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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953061071
感想・レビュー・書評
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妹が好きなわけでしょ。寝る女寝る女のすべてが妹の代用でしかない気がする。妹もそれがわかってても応えられない自傷のような。
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2011年のイギリス映画。監督は、『それでも夜は明ける』などで知られるスティーヴ・マックイーン(もちろん、俳優とは同名異人)。
キャリー・マリガンがヌードになっていると聞いて、観てみた(笑)。
一部で評価も高いようだが、私にはさっぱり面白くなかった。
ニューヨークでバリバリ働くエリート・ビジネスマンの主人公がじつはセックス依存症で、それは少年期の悲惨な経験に起因しているらしい、という話。
キャリー・マリガンは主人公(マイケル・ファスベンダー)の妹役で、かつて2人が近親相姦関係にあったことがほのめかされる。
「そういう話」に対する嫌悪感を私はとくに持っていないが、「もっとマシな描き方があるんじゃないか」とは思った。
たぶん、この手の話(兄妹の近親相姦話)は日本の作家のほうが得意で、たとえば中山可穂とかに書かせたら、同じテーマと同じ骨子を使ってもっと面白くできたと思う。
何より、この映画におけるキャリー・マリガンは、せっかくヌードまで披露していながら、少しも魅力的ではない(メンヘラ女の役だから、あえて美しく撮らなかったのだろう)。そこが残念。