上下関係の基礎となってしまう日本のヒエラルキーとは相入れない個人対個人の人間力勝負なところがいいよね。もちろん楽じゃぁないけど、自分という人間の確立にはそれは凄く良いと思うなぁ〜
なかなかいい作品でした。主人公たちは高校生だけど、そんな事は全然感じさせないくらい大人びてるし、現実やたらハードな側面をみんな持ってたりするのがスゴイ。これはあくまでも映画だから設定として見ていていいのか?これくらいハードなバックボーンがあるのは普通なのか…判断がつきませんわ。まぁ何か為になる映画って感じじゃないけど、少年少女の成長譚としては面白かったです。 -
すごくよかった!!
いわゆるはみだし者、友達がいない15歳の男の子が高校に入学して、そこで自分と似たようなはみだし者の仲間を見つけて仲よくなっていって、って話なんだけど、ほろ苦い青春モノで。
過去のトラウマとかドラッグとか自殺とか、暗い部分もたくさんあるんだけど、いかにも青春って感じの楽しい場面がたくさんあって、楽しくて美しくて悲しい、みたいな。
舞台が1999年なので、懐かしい感じもあり、流れる曲もみんなよくて。
「ロッキーホラーショー」を上演するっていうんで、舞台の一場面が見られたのがなんかうれしかった。
エマ・ワトソンがすごくかわいいし、国語の先生役のポール・ラッドもかっこいいし、ジョーン・キューザックまで出てきたし。
原作の小説では、もっと文学や映画の話も出てくるというし、いつか原作も読んでみたい。 -
シャイで友達がいないチャーリー。ひょんなことからパトリックとサム兄妹の仲良くなり、高校生活が楽しくなってきたが。
なんと言っても、エマ・ワトソンがキュートすぎて…エズラ・ミラーも良い味を出してます。
物語は青春モノというよりは、虐待・トラウマもの。単なる冴えない高校生の友情物語ではありません。
ただ、匂わせが過ぎて一寸わかりづらくもあります。デヴィッド・ボウイの「ヒーロー」は最高です。 -
やっぱりトンネルのシーンが象徴的で印象的。高校生の未熟さっていうのは、痛々しいようで結局何かをぶち破って新たな局面に堂々とのし上がれるだけのエネルギーがあるから結果やっぱり良いんだよね。
100分ちょっとの中に色んなエピソードが盛り込まれ過ぎてる感もあって多少騒々しいが、パトリックはこの映画に確実に必要だった。