キレイゴトぬきの農業論(新潮新書) [Kindle]

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  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • デマ東大教授・元農水大臣などと比べては悪いのですが、マトモです。
    以下が書かれていて、あ~神話ですねと同意。

    神話1 有機だから安全
    神話2 有機だから美味しい
    神話3 有機だから環境にいい
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/487778957.html

  • 新規就農が増えないのは、土地と人の流動化がされてないから
    作物の味は
    旬、品種、鮮度
    で8割決まる。

  • 筆者の講演が面白かったので、
    帰宅中の電車内でKindle版を購入しました。

    「小さい農家」が「どのように事業を持続していくか?」、
    という点が徹底的に突き詰められており、
    農業関係者のみならず、ビジネス全般に関する
    ヒントが散りばめられているように感じます。

    本書スタートより
    ・有機農業にまとわりつくイメージ
    ・消費者の嗜好
    ・同業者の戦略
    ・農業界の抱える問題点
    等を冷静に分析しながら筆者なりの考えを
    分かり易く提示し、終盤は
    ・なぜ自分には農業なのか?
    という筆者自身の想いが語られています。

    物語的な面白さを含んだストーリー構成となっており、
    非常に読み易く、読後に筆者の主張が頭に残ります。

    なお、すぐに感化される私は読後に早速
    久松農園さんの野菜セットを注文しました。

    “みさきキャベツ”、初めていただきましたが、
    今まで食べたどのキャベツよりも夢中で
    食べてしまいました。

    ごちそうさま。

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著者プロフィール

株式会社久松農園 代表取締役。1970年茨城県生まれ。1994年慶応義塾大学経済学部卒業後、帝人株式会社入社。工業用繊維の輸出営業に従事。1998年農業研修を経て、独立就農。現在は7名のスタッフと共に、年間50品目以上の旬の有機野菜を栽培し、契約消費者と都内の飲食店に直接販売。ソーシャル時代の新しい有機農業を展開している。自治体や小売店と連携し、補助金に頼らないで生き残れる小規模独立型の農業者の育成にも力を入れる。著書に『キレイゴトぬきの農業論』(新潮新書)がある。

「2014年 『小さくて強い農業をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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