映画「立候補」 [DVD]

監督 : 藤岡利充 
出演 : マック赤坂  羽柴誠三秀吉  外山恒一  高橋正明  中村勝  櫻井武 
  • 日活
3.79
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953053816

感想・レビュー・書評

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  •  マック赤坂の大阪県知事選を中心に様々な泡沫候補を追った異色のドキュメンタリ。

     これは選挙というカオスだなぁ。
     明らかにウケを狙うことを優先し過ぎてるマック赤坂。彼を始め多くの泡沫候補は300万円の供託金を払い本気なのだが、そこに政治的な意味があるようにはなかなか思えない。まぁでもそれは主要候補の選挙活動にも言えることなのかもしれないが。。。
    基本的には笑える映画なのだが、このラストシーンを見て泣かない人などいるのだろうか? これはすごい、というかもうずるいと言えるくらいのいいラストだった。

    「選挙に行こう」と呼びかける前にこの映画を見よう。

  • 泡沫候補マック赤坂の下劣さを良くあらわした映画。
    外山亘一や羽柴はちょっとしか出ない。

    どんな人でも立候補できる社会はいい社会だとは思うが…
    もうちょっと主義主張がまともだけど当選できない候補者にスポットを当てて欲しい。

    選挙権持った高校生に見せたら興味持つんじゃないかな?

  • 2011年大阪府知事選。立候補届当日に現れた3名の本命と目される候補他4名の場違いとも言える泡沫候補達。それぞれなんのために300万円の供託金を支払って立候補するのか?
    マック赤坂の選挙活動を中心に,YOUTUBEで脅威の視聴回数をたたき出した外山恒一,選挙へ何度も立候補している羽柴秀吉へのインタビューを交えて話は進む。
    一見笑いをとりに言っているとしか思えないマック赤坂。彼が街頭演説でまじめに主張しても誰も,足を止めない現実と直面し,いかに知名度を上げるかということを考えて今のスタンスをとっていることが伝わってきた。あれだけ「帰れ」だの「ごみ」だのやじられても選挙を続けているのは,信念があるからとしか思えないと感じてしまう。
    大勢の支援者が集まる中で演説する安倍晋三,橋本徹。それを見つめるマックの表情が印象的。
    ずっと観たかったドキュメンタリー。画像や音声は荒いがなかなか楽しめた。

  • とにかく観ながら衝撃だった。いわゆる泡沫候補たちはいったい何がしたいのか。マック赤坂の政見放送といい、単に目立ちたいだけじゃないのか。ところが、言うことはみなまともなのだ。まともというのは、実際に力をもった橋本徹とか安倍晋三といった候補者よりかずっと、本気で他者のことを考えているという意味。それはほとんど祈りだ。橋本=安倍の高圧的演説を前に、ふと悲しげな表情を見せるスマイル党総裁のマック赤坂は、胸にこたえる。また、彼の息子の叫びも切ない。共感は得られないかもしれないけれど、アニメ「火垂るの墓」並みに号泣した。本作を観ていると、次第に橋本=安倍もまた泡沫候補の演説の下手な一員のように感じられてきて、まじめくさっていて演出がまだまだ足りないな、という感想すら抱いた。

  • 2013年 日本
    監督 藤岡利光

    マック赤坂、羽柴誠三秀吉、外山恒一

    選挙に立候補した人の中で泡沫候補者と言われる人の選挙戦を追っかけたドキュメンタリー映画。
    特にマック赤坂を追っかけてます。

    泡沫候補者とは「当選する見込みが極めて低い候補者のこと。特殊候補とかインディーズ候補とも呼ばれます。
    当選もしないのに供託金300万を払って毎回、立候補する。供託金はたぶんほぼほぼ没収されていると思う。
    なのに彼らは立候補する。と言って頭に浮かぶのが羽柴秀吉とかマック赤坂。

    本作も二人が立候補した2011年の大阪府知事選の立候補受け付けくじ引きから始まります。(一番をひいたら選挙ポスター1番のところにポスター貼れる)

    始まりは何だかウダウダ始まってなんだこの映画!!って思ったんだけど、マック赤坂が強烈過ぎておもしろい!!
    何なんだこの人。

    大体泡沫候補と言われる彼らはどんな信念があって立候補するのか。
    マック赤坂は京大出て伊藤忠に20数年勤めて独立し、レアアースで一儲けした人。
    商才あり、頭いい、、、、、はず(笑

    息子さんがインタビューで「もっと選挙運動期間中に政策を訴えないと」って答えてました。直球、ドストライクなもっともなご意見。
    だってマック赤坂、、、ずっと街頭で歌ってるんだもん。

    梅田の地下街でずっと歌ってる、、あぁ大阪におったらこんな面白いもん見れたんや、大阪人でいたかったなぁなんて思ってたら次の瞬間、京大前とか四条通りで通行の妨げとしか取れないような演説やってたり(いや、演説ではなくタンバリン叩いてるだけ)
    そして、唯一喋ったのが選挙戦最終日に難波高島屋の前、そこは大阪維新のホーム。橋下さんがいて松井さんがいて。観衆は全員維新の二人の演説を聞きにきているのでマックに「帰れ」コール、、、怖っ

    橋下さん達はマックさんに「マックさん、喋っていいよ、10分譲るよ」って大人の対応。勝者の余裕。上から目線(笑
    そしてマンを持して喋ったら、、、、内容なかった(笑
    何がしたいんだろうね、それでも息子さんは一生懸命父親を応援していた。

    金持ちの道楽としか思えないけど、、、
    このマックさんはこの映画から6年後にとうとう都議会選で当選しちゃうのよね。
    今現在は都議さん。嘘みたい(笑
    どんなお仕事やってんだろうな、気になる。

    でも一番気になるのは映画制作時(2011年の府知事選と2012年の都知事選)に秘書やってた人。
    マックに負けることなく、ガンガンやってたけど、彼の信念は一体何だったんだろう?

    不思議な人たちがいるもんだ。

  • 民主主義と多数決を履き違えてる人が多い。
    本当は少数意見を汲み取ることこそが民主主義の意味のはずではないのか。
    「言いたいことあるならお前がこっち来て言えや」と叫ぶマック赤坂親子
    間接民主制の選挙に立候補しておきながらこの態度なんだから失笑を禁じ得ない。


    選挙妨害を盾に公序良俗に反する行動を正当化する
    一方で、自らと対立する候補者の選挙活動を妨害する

    これを見て共感や感動することなどできない。

  • マック赤坂の信念に敬意を抱く。
    泡沫候補と言われても本人は真面目にやってるんだ。
    当選しなくても自分の心にはぐっと来たぜ。

  • 感動的

  • マック赤坂のことはよくしらなかったけど、あれだけ自分に正直にやりたいことをやりまくっていてすごいと思う。まわりの人の大半が彼をみておかしな人だと思うだろうとも思った。選挙に立候補するのにあれだけお金がかかるなんてしらなかった。映画を観ていて、彼にはあまりなかったけど強い権力や支持率を持つ者が悪者か悪者でないかに関わらずなんかこわいなと思った。

  • マック赤坂「弁護士を呼べ!」橋下「ここにいます」の下りで笑った。

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