芽むしり仔撃ち(新潮文庫) [Kindle]

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著者 : 大江健三郎
  • 新潮社 (1965年6月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (187ページ)

芽むしり仔撃ち(新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2017/10/02

  • 大江健三郎はじめての中編小説。疎開地を求めてさまよう感化院の生徒たちがたどり着いた森の奥の部落では疫病の流行が始まっていて、彼らは隣村に避難する部落民に見捨てられる。無人となった部落を掌握した彼らは一時的な高揚感に包まれるが、結局仲間の疫病発生の混乱の中、もどってきた「大人たち」に権力を奪われ、大人に従うことを拒否した「僕」は大人たちに狩られて絶望の中雪山に逃げ込んでいく・・
    例によって「森」が舞台ですが、後の小説のような「生」を生み出す活力の元ではなく、無理解と暴力の場として描写されています。それ以前の短編と比べると小説としてのまとまりが感じられる作品です。

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