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感想・レビュー・書評
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読み続けるのかつらくなるほどの閉塞感。
若松孝二監督の実録・浅間山荘・・とセットでみてもいいね!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全8巻。連合赤軍事件を題材にした群像劇。赤軍派(作中では赤色軍)と革命左派(革命者連盟)それぞれの行動から、両派が合流して連合赤軍(赤色連盟)を結成、後のリンチ事件の舞台となる山岳ベースを構築するまで。
山本直樹らしく、退屈とも言えるほどにひたすら淡々と描写を積み上げていくのがかえってその後の展開を想像させる。後に殺害される人物にはあらかじめ番号が振られているのも恐ろしい。
クライマックスである山岳ベース事件、あさま山荘事件は描かれていない(タイトルを変えた続編で描かれている)ので、長大なプロローグという感じがしないでもない。とはいえ、この積み重ねがあって初めて山岳ベース事件やあさま山荘事件が活きてくる。
山本直樹がエロを封印して描きたいというだけあって、相当に気合の入った内容になっている。
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