歴史をつかむ技法(新潮新書) [Kindle]

  • 15人登録
  • 4.14評価
    • (2)
    • (4)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
  • 6レビュー
著者 : 山本博文
  • 新潮社 (2013年10月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (146ページ)

歴史をつかむ技法(新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 歴史をただの暗記科目だと考えていた人にオススメの本。理系の私は高校時代、歴史はただの暗記科目だと思っていました。この本を読んで、事象の背景には政治的な陰謀が隠れていたりすると学び、それぞれが偶然起きたのではなく歴史的な流れの中で意味を持って起きたと理解出来るようになりました。ただの暗記だった歴史に色が付き学びやすくなった気がします。歴史を学び直そうという良いきっかけにもなったし、タイトルの通り学ぶ技法も学ぶ事ができます。

  • 前半は、歴史学という学問の捉え方を、様々な専門家の見方を客観的に比較したり、なぜ多くの説があるのか、歴史研究者は何をしているのか?などが分かりやすく解説している。

    なぜ鎌倉幕府の成立が、1192年ではない説があるのかなど、客観的な立場からの見解が分かりやすかった。

    後半は、日本の歴史について俯瞰的に全体像がわかる内容。

    時代小説と歴史小説、歴史小説家と歴史学者の違いなどが興味深く、納得できた。歴史小説家がだんだん詳しくなって、史実に近づくというのも面白かった。

    知らなかったことも多かった…orz
    ・歴史学者の中では「安土・桃山時代」ではなく「織豊時代」というということ。
    ・足利尊氏の「あの」絵が違うらしいというのは聞いた事があったが、聖徳太子も違うらしいのは知らなかった(お札にまでなったのに…)

    未来を予測する、時代を読む、完全には難しい事かもしれないが、過去の歴史を紐解き「歴史をつかむ」ことで、その糸口になるかもしれない。

  • 歴史とは科学である、というのが著者の山本先生の主張。なるほどと思う。自然科学と同様に法則性を見出す、ということではなく、仮説を、証拠でもって検証していくというアプローチのことだ。どうも歴史観ありきで、科学と同様のこうしたアプローチを自分も忘れてるなあと反省した次第。

  • 2014年18冊目「歴史をつかむ技法」読了。

    最近、大河ドラマや、朝ドラなどで歴史的な話をよく見る。日本人として、自国の歴史(時代背景や歴史人物)を知っておくことが必要だとは思っている。だけど、どれだけ知っているかというと…という思いを消すための勉強のつもりで手に取った一冊。

    本書の最初には、

    「大学受験を終わると、今度はほとんどの人が系統だって歴史を学ぶ機会がなくなるので、結果として、歴史を学んだ実感や手ごたえの無い人が相当数にのぼる、という現状が出現してしまっているのです」

    と書かれていた。私などはいわゆる理系なので、高校の最初の頃しか歴史を学んでいない気がする。しかも、覚えていない。テストのときだけ、人物、年号を覚えるというものだったのでなおさら記憶にはない。だから、歴史好きの友人たちの中ではほとんど言っている意味がわからない。

    本書は、年号、人物を覚えるのも重要かもしれないが、全体の流れをどうつかむか、歴史学とは何なのか、歴史小説と歴史の違いは、…などなど、そもそもという部分がわかり易く書かれている。(途中、天皇関係の人物の多さに眠たくなったが…)

    最後に書かれていた「歴史的な視野の中で現代の事象を考える」という力を身に付けるために歴史を学ぶという考えにはとても納得がいった。数年や数十年単位でなく、何百年、何千年という長い歴史の中という視点で物事を見られるか。それが歴史的視野なのかもしれない。

    (追記)
    「もう一度読む山川日本史」はいつか手にいれようと思う。

  • 日本史の教科書である。
    日本史はあまり受験向けではないので高校ではたぶん重要視されていない(私は理科系なのに社会科の選択を日本史としたがクラスに日本史を選んだのは3人しかおらず授業自体は受験無視のマニアチックなテーマ、前半は仏教史について後半は暦について、でおかげで良い点数をいただきました(^_^;で、本書は歴史的事象を解説するのでは無く日本史をどのように理解するのか、どう読むのかという事を説明している。
    正直なところオーソドックスな記述でそんなに目新し話は書かれていません。そういう意味でも教科書と称すべきものである。
    歴史書や歴史小説(この二つの違いなども本書で説明しています)好きだが学校ではちゃんと日本史をやったという記憶がないと言う人は是非読んでおくべき本ではあります。

  • 軽い日本の歴史といった内容。詳しいことについてはあまり触れられてはいない。まあ、新書で限られたページで日本史の概要について書くのだからある程度は仕方がない。歴史文学と歴史学の違いや江戸時代や戦国時代の人間の価値観を考えながら歴史を判断するというように歴史の見方や捉え方についてレクチャーしている。

全6件中 1 - 6件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

歴史をつかむ技法(新潮新書)を本棚に登録しているひと

歴史をつかむ技法(新潮新書)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

歴史をつかむ技法(新潮新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

歴史をつかむ技法(新潮新書)の新書

ツイートする