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感想・レビュー・書評
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第二次世界大戦時、ナチスの広報員として戦争に加担しながら、アメリカのスパイとして活動していた男が語り手となる壮大なストーリー。現実と妄想が入り組み、前提が何度も揺るぐ内容は話が追いにくい。
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第3長編▲ヒトラーの宣伝部員として対米ラジオ放送のキャンペーンを行なった新進劇作家は、母国アメリカの裏切り者だったのか?▼英語圏向けラジオによるナチ宣伝の原稿書きと放送に携わった「考えることをやめた人」の心を動かす芸術家の告白書。冒頭「編集者の立場から」が素直に読ませない作り。この書は、真実の告白?虚構?自己正当化?なのか。ナチスでありアメリカの特務機関員でもあったのだろう達観して見えた彼も、推進力が無くなり考えることをやめる。暗闇の中にある物体は、光が美しく見せるが光を遮るものでもあり儚い(1961年)
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二重スパイの戦後は地獄。立場上祖国を持てない。だからこそ、当時祖国を持てなかった民族に思いを馳せ、自ら・・・
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