どの程度セットを組んているのかCGを入れているのか分からないが、結構派手に壊すので見ごたえがある。アメリカ人としては見慣れたホワイトハウスがこうやって破壊されていくのはドラマチックに感じることだろう。もっとも《エンド・オブ・ホワイトハウス》ですでに派手に壊されていたので既視感がある。
ダイ・ハードinホワイトハウスといった展開でシンプルなアクションが楽しめる。小さいところで笑いをとろうとするところがあって、全体として深刻ではなく娯楽映画にしあげようという意志を感じる。ケネディがモンローと会うための地下通路があるとかないとか、車で逃げようとすると、大統領は後ろに乗ろうとして、いつものクセでと謝るとか。
最後は世界戦争の引き金を弾きそうで、ホワイトハウスを空爆する話になる。だんだん荒唐無稽になっていくが、目くじらをたてるものでもないだろう。
タランティーノベテステン2013 8位