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感想・レビュー・書評
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<感想>
例えが秀逸で指摘が的確。自分の感覚が言語化されていて驚いた。また、言語化されていることで、この感覚に陥っているな自分だけではないと分かり心強い気持ちになる。
解決方法もシンプルで、「見られる側」から「見る側」へ変われば良いことが分かった。意識が自分に向くから他者の視線が気になるのであって、外部に興味を持てれば自分の欠点を気にしている余裕もなくなるはず。
<アンダーライン>
・「人見知りの人」というのは「自分だけが裸で街を歩いていると思っている人」
・「評価される不安」と「見透かされる不安」
・予期不安
・緊張してドキドキしたり汗をかくのは、動物が天敵に出会った時の「戦うか・逃げるか反応」なので、体が正常に機能している証拠
・人見知りの恐怖は、見られることの恐怖です。ということは、見る側に回れば見られる恐怖はなくなることになります。
・完璧を求めると必ず減点主義になります。
・リスクの過大評価詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近はだいぶマシにはなってきたような気もするけど、かなり人見知りな人間だと思ってるので読んでみた。
まあでも、この本に書いてあるように、日本人のほとんどは自分のことを人見知りと思ってるんだろうなと思う。ただ、誰しもそういうところがあるというのは分かるけど、それでも自分は客観的にみても人見知りだろうなと思う。そのせいで、大学生の時は友だちできなかった(大学内だけでなく、バイト先でもできなかった)。
なので、この本に書いてあることに、「あるある」と思うことも多かった。全くの初対面より二度目のほうが苦手とか、褒められると嘘だと思い、批判されると本気にして落ち込むとか。
ただ、中には「それは重症だろ」と思うことも。「タダで話を感じるのが悪いと思う」というのはないかな。自分がうまく話せなくてがっかりさせてしまうのではないかと思うのは確かにあるけど。
後、周りで話している笑い声が、自分のことについて話していて笑われてるのではないかと思うことはあるけど、テレビのニュースの指名手配が自分のことを話しているように感じるというのはさすがに無いかな。でも、近所の人のインタビューで「真面目でこんなことをするような子とは思わなかった」というのを聞いて、自分のことかと思うことはある。
母子が描かれた浮世絵と西洋で描かれる「聖母と幼いキリスト像」の絵を比較すると、浮世絵が向かい合わず並んで描かれているものが多いのに対し、聖母と幼いキリスト像は向かい合っているものが多いらしい。この話は面白かった。それだけ日本人は向かい合うのが苦手ということらしい。
ちなみに、スピーチ前や緊張する人と会う前は、冷たい水を飲んで呼吸を整えるのがいいらしい。今度朝礼の時は試してみようかな。いまだに朝礼当番のとき、始まる前は微妙に呼吸が荒くなるし、話してるときは汗が止まらないので、なんとかしたい。
それと、人見知りのタイプにもいろいろあるようなのだけど、その中でも自分は雑談恐怖タイプにあてはまるかもしれないと思った(他のタイプがあてはまらないというわけではない)。本当、雑談ってなぜかうまく話せない時がある。後になって、ああやって話せばよかったと後悔することもしばしば。うまく雑談や世間話ができるようになりたい。
ところで、本題とは関係ないのだけど、一部を見ただけでそれをすべてと思いこむという話の中で、「映画『タイタニック』だけを見てディカプリオを判断するのはもったいたいことです。」と書いてあって、これはタイタニックのディカプリオはダメということなのか? と思った。自分は知らないけど、あのディカプリオにたいして、否定的な人は多いのだろうか。
後、人見知り克服のために、人見知りの人が克服できる場面をシミュレーションするという話もあって、一人でパーティーに出席するというのはなかなかハードだなと思った。しかも、この話の主人公は受け付けで名前を書くのも苦手でクレジットカードも作らない人。しかも、パーティーを誘ってきた知人は急用でいけなくなったという。いやもうそれ、自分も行かなくていいだろと思うのだけど、なぜか行かないのが悪いと思ったらしく、行くことになるという。しかも、話をしないでテーブルにいると気が弱い人と思われそうで、食べ物をとりにいくけど、飲み込める自信がないという。そしてせっかく話してくれてきた人がいても、「私なんかに話してくれなくていいです、ありがとうございます」という断り方。なんというかいろいろひどい。
こうやってみると、この本の対象は自分なんかよりかなり重症な人見知りの人なのかなと思った。のだけど、鏡を見るのが苦手な人は症状が重い方と書いてあって、やっぱり自分は症状が重いのかと思った。鏡ってどうにも苦手でちゃんと見れない。現実直視した気分になって、全く鏡を見ないですごす日も多い(むしろ、そのほうが多い?)。まあ、風呂場にしか鏡がないというのもあるのだけど。
後、人見知り克服リストとかあったけど、これぐらい別に大丈夫だろと思うことも。行きつけのバーをつくるというのは勇気いるけど、一人で映画に行くはできるよなと。ただ、彼女の用事がある日を指定して映画に誘うのはハードルがかなり高いと思った。断れると分かってるから大丈夫ということだけど、自分が逆に立場だったら申し訳なく思うので、そんなことやめてほしい。 -
こういう類の本は結構読んでいるつもりだが、人見知りをフォーカスした本は初めてだった。
自分の人見知り度合も分かる。
私は人前にでると、とてもハイテンションになり面接とかでも道化のようにヘラヘラしてしまう、無意識に。
それがなぜなのかこの本には書いてあり、大いに納得した。
原因が分かれば治せそうな気がする。
人見知りは人の目を見れないという。
私はその辺は全然平気なのだが、「この人嫌い!」と思うと、目が見れない。
なぜだろう、なぜだと思いますか?
読書ログの人は本をたくさん読んでいるので、ぜひ聞いてみたい。
精神科医とか色々な考え方の人がいるなぁと思うと同時に、この人は自分に合うような気もする。
とても良い本だ。 -
Kindle版がセールになっていたので購入してみた。
患者さん用。これだけじゃ改善は難しいと思う。