家のない少年たち [Kindle]

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著者 : 鈴木大介
  • 太田出版 (2010年12月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (162ページ)

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家のない少年たちの感想・レビュー・書評

  • 刑務所の受刑者の4分の1が知的障害を抱えている。

    喧嘩が強いわけでも頭が特別回るようなわけでもない主人公がリーダー格になれたのは、ビジョンをもっていたから。

    居場所のない彼らは帰属する場所を探して旅をしている。
    「特に用はないんですけど」「俺のこと忘れちゃったかと思って」と電話をかけてくる。

    誰かのせいにしない。自分に改善できることはないかって考えられる人間が、前に進める。

  • 著者のルポは本当に面白い。
    単なる犯罪の手口のみならず、その犯罪を起こす加害者である少年たちの背景、人生にまで思いを寄せて文章を描き上げるからだろう。
    小説やマンガ顔負けのストーリー展開に加えて、文章に熱さ、優しさがあるのだ。

    犯罪者集団の少年たちや売春で糊口をしのぐ少女たちもそうなる背景があり、元々は大人からの被害を受けてその境遇になってしまった事が多いのである。
    こんな事実は、普通の生活をしている人には想像もつかないだろう。読んでよかったと思えるノンフィクションである。

  • これまで「闇金ウシジマくん」や「ギャングース」を読む際は、「犯罪者の思考はこうなっているのか、自分はこうはなるまい。」という反面教師的な見方で読んでいた。
    しかし本書を読み、自分が本当に認識しなければいけないことは、犯罪者の心理などではなく、自分が住んでいるこの日本という国は、罪を犯さなければ暮らしていけない少年を生み出している国であるということ、自分がその国の一人の構成員であること、という2点だということに、気付かされた。

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