幻の翼(百舌シリーズ) (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「百舌鳥の叫ぶ夜」続編の再読。
    インド/ベトナム旅行時に飛行機やバス移動中に読み始める(kobo電子書籍にて)。
    新谷和彦が警察組織を自分の手にして日本を支配しようとする森原法相を殺して大団円(自分も射たれて死ぬが)。主人公が倉木から大杉に移りつつある。
    このシリーズはドラマ化されるほど読みやすく面白い。

  • 百舌シリーズ。続編。
    読みやすかった。二番煎じ感はある。

  • 一作目と違い素直に時系列に沿って進むので読みやすかった。
    前作で登場するキャラクターの概要が把握できていたのも面白く読めた理由のひとつかも。
    こういうストーリーを読むと誰を信じて良いのかわからなくなりますよね(¯―¯٥)
    命の危険がある場面でいきなり倉木と明星にエッチさせてしまう作者の意図がわかりません(¯―¯٥)
    そんな時間あったら逃げられたのではと思うのは私だけ?
    普通は危険が去ったあと本能的に求め合うのでは(・・?
    (そういう危険な目にあったことないから分かんないけどw)

  • 先が気になりあっという間に読む。ドラマのキャストで脳内再生。西島倉木△

  • こんなところじゃいや。

  • ちょっと2番煎じ感が否めないかな。
    前作を無理に引き伸ばしたようで、あまり入り込めなかった。
    時代の違いか、ちょっと強制入院とかロボトミーとかが無理があるように思えた。

    シリーズ全5作らしいが、自分の中では、ここでピリオドかな。

  • かつて、能登の断崖に消えた“百舌”は復讐を誓い、北朝鮮の工作員として、日本に潜入した──。稜徳会病院で起きた大量殺人事件は、明確な理由もなく突然の捜査打ち切りが発表され、背後に政治的な陰謀がからんでいるのではと、取り沙汰されていた。捜査に当った倉木尚武警視は、大杉良太警部補、明星美希部長刑事などと共に闇に葬られようとする陰謀を執拗に追う。息もつかせぬサスペンス長編小説。

    ・レビュー



    1作目の『百舌の叫ぶ夜』でプツリと切れるようにして終わったから、そのまま2作目の『幻の翼』を読んだ人が多いんじゃないかな。あらすじがまず1作目のネタバレで申し訳ないんだけれど、今回は1作目の『百舌の叫ぶ夜』で起きた事件の結末というか後日談のような物語。と言っても凄まじいことが起きるんだけれど……。
    中身はまんま1作目の続きで、ここから読み始めてもなんのこっちゃわからない。気になるのは、トリックに関して。ドラマ版でどう描くのかが楽しみだ。
    正直、前編にわたって1作目のネタバレなのでちっとも書くことが無かったりする(笑)
    ただスッキリ終わるというか、1作目だけで終わらせるより、今回も一気に読んでしまって決着を着けるのがいいとは思う。でももしかしたら未読の3作目でまた今回の話引っ張るのかもしれない。
    3作目も続けて読んで確かめたい。ドラマ化も期待!

  • 引き続き百舌(もず)シリーズの第二弾を読む。
    そもそも第一弾はシリーズとして想定されていなかったようなので、
    どのように整合性を付けてくるのか?と期待しながら読んでみた。

    ・・・いやぁ、またもや完璧です。
    どう考えてもそりゃあ無理あるだろ!?と突っ込まざるを得ないと
    思ってたのだが、直木賞を受賞したミスターハードボイルドの妙技を
    見た思い。これをレトリックと取っちゃう人が居るとするのなら、
    その人と僕は絶対読書傾向が合わない気がする(^^;)。

    前作同様、全編に漂う緊張感は見事。
    今回は最初から人間関係に注視し、敵と味方をなんとなく予想しながら
    読んでいた。その予想はほぼ当たったのだが、最後の最後で1つ上を
    行かれた感。いや、第二弾も良いです!

    Kindleでリリースされているシリーズ作品はあと1作。
    明日には読了するな、きっと。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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