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感想・レビュー・書評
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(先生バスケがしたいです)
「スラムダンク」の三井と安西先生の
関係性はまっすぐに結ばれている。
本当はバスケがしたいと思っている三井と、
三井にバスケを与えることができる安西先生。
矢印が正しい方向に向け、
相乗効果を生む理想的な師弟関係だ。
この漫画の主人公である林(東村アキコ)と、
先生の関係はちょっと違う。
絵画教室をやりながら、
絵を描くことに情熱を燃やす先生。
その教室のお手伝いをしながら、
実は絵よりも漫画が描きたい林。
今は食い扶持がないから絵画教室にいるけど、
本当は絵を描きたいわけではない。
家でぐだぐだ何もしていないよりは、
何となく絵を描いている方がましだから・・・
一方で先生は、林と一緒に良い絵を描き上げ、
二人展を開きたいと思ってる。
先生のベクトルと林のベクトルは、
お互いの正しい方向を向くと、
実は相反してしまう。
でもお互いの才能・存在が刺激し合って、
日常のベースとなっている。
物語中、当時を振り返る
作家となった今の林が登場してくる。
先生との日々は、いったい何だったんだろう。
後悔の日々なのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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