小説 言の葉の庭<小説 言の葉の庭> (ダ・ヴィンチブックス) [Kindle]

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著者 : 新海誠
  • KADOKAWA / メディアファクトリー (2014年4月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (230ページ)

小説 言の葉の庭<小説 言の葉の庭> (ダ・ヴィンチブックス)の感想・レビュー・書評

  • ぐおおおおお、良かった!なんて瑞々しい言葉なんだろう、というのが読み始めてすぐの感想。なんか言葉に透明感があるんだよなあ。読んでいて素直に「あぁ良いなあ」って感じる。そして、最後のエピローグはもう堪らん感じでした。孝雄と雪野の視点が交互に交互に。2人の視点がパッパッと切り替わる。ここら辺はアニメ映像が浮かんでくるよう。さすがアニメ監督。読んでいるコッチの気持ちが昂ぶる昂ぶる。まさに心臓が早鐘のように、2人が再開する瞬間にドキドキドキ。読み終えた時の何とも言えない高揚感というか泣き叫びたいような感じでしたね、私は。こんなにも相手のことを想える気持ちが、2人の互いを想う気持ちが、グサグサチクチクザクザク、ウチの心を波立たせ、波紋が残る。じぶんの中の欠けたモノを感じる。秒速5センチメートルみたいにすれ違いで終わってしまうのではないかとドキドキしたけど、最後良かったなあ。いい余韻を残した最後だった。ここ最近では一番の感動本。作家:新海誠が好きなんだなあ、と思った。
    章ごとにいろんな人の立ち位置、視点で語られる人間模様。こんなにいろんな人が交差しながら生きているのがすごいなあと感じる。人それぞれ、人にはわからない、言えない悩みとか葛藤とかあって、被害者意識に捕らわれたり、人とすれ違って、でも交差して。その時その時を精一杯頑張っているんだなあ、と。途中、「雪野百香里」が出てきて、すべてがつながった時の納得感というか、あーそういうことだーと。
    こんなドラマチックなことはあるわけないのに、小説なのにって、わかっていても自分と比べちゃうんだよなー。読みながら、じぶんには何もないな、なんて落ち込んだりもしますが。
    あとがきも良かった。『”孤悲“のものがたり』という表現はズバリそのもの。ビビビときましたよ。そう、一人が寂しくて悲しくて、だから人に焦がれて、弧悲わずらい。
    小説での表現、映像での表現とかの話もそうだよなー、って納得。だから小説が好きなんだよ、と改めて思ったり。
    章ごとにいろんな人の視点で描かれて、それぞれに人生があるんだよ、って言っている感じ。ナカジマ・モモカにも人生があって、母親の秋月怜美の自分語りであったように、海外に行かなくても、車で1時間の距離の中でも、旅はしているんだ。
    途中の和歌もいいよね。古典の先生つながり。雰囲気が伝わり、イメージへと繋がる。
    なるかみの- 響きも良いよなあ。耳触りが良い。
    アニメ見たい気もするけど、雪野百香里のイメージが変わりそうで・・・まあ、イメージというほど頭に映像はないのですが。
    新宿御苑の東屋か。Google見るといくつかあるみたいだけれど、どれなんだろうか?せっかく東京にいるんだから、一度行ってみたいなあ。
    そして、雨が好きになりそうなお話でした。そして、人に薦めたくなる本でした。
    ところで、瑞々しいって英語でなんて言うんですかね。こういう表現がある日本語ってすごいなぁと思う訳ですよ。

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