妻は告白する [DVD]

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監督 : 増村保造 
出演 : 若尾文子  川口浩  小沢栄太郎  馬渕晴子  根上淳 
  • KADOKAWA / 角川書店 (2015年発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111289636

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妻は告白する [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 全面で見せつけられる若尾文子演じる「奥さん」の愛の狂気がどんどんと押し寄せてくる。
    そして、この奥さんの28歳という年齢の役にも関わらずすごい色気にも驚いた。

    滑落により岸壁にぶら下がった男女3人。
    真ん中に吊るされた妻が縄を切って1番下にいた夫を殺害したとして検察に起訴された彼女を世間が好奇な目で見つめ苛め抜く。
    これは殺人か緊急措置なのか、、、
    検察や世間やマスコミもこの時代は全てが男たち。こぞって奥さんを叩くけど、それは谷底に突き落とされた夫を自分と重ね合わせ、この奥さんに恐怖を感じ、妻は死しても夫を助けるべきだと言う理想論を世間に植え付けるための道具にしているのが見て取れる。

    裁判とともに、少しずつあぶり出される奥さんの夫との夫婦関係とそこに芽生え始めた幸田との想いから隠されていた真実と、見え隠れしてくる。
    若尾さんのあぁっという吐息とか、俯いてしなだれ掛かる感じとか、「私はか弱い女よ。」と自ら言うシーンなんかはちょっと現代の女性像ではありえない、いろんな意味でいやらしい感じなので なんだか奥さんの気持ちになるのは難しかったですが、もう何もかも捨て去っても1つの生きる道しか見えていない女の死に物狂いの情念はすごい。
    そして、美しい奥さんの魅力に堕ちながらも、奥さんの全ての責任を取るつもりのない幸田の中途半端な愛との比較により、男と女が決して交わることのない世界で生きていることを知らしめてくれている。

    1番クールで素敵だった幸田の婚約者、幸せになってほしいものです。

  • 増村監督作品にしては比較的オーソドックスな裁判劇だな、と思ってみていたけれど、最後の最後で深い谷底へ堕ちていくような結末が待っていた。
    正直言って、裁判劇はそれほど面白くない。ザイルを切ったのが意図的であろうとなかろうと、あの場面ではそれを罪に問うことはできないのでは?とずっと思いながら見ていたからだ。この物語の真の姿は、長い裁判劇が終わったところから始まる。そこまでがかなり長いのでちょっと飽きてしまうところもあるけれど、その後の展開はとても良い。
    若尾文子というのはすごい女優さんなんだな、とこれを見てあらためて思った。

  • 北穂高山麓を登るパーティのひとりである大学助教授・滝川(小沢栄太郎)が墜落死。そのザイルを切ったのは妻の彩子(若尾文子)。同じくザイルに繋がれていた彼女の愛人・幸田(河口浩)の命を救うためであった。やがて殺意の有無を問う裁判が始まるが、その中で彩子は…。

    法廷ではザイルを切った彩子に殺意があったのか、それとも「緊急避難」によるものなのかが争われますが、真相に大きな捻りやオチがある訳ではありません。しかし、そこから人間の業の深さが顕になる展開がスリリングで観応え十分。特に幸田の会社に彩子がずぶ濡れでやって来るシーンはゾッとさせられます。
    ただ、彩子が簡単に保釈され愛人と密会する、検察側が控訴せずあっさり引き下がるところはご都合主義的でリアリティーを欠いてしまっているのが残念です。

  • 若尾文子大好き・・・。
    もう少し表題に工夫はなかったのかなぁ。
    当時・・観客動員を図るがための「妻」「告白」「若尾」という三拍子だったのかもしれませんね。

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