マイ・マザー [DVD]

  • 165人登録
  • 3.75評価
    • (15)
    • (28)
    • (23)
    • (5)
    • (0)
  • 24レビュー
監督 : グザヴィエ・ドラン 
出演 : グザヴィエ・ドラン 
  • TCエンタテインメント (2014年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571390736801

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

マイ・マザー [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ★~息子と母親・・・愛情のからまわり~★

    母親を憎んだことは・・・
    1秒か1年かは分からないが経験あるだろう。

    母親も僕を憎んでいるんだという、17歳の息子ユベール。

    そんな息子の態度にまんまとのってヒステリックになるママがまたスゴい。

    不安定な時期の息子と正面からぶつかれば衝突は免れないなぁ。

    寄宿学校の校長からおたくの息子が失踪した、
    わが校では前代未聞の事件だという☎連絡に対し、

    このママのブチ切れ方は、それはそれは凄い!閉口もんです。

    散々喚き散らした挙句、
    「あんたなんか赤いパンツ穿いて、
    ピンクの靴下穿いているような男なんでしょ!!」って的外れな暴言。

    例えそうだとしても、それのどこがいけないのぉ?

    しかし、この親子よく喋る、
    罵り合いでも会話があるうちは大丈夫だと思った。

    最悪なパターンは無視だ。
    無視し合う親子は救いがない。

    監督、脚本、主演はグザヴィエ・ドラン19歳
    脚本は17歳の時に書き上げ自ら主演を務める。

    母子家庭、ゲイ、思春期・・・

    自叙伝か

  • 母親を一度は憎んだことがあるだろう。
    みんなそれを忘れているだけだ。

    「あ、これ自分じゃない??」って思った。と同時に、みんな同じこと一度は思うんだなってちょっとホッとしてる自分がいた。
    母親と息子が喧嘩で言い合いしてるシーンはなんだか昔を思い出されるようでグサグサ刺さった。
    今だから冷静に見られる映画だなと思う。

  • 「17歳 僕は母を 殺した」


     『わたしはロランス』で注目を浴びたカナダのケベック出身の新鋭、グザヴィエ・ドランの監督デビュー作にあたるドラマ。

     母親と2人で暮らす少年が、彼女を愛しながらもその存在を拒否してしまう複雑な感情に悩まされながらも成長する姿を見つめる。グザヴィエが監督と脚本のほか、主人公の少年ユベールを好演してハイティーン特有のいら立ちを見事に体現。親との愛憎という普遍的テーマを鮮烈なタッチで描破し、観る者に言いようのない後味を与える彼の手腕に感嘆してしまう。



     17歳の少年ユベール・ミネリ(グザヴィエ・ドラン)はカナダ・ケベック州の何の変哲もない町でごく普通に暮らしていたが、ここのところ自分の母親が疎ましく思えてどうしようもなかった。洋服やインテリアを選ぶセンスのなさ、口元には食べカスをつけ、口を開けば小言ばかりと、母親の一挙手一投足が癪に触っていた。母親を受け入れ難く思う一方、理由もなく苛立ってしまう自分にも嫌気がさしていた。
     そして母親のことを、愛情表現が素直にできず、ユベールのことをコントロールしたがるくせにそれについて罪悪感を抱くような自己矛盾があると分析する。かつては大好きだった母親への憎しみは日増しに膨れていく中、ユベールは夕暮れのセント・ローレンス川沿いの土手に腰をかける母親を偶然見かける。その光景は無垢だった幼い頃に見た情景と重なり、安心感を覚える。そんな幼少期への郷愁と折り合いをつけるべく、ユベールはある行動に出る……。

  • ちょうおもしろかった…交わらない親子関係系、反抗期を切り取った確執親子ムービー!わたしも似たようなことしたし似たような選択もしたから胸が痛かったのとちょっと思い出して泣いた笑
    むつかしいよね親子は

    「母も親に向いてないけど僕も息子に向いてない」はアーーわかる…ってなった
    その感覚すごくわかるなー
    そもそもなー ひとりの人間としてみたときにそのやり方はどうなの、っていう、全員正解がわからないけどこれが正しいとおもって続けるしかないっていう恐ろしい子育てゲーム

    少年は残酷な弓を射るのエモーショナルバージョンがマイマザーなかんじ

  • 初ドラン!!まずはデビュー作。
    思春期の男の子とお母さんのはなし。
    彼自身が息子を演じているのだけど、息子のだけじゃなくて母の苦悩も描けているのがすごいなとおもった。
    思春期ならではの自分勝手な純粋さが可愛い。てゆうかドラン可愛い。

  • キャストや内容が、mommy(同監督)とかぶってた。他のテーマのものもあるようなので観てみたい。

  • 特に実験的でもなく、ストーリーが面白いわけでもなく、映像が斬新なわけでもないのに飽きずに見てしまうのはなぜか。

  • I Killed My Mother
    2009年 カナダ 100分
    監督:グザヴィエ・ドラン
    出演:グザヴィエ・ドラン/アンヌ・ドルヴァル/スザンヌ・クレマン/フランソワ・アルノー/ニールス・シュナイダー
    http://picturesdept.com/jp/titles/mymother/
    https://www.facebook.com/XDolan1st/

    目黒シネマでグザヴィエ・ドランの母もの二本立て。ちょっとミーハーだけど、今グザヴィエ・ドランがマイブームでそしてアイドルです(笑)自分にとっての洋画アイドルはロードオブザリングの頃のオーランドブルーム以来かも。わかりやすく甘ったるい美形に弱い。ただドランに関しては、見た目だけでなく勿論、監督としての才能のほうにも惚れ込んでるんですけどね。

    閑話休題。こちらはドラン19歳当時の主演・監督デビュー作。19歳でこのセンスは本当にうならされる。不謹慎ながらドランの可愛いさに終始ニヤついてるだけで100分鑑賞することも可能なんだけど、それ以上に純粋に内容に引き込まれてしまった。

    けして目新しい題材ではない、母子家庭の母と思春期の息子の擦れ違いと葛藤。とにかく口を開けば喧嘩、口を開かなくてもイチャモン、悪気はないけどヒステリックで高圧的な母、束縛から逃れたい16才の少年。実は特別な親子ではないと思う。ユベールは親友で恋人のアントナンの母親が放任で自由なことを羨んでる風だけど、あっちのほうが実は特殊。私個人としてはユベールと母親の関係が、かつての自分と母親の関係と重なって、ユベールにとても共感できました。

    憎んでいるわけではない、憎みたいとも思ってもいないし、愛していないわけでもない、でも全てを許せるほど寛大にはなれない。愛されていないとまでは思っていないけど、それが無償だとも思っていない。「今日僕が死んだら?」というユベールの問いに、母は「明日私も死ぬわ」と返す。それは本心で、偽りはない。にも関わらず、母は息子を寄宿学校へ追い払うのだけれど。

    レオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたエピソード、同性愛者であることなど、自伝的要素が多かったと思われるけど、映画としてきちんと客観的に(母の心情まで)処理してあるのはすごい。ただ10代の鬱屈をぶつけたというわけでなく、俯瞰で語れるのが監督としてのドランの強みでセンスの良さなのだと思います。

    あと個人的に「胸騒ぎの恋人」でも美形っぷりが際立っていたニールス・シュナイダーが、こちらにもちょい役で出てたので得した気分。ユベールに言い寄る寄宿学校の生徒役なのだけど、ユベールは恋人がいるので靡かない。勿体ない(笑)

    音楽の趣味も非常に良かったです。https://www.youtube.com/playlist?list=PLkkfxAq4JPK_o2_6b6kTI5KqWWSPFJk_j

  • 相容れない価値観を持った相手が絶対的に切れない繋がりを持った母親という相手、というジレンマ。
    愛してるけれど憎いという普遍的ともとれるアンビバレンツを綺麗に描いてた。

    ドランの映画には常に相手と対話しよう理解しようという姿勢とソレを拒む感情や、世間の対立の葛藤が感じられるなー。

    葛藤しあう二人だけど、最後は共通の思い出の中で隣に座り合う。台詞はヒトコトもないし、多分終わりのある問題ではないけど一応の答えなんだろうな。

  • 彼氏が嫉妬するほど強い親子の結びつき。観ていて嫌気がさすほど母と息子はべたついていてる。近親姦のタブーは必要だから存在するのだ。
    母と息子の病的な結びつきを断つことが父の役割であるが、映画のような母子家庭はもはやごく一般に見られるものであり、そうすると父の代わりに「へその緒」を断つ者が現代では必要なのではないか。

  • ドラン若干19歳にしてデビュー作。凄い…。テーマは母とゲイの息子の葛藤の物語。父と息子、母と娘のテーマが多いように思う中で、母と息子またゲイという性癖が与える壁…互いに愛してるのに歩み寄っては拒絶され衝突を繰り返す親子の関係がリアル。この微妙な関係を17歳当時のドランが脚本を書いたというのが驚きだ。私なんかが観てもドキリとさせられる母親の心情がそこにはある。まだドラン作品を観たのは二作目だが音楽と比喩的に使われる映像感覚が今回も素晴らしく、ジェームスディーンの映像やドラン扮するユベールの部屋に飾られるリバーフェニックスのポスターにもニヤリとさせられる。恋人とドリッピングしたり花嫁姿の母親を追いかけるシーン、親子の過去の映像と共に佇むラストも印象的だ。

  • 母親を愛しながらもその存在を拒否してしまう息子ユベールの物語。どこにでも転がっていそうな思春期の息子と母親の、不安定ながらも成長していく日々を切り取った作品。とはいっても青臭さを感じないのはドラン監督のセンスか。

  • わたしはロランスを観てからすっかり魅了されたグサヴィエドランの処女作はまさにセンスの塊な作品。こんな映像誰にも撮れないよ。甘美でときに暴力的で切なく哀愁漂う作品。ところどころの鮮やかな芸術が目にいいスパイスを与えてくれる。
    母と息子。母はどこか感情失禁気味なところがあって、人格障害なんじゃないかなというくらい言ってることや行動がハチャメチャ、支配力がハンパない。そして十代の息子はそれに振り回され葛藤しながら生きる同性愛者。
    親子って血が繋がってるから尚厄介。うまくいかないものはいかないのに、毎日顔を合わせ共に生活をしなくてはいけないからね。
    面白い面白くないではなく、センスがいい。映像美もそうだけど音楽も。ジャクソンポロック風のドローイングのあの映像はチカチカしつつも良かった。あとバスのシーンの手ぶれ感もなんか好き。今後が楽しみすぎるね。

  • 今日僕が死んだら?
    明日私も死ぬわ

  • この監督のセンスや表現がすごいです。次も観たい。

  • これは良い映画!すごい好き!視線や演出がシンプルで、見てて主人公の気持に素直に共感できた!ゲイの事とかもフラットに描かれている印象もあって、その辺も好きだった!身近な問題がテーマになってるけど、映画として綺麗に作られてるところも好きだなー!

  • 若き監督グザヴィエ・ドランのあか抜けた才能とでも言うべき感性にときめく。

    「わたしはロランス」よりも、
    この「マイマザー」の方が全体的に好きなのだけど、
    ラストがどうにもいまいちだった。

    けれどラストに向かうまでの一つ一つの動き、言葉、
    母と息子それぞれのザラついた感情に、痺れた。

  • 以前から気になっていた、グザヴィエ・ドラン監督の作品を鑑賞!

    19歳としては中々の出来映えかと全体的にみて思います。本作での準主役である母親は、ちょっと日本人からみるとヒステリックな気がしますが、ああいうものでしょうか?ね・・・。どう足掻いても子離れ出来ない親が
    一人息子に過干渉して、息子はそれに応戦して吹っ切ろうとするもんだから軋轢ハンパない状態に!!

    またポイントとなるのが、主人公の青年が同性愛者であるという事。監督兼主役が実際にそうであるため非情にリアルに同性愛の恋愛が上手く描かれてたかな〜と思います。

    ストーリ的には青臭い親子愛ですが、終盤の母親には
    私的に愛すべき滑稽な一面が感じられて来ました。
    もはや口喧嘩一つ一つがコントの様におかしく見えてきてしまいます。

    映画の出来を左右する上で画のアーティスティックな風合いはセンス有り!!母親のどぎつい服装も、ある意味
    センスありです。

  • 2009年 カナダ

  • 母親と二人暮らしの青年が、母を愛しながらも憎悪の感情を抱いていく姿が印象的。多感な時期特有の母に対する憎しみ...。血が繋がっているからこその愛憎劇が心に染みます。

  • この母親は完全に人格障害なんじゃないかと思う。
    母親を愛することはできない、でも愛さないでいることもできない、っていうのが印象的だった。

  • 母と子の関係を描いた映画はたくさんあるけど、こんなに切実に、期待して裏切られて悔しくてでも嫌いになれなくてまた期待してでも好きにはなれなくて、っていう感情のループを描いた映画はなかなかない。
    女というだけで、男というだけで、期待されるものと自分の素質が一致しないで生きて行くのは辛いよな。
    あと、母は“子どもは何も話してくれない”と言うけど、母こそ何も自分のことを自分は話す必要がないと思っていて、それではずっとわかりあえないよね。と思った。

  • ユベールと10代の自分のかぶることが多くて、歯痒さを覚えずにはいられなかった。

    母を愛すことも、愛さないこともできない。いや、愛しているときもあれば、愛せないときもある。17歳というのはとめどく起伏が変化する、忙しいのだ。対して母は、息子の文句に耳も傾けず、一見さほど大して悩んだ様子も見せない。しかし、母は息子と向き合うことを避けているだけなのだ。母に「今日ぼくが死んだらどうする?」と怒って訊くのだが、ユベールが立ち去ってから母が「明日わたしも死ぬわよ」と言う。当分この2人は解り合えないのだ。2人とも相手のことを解っているつもりなのだが、言葉にして伝えないが故に、2人の対立は続く。

    当時19歳のドランが、現実から神話世界に至るまで<母>という絶対的存在に、ここまで真摯に向き合っている。冷めた言い方をすれば、<17歳><母>とい存在をうまいこと処理している。大人ですら失敗しうる<母>との対面を、<17歳>の自分との対面を、見事に再現している。
    ファストモーション、スローモーションにくわえて、モンタージュや大量のカット割り、スタイリッシュな音楽、若さのエネルギーが溢れるのと同時に、確立された世界観、処女作と信じたくないほどの才能を見せつけられた。

全24件中 1 - 24件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

マイ・マザー [DVD]を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

マイ・マザー [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

マイ・マザー [DVD]を本棚に「いつか観る」で登録しているひと

ツイートする