コーチングのプロが教える 「ほめる」技術 [Kindle]

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  • 日本実業出版社
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  • 怒らず褒める。
    「褒める」と言われても、部下や同僚、年上の社員へどうアプローチすれば良いか分からなかったが、相手の存在や行動を承認する事が褒めてに値すると分かった。

  • 中学受験に向けて塾に通っていた小学生の頃、ずっと逃げ回って遊んでいたのにとある算数の先生と出会ってから真面目に勉強をし始めたと親がよく言う。あまり自覚はないのだが授業後にその先生にやたらと質問をしに行ってた記憶はいまだに残っている。たまーーに褒めてくれるのがやたらと嬉しかったなぁ。

    そんな経験から他人を褒めたり承認することには技術的な側面(上手い下手)がありそうだなと考えていたためタイトルに惹かれて読んでみた。

    人間の心理に深く関わる部分だから理論的に説明することが難しいにも関わらず、妙に納得できたのが自分でも不思議だったな。自分も周囲の人も人間なんだなとやけにしみじみした。

    ただただ褒めるだけじゃなくて刺さる言葉を選んで伝えるのが大事なんだとか。広告戦略みたいで面白いねぇ。たしかに東大生相手に賢いと褒めてあげても印象に残らないだろうな。

    受験を決意したあの先生のあの言葉、のようなパワーを自分の言葉にも宿せたらかっこいいな。

    世渡り上手になりたい人は是非読んでみてください。

  • 部下を持つようになっても、会社ではどのように部下を指導していくか、ということを体系的に教えてくれることはなかった。
    4つのキャラクターに分けて、それぞれがどういう琴線を持つのかシンプルに示してある。
    家族内での人間関係にも適用できるわけであって、非常に有用でありました。

  • Kindleセールで安くなってたので読んでみた。タイトルとおり褒める(アクノレッジメントというらしい)技術と具体的な実践方法を解説した一冊。
    コーチングにおいて褒めるのが大事というのは良く目にするし、感覚的にも理解出来る事だと思う。しかし、いぜ実際に褒めるとなると何をどのように褒めればいいのか分からないというのはよくあることだ。本書の良い所は人を大きく4タイプに分類し、そのタイプにあった褒め方を具体的に記述しているところだ。
    試しに同僚や友人を4タイプで分類してみたが正直に言って4タイプじゃ足りないんじゃないかと感じる。しかし、実際に分類が出来た人に対する褒め方を読むと、なるほどと納得させられるのも事実だ。
    4タイプが必要十分かどうかという話は置いておくにしても、タイプ別に全く違う褒め方が必要だというのは良く理解できた。

  • アクノレッジ対象のタイプ分け
    コントローラ…その人自身ではなくチームの動きなど周りへの影響力についてほめる、目標達成時にニュートラルにほめる、逆に耳が痛いようなことを率直に伝える
    プロモーター…何でもいいのでとにかく量をほめる
    サポーター…小さなことでもいいのでプロセスをこまめにほめる
    アナライザー…相手がこだわりを持ってることを具体的にほめる、相手が考えてる時間を尊重する

  • 本書では「アクノリッジメント」という概念が取り上げられています。これは、日本語に訳すと「存在承認」といった意味合いになるでしょうか。私たちは、存在を認められたと感じたときに、心が満たされ、認めてくれた人のために動こうと感じます。だからこそ、相手を承認しているんだと言葉や態度で伝える技術が必要になってくるというわけです。タイトルとなっている「ほめる」は、その技術の代表的なものです。

    著者の鈴木義幸氏は、コーチングのプロであり、多くの人々の成長をサポートしてきた方。鈴木氏は、ほめることがどうして効果的なのか、どんなほめ方が良いのか、どんな場面でほめるべきなのか、などを具体的な例やエピソードを交えてわかりやすく説明しています。ほめられるのを待つより、ほめる人になる。そうすれば、自分も相手も幸せになれるというメッセージが本書には込められています。

    私が、この本をお勧めする理由を以下にあげます。

    ・ほめることがどんな効果をもたらすのかを、科学的な根拠や実例で知ることができる。
    ・どんな場面でほめること有効なのか?シーン別に学ぶことができる。
    ・「褒める」をどんな言葉で伝えられるか、具体的な表現やコツで理解できる。

    本書を読んで私は、ほめることが自分の心理状態や人間関係にどう影響するかを理解でき、自分と相手の両方がモチベーションや目標達成に向かえると思いました。

    まとめとして、この本は、ほめることの素晴らしさや効果性を知り、ほめることのスキルや習慣を身につけるための実用的なガイドブックです。ほめることに興味がある方や、ほめることをもっと上手になりたい方にお勧めです。

  • 人を動かすには、相手の存在を承認すること。
    これを本著では「アクノリッジメント」として紹介しています。
    存在を認めてくれる、理解してくれるこの人のために仕事をしたいと思ってもらえるよう人間であることが大事。
    頷ける部分が多く、学びがありました。

  •  部下を持つ人だけではなくて、子供を持つ人など様々な人を対象に書かれている。ほめる、承認することが大切だということを説くが、特に人を4パターンに分けて、それぞれにあわせた声掛けの仕方があるんだ言うことを解説してくれる。具体例も多く述べられていて割りと読みやすかった。

  • <知りたかったところ>
    1. どのようにして相手の行動や存在を承認して褒めるか
    ・Iでアクナレッジメントする。

    2. 明日から具体的にできることは?
    ・p42 人に任せるときは、相手のできることを見極めて、責任は自分で持つ。
    ・p46 Iで承認する。長く人の心に残るのは、どちらかと言うと、youよりI。
    以下のノートにも書いてたけど、「すごいね」=youで褒めるより、「感動した・助かった」とlで褒める方がいい。
    https://note.com/kengomori/n/nc80a412641cf
    ・p56 答えを話すのではなく、人に意見を求めたり、考え方を聞くというスタンスをとる。

    3. 人によって褒めて、喜び方が異なる、じゃあどうすればいい?
    ・p112 例えば、コントローラーには、その人が従えているメンバーについてアクナレッジする。きついことを伝えるのもコントローラーには大切。
    ・p118 プロモーターは否定されることに弱いが、毎日褒めるとモチベが上がる。アドバイスするときも、いいところ一つ見つけて、それをさらに活かすためにこうしたらいいよというスタンスで提案する。


    <勉強になったところ>
    ・p42 任せると言うのは押し付けると違う。任せると言うのは、相手の裁量で進められる部分をきちんと与えて仕事を振ること。そして、責任は自分で取る。

    ・p56 意見を求めるのといのは、その相手に対する大きなアクナレッジメント。

    ・p114 きついことを伝えるのは、コントローラには驚くほどアクナレッジメントとして機能する

    ・p137 年上の部下との接し方、彼らは相談されるとモチベーションが上がる。

    ・p142 上司には、ホウレンソウすることで、頼りにしていることをアクナレッジメントする。また、上司の方が賞賛に飢えているので、なんでもいいので褒める。

    ・p154 人が抱える大半の不満の原因は「私は自分が努力しているほど周りに大切にされていない」と感じる時。

  • 「コーチングでは承認が大事」とは言うものの、いざどうしたら良いのかはわからない。
    その具体例が紹介されていて参考になる。
    特に、人によって心に刺さる褒め方の種類が違うというのは面白いと思ったし、説得力があると思った。
    「褒める」とは言っているが、要はいかにその人と向き合えるかということである。

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