仕事に効く教養としての「世界史」 [Kindle]

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著者 : 出口治明
  • 祥伝社 (2014年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

仕事に効く教養としての「世界史」の感想・レビュー・書評

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  • 出口氏がどれほど歴史好きかというのはWebで読めるインタビューなどから知っていたので、これはと思い読んでみた。

    氏がこれまで蓄積してきた知識から導き出される想像としての「真相」に、「へぇそういう考えもあるのか」と知的好奇心を刺激されるところはある。

    が、タイトル通り「仕事に効く」かどうかとは全く別のお話のような気がする。また、扱われているテーマが世界史とはいえ高校レベルの内容全てを網羅できるわけもないので、本当に世界史を学ぶならやはり教科書などにあたるほうがいいと思われる。

  • 題名が秀逸というかずるい。単に「教養としての『世界史』」だったら、買わなかったと思う。あとがきで「歴史を学ぶことが『仕事に効く』のは仕事をしていく上での具体的なノウハウが得られるという意味ではありません」とし、世界史から「骨太の知性」を身につけることが仕事に役立つと著者は説明している。だまされたという気がしないでもない。ただ、つまらない本ではなかった。

    著者はライフネット生命の会長兼CEO。無類の歴史マニアで京都大学で歴史講義を持つが、専門的な学者ではない。そのためか、本は高校の授業のようにわかりやすく、面白い。

    例えば、ユーラシア大陸で交易を考えたとき、氷河時代に氷に全ては覆われなかった東(主に中国)が豊かで、西(ヨーロッパ)が貧しいという図式があり、茶や絹といった世界商品は東で生産され、決済のための銀が西から東に流れていった。1820年の世界に占めるGDPのシェアはヨーロッパの国が一桁なのに対し、中国32%、インド16%。これが逆転するのは20年後のアヘン戦争だが、2060年の予想では、中国は再び30%台となる。すなわち、現在の中国は台頭しているのではなく、単に元に戻ろうとしているだけ。
    また、米国や革命後のフランスは伝統がない、人工国家。特に米国は「憲法、契約というか、人間の理性を国の根幹においている不思議な国家」であり、イデオロギーが過剰で、独特の正義感を持つ。したがい、米国は、ある程度おだてて、出しゃばらない程度に保安官をやってもらうのが一番いいと言いきる。

    冒頭書いた通り、つまらない本ではない。ただ、やはり題名が気に入らず、★3つとした。

  • 著者の深い知識と洞察が平易に表現された世界の歴史ですね。大変勉強になりました。

  • コンセプトは面白いのだけれども、章によっては基礎知識がないと分かりづらいかも。

  • 社会人として不信感を持たれないようにするために購入。

    ◆目次
    はじめに なぜ歴史を学ぶのか
    第1章 世界史から日本史だけを切り出せるだろうか
    ――ペリーが日本に来た本当の目的は何だろうか?
    第2章 歴史は、なぜ中国で発達したのか
    ――始皇帝が完成させた文書行政、孟子の革命思想
    第3章 神は、なぜ生まれたのか。なぜ宗教はできたのか
    ――キリスト教と仏教はいかにして誕生したのか
    第4章 中国を理解する四つの鍵
    ――難解で大きな隣国を誤解なく知るために
    第5章 キリスト教とローマ教会、ローマ教皇について
    ――成り立ちと特徴を考えるとヨーロッパが見えてくる
    第6章 ドイツ、フランス、イングランド
    ――三国は一緒に考えるとよくわかる
    第7章 交易の重要性
    ――地中海、ロンドン、ハンザ同盟、天才クビライ
    第8章 中央ユーラシアを駆け抜けたトゥルクマン
    ――ヨーロッパが生まれる前の大活劇
    第9章 アメリカとフランスの特異性
    ――人工国家と保守と革新
    第10章 アヘン戦争
    ――東洋の没落と西洋の勃興の分水嶺
    終章 世界史の視点から日本を眺めてみよう

  • 世界でビジネスをするにあたって、世界史の知識は欠かせない。国と国との成り立ち、文化を知ることで、ビジネスはスムーズに進むもの。ライフネット生命の創業者が語る世界史。

    文字通り「教養」のために読んでみた。が、教科書と同じで途中から付いていけなくなってしまった。歴史は「物語」として捉えるとイメージしやすい、頭に入りやすいと言われているが、それが出来なかったせいだと思う。規模が広いから仕方がないが、どうしてもそれぞれのエピソードが細切れになってしまい。私の中で物語が紡がれるには至らなかった。残念。世界史の本は最近よく見かけるので、何冊か読んでみれば自然とつながってきたりするものだろうか。

  •  ローマ帝国、久しぶりにこの言葉を読み聞きした。
     中学生の社会科で(もしかしたら高1の社会科かな?)、確か習ったような気がする。なるほど、ローマ皇帝とローマ教皇は別物だったのか。ペリーの来日目的は本当はこうだったのか、アヘン戦争のころまでは西ヨーロッパ諸国よりも、東側の諸国のほうが相対的に優位だったのか、アメリカやフランスはいわゆる人工国家だったのか・・・。歴史に無知な私にとっては、この程度の感想が関の山である。
     そもそも高校の社会科でも地理しか選択していない自分が、たった一冊の本で「世界史」をわかろうと思うことが無謀な考えであった。
     わかるためには出口さんのように時間をかけて勉強しないといけないのである。

     本書は歴史の教科書ではないので、羅列的な内容となっている。著者が歴史への造詣が深いことはよく理解できた。誰かの書評にあったが、「仕事に効く」というコロシ文句が心の琴線に「効いて」、読み始めてしまったような気がする。仕事に効くかどうかはよくわからないが。著者を悪く言うつもりは全くないが、コロシ文句を含めた、出版社の営業戦略に見事にはまってしまったようだ。

  • 仕事に効きはしないけど、ざっくりと紀元前後〜近代の世界史の流れを掴むにはいい本。

  • 著者は歴史の専門家ではなく、本書は通史でも通説でもない。でも、だからこそ、目からうろこの面白さがある。
    本書丸ごと面白いとか得心が行くというものではないし、著者の独自の見解と思われるものもそこそこある。でも、極論すれば、歴史解釈なんてそんなものだろう。記録に残る史実を曲げることはできないが、史実や歴史の流れをどう解釈するかは諸説あっていい。正しいかどうかではなく、説得性があるかどうかだろう。
    それと、本書は、世界史の通史ではあまり出てこないようなこと、例えば、モンゴルやトルクメンなどのユーラシア中央部の歴史とか、ドイツとローマ教会の大まかな関係などが記載されていて、自分の歴史知識・認識に新たな情報が付加されたと実感できた。テーマごとに、さらっと読めるのもいい。

  • 参考文献無し 長年の知識蓄積

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