燃えあがる緑の木―第三部 大いなる日に―(新潮文庫) [Kindle]

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  • 初読。kindle。第一部、第二部と苦労しながら読み進めてきたが、第三部に入って一気に物語が加速していく。ラス近くのスピード感は他の作品ではあまり感じられないものだった。原発に関する大江さんの考えが、この頃からきちんと語られていたとは知らなかった。読むのに本当に苦労するんだけど、読まなきゃダメと自分を奮い立たせる数少ない作家さんです。

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著者プロフィール

大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。

「2019年 『大江健三郎全小説 第13巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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