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- / ISBN・EAN: 4560427279848
感想・レビュー・書評
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1. "あのヒーローと" 僕らについて
2. "あの夜明け前の" 僕らについて詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クボケンジの名前を知ったのは『つり球』を見て「徒然モノクローム」を聴き、ほぼ聴いたことのなかったフジファブリックを後追いしていた時に、志村正彦の死について検索をしていた際に、大親友が亡くなりました。と言う一文で始まる彼のブログに辿り着いた時だった。
http://blog.merengue.jp/kubo/entry/00000271/
志村正彦の突然の死に対して、周囲の人間及びファンの人たちが如何に戸惑い、悲しみ、苦しんだかと言うのを後追いで知っていく内に、志村正彦が存命だった時にフジファブリックに出会っていなかった私のような聴き手にも怒涛のように悲しみが押し寄せて来た。志村正彦の死に、戸惑い、打ち震えながら書かれた文章に、全く門外漢の私でも泣けてくるのはどうしてだろう、と。メレンゲも聴きたい聴きたいと思いつつ、日々の些末な事に流されて忘れてしまっていたところへ、原作も映画も大好きな『ピンポン』のED曲として聴くことが出来た。
映画→原作、と作品に触れていた私には、やはり最初に摂取した映画のイメージが一番強く、中でもSUPERCARの奏でる楽曲にどハマりしていただけに、アニメの音楽はどうなるだろう、と言う気持ちもあった中、この『僕らについて』はSUPERCARの『YUMEGIWA LAST BOY』を踏襲すると言うより、この曲のイメージを崩さない、対抗するのでもなく、反抗するのでもなく、受け止めて発してるかのように聴こえる。メレンゲ、今から聴きます。
『誰かのタバコを吸って 一息ついたら
光りだす俺 決意の絵文字』
この歌詞好きだ。