影踏み (祥伝社文庫) [Kindle]

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著者 : 横山秀夫
  • 祥伝社 (2007年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (241ページ)

影踏み (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 【双子、闇の中。】
    どんどん面白くなるお話。
    オーディオブックで読了。
    アフターストーリーも気になります。

  • オカルトなピカレスク。

  • ノビ師という、家の主が在宅している家に入り盗みを働く泥棒の話。この泥棒には、死んだ双子の弟、啓二という人物がいる。その啓二は、主人公であるノビ師の真壁修一の頭の中で、独立した意思をもって存在している。多重人格とは違い、体を乗っ取るとかではなく、頭の中で修一と啓二が会話できるということ。
    この設定と、無骨な感じでありながら義理堅い主人公がなかなか面白かった。

    真壁は、刑務所から出て、自分を通報した家の女を探しだそうとする。その女は当時、真壁が侵入した際起きていて、夫を殺そうとしていたはずだった。しかし、殺人事件などの形跡はなく、その真相を知るため、女を探すのだった。


    先々で登場人物が死んだり、ヤクザが出て来てヤクザにボコられたりと、少し群像劇っぽかったけど、最後には啓二は頭から消えてしまった。それは、母親の心中に巻き込まれたのではなく、啓二の意思で燃え盛る家に残ったからであった。啓二は母親に殺されたと思っていたのだが、そうではなかったからか、真壁の憎しみが啓二を頭のなかに作り出したのだろうか。

  • 一編完結のシリーズもん。盗っ人の本なんで、スカッとはしないが。

  • 設定が面白い。双子の弟が頭の中にいる双子の兄。
    もともとはエリートコースだったが、弟が窃盗で逮捕されたことで、人生が狂い始める。

    自分が双子のため、ちょっと気になる話。
    ただ、自分の場合にはそこまで弟との距離はちかくない。

    悪だけど、一本筋の通った主人公はなかなか良かった。

    続編はありえないと思うのでちょっと残念。

  • 「ノビ師」とは、深夜寝静まった「人のいる」民家に忍び込む泥棒のこと。「ノビカベ」の異名をとる「ノビ師」真壁修一の連作短編集。
    「双子というものは、互いの影を踏み合うようにして生きている」
    修一の中には、亡くなった双子の弟の「声」が同居し、会話しつつ物語は進行する。
    切ない話だった。
    (電子書籍 kindle)

  • アマゾンで読んだ。ハードボイルドでまあまあ面白かったが、刑事ものの方が好きかな

  • 濃くて重くて、けれどどこか爽快な小説だった。
    部屋に忍び込む描写ははらはらする。

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    2016/05/18-- 再読
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    2007/02/12-- 初読(単行本)
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  • ノビ師という泥棒を主人公にした,異色の連作短編集。「ノビ師」というのは,「空き巣」と違って,深夜寝静まった「人のいる」民家に忍び込む泥棒だそうだ。主人公ということで,単なる盗みに焦点を当てるのではなく,ノビ師の技術を使って様々な事件を解決していくというストーリーである。ちょっと屈折した,頭の良い主人公がクール。経緯は説明されないが,昔火事で死んだ双子の弟の魂が,内耳に住みついているという設定で,ここが各編を繋ぐ縦糸になっており,単なるダーク・ヒーロー物ミステリーとは一線を画している。この作家の文章は,売れっ子ミステリー作家にありがちな軽薄さがほとんどなく,気持ちよく読める。

  • 横山秀夫は、最近すごく気に入っている作家。どの本だったか、解説に「贅肉のない文体」と書いてあったが、ほんとにそうだ。
    書く文章も、自分自身も贅肉たっぷりの私は、こういう文章にすごくあこがれる。いいなあ。

  • 「トノカベ」と呼ばれる家屋忍び込み泥棒のプロ、真壁修一を主人公にした連作ミステリー短編集。

    横山秀夫は短編ミステリーの名手と思うが、この作品は異色。
    まずは、主人公を泥棒にしたこと、15年前に母親に無理心中で焼死させられた双子の弟が真壁の中耳に棲みこみ、「相棒」となっていること。凡作であれば、トホホな展開となりそうだが、さすが横山秀夫、面白い短編集となっている。

    主人公は元々は司法試験にも受かる実力をもった秀才。しかし、弟の焼死に対し両親を許せずにいて、泥棒稼業を続けている。
    主人公は非常にストウィックな人物に描かれていて、日本の地方都市を舞台にした、ハードボイルド小説としても読める。

    この短編集は、泥棒稼業をしている故に主人公が巻き込まれる事件を、いかに真壁が解決してゆくかというもの。舞台は町内の闇社会であるが、闇社会の仕組みがわかりやすく、かつ何気なく説明されていて、リアリティーがある。また、闇社会独特の語彙がしばしば出てくるが、語源が面白い。また、表紙にあるように、主人公の移動方法は主に放置自転車。このあたりの、小説の雰囲気は、個人的には好き。

    一事件、一短編という構成になっているが、真壁と恋人との行方、15年前の無理心中事件の真相が、各短編に絡み合い、最終編の大団円に向かい収束してゆく。
    派手さはないが、読んで損はないと思う。個人的には好きな味の★4つ。

  • 7つの連作短編集である。
    うーん、小説をあまり読まないので評価しづらいのだがオチがイマイチの気がした。
    主人公の推理と強さの個性は面白いのだが・・。

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