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- / ISBN・EAN: 4988013703865
感想・レビュー・書評
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正反対の性格の二人の、安っぽい(失礼)サブタイトル通り、プライドと友情の話。なかなかどちらもかっこいい!って感じの性格ではなくて、応援はしにくいんだけど、情熱的で表面的にも血気盛んなハントが緊張で嘔吐したり、机の下でライターをカチカチしたり、冷静でレースは分析型のラウドが「失うものができてしまった」と語る結婚や、火傷の傷だらけになった頭に苦悶の表情を浮かべながらヘルメットを被ろうとする描写は、ヒューマンドラマ好きとしては感情移入もしやすく、好みの映画に仕上がっている部分だった。
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面白い
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ドライビング、性格、生き方、全てが水と油。真反対のライバル、2人の天才ドライバーがF1のチャンピオンを目指し、しのぎを削る。
ニキ・ラウダはレース中のクラッシュで顔に火傷を負ったチャンピオンとして、その昔幾つかのマンガにも登場しており、ぼんやりとは知っていたが、ジェームス・ハントについては全く知らなかった。その理由も今作を観て納得。全てが対照的な2人の唯一の共通点がF1のタイトルを取るということなのだが、そのチャンピオンの先にあるものは、やはり正反対だったことが面白い。
それにしても、復帰を急ぐニキが顔に重度の火傷を負い血の滲む包帯の上から苦痛の表情でヘルメットを被る姿に、恐怖をも感じる執念を感じた。
3.7点 -
2014年10月24日 迫力有り‼️
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実話。
いかにも映画になりそうな2人の物語。
ストーリー
1976年、F1黄金時代。世界を熱狂させた二人のレーサーがいた。
ドライビングテクニックも私生活も情熱型のジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)と、
レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)だ。
シーズンは、ラウダの圧倒的なリードで幕を開けた。
ジリジリと迫るハントを制し、ラウダのチャンピオンが確実視されたその時、すべてが変わった。
壮絶なクラッシュ。ラウダは瀕死の重傷により再起は絶望的だった。
事故の一因は自分だ、との自責の念を払いのけるかのように、残りのレースに全霊をかけたハントが
チャンピオンの座に手をかけた時、ラウダが再びサーキットに戻ってきた。事故からたった42日後、変わり果てた姿で。
ポイント差僅か、最終決戦の地、富士スピードウェイで、ライバルを超えた絆を胸に、限界の先へとアクセルを踏み込む。 -
劇場で鑑賞。
F-1が全くわからない者でも本当に楽しめるんだろうか・・・と思っていたけれど、人間ドラマとしておもしろかった。ラウダのために記者に殴りかかったハントのシーンはもちろんのこと、何気にラウダのプロポーズシーンと、守るべきものができたから弱くなってしまったと語るシーンにジーンと。脳裏に奥さんが浮かんでリタイアしたラウダと、ラウダがリタイアしたレースを最後まであきらめずに、もうこれに勝てば何を失ってもよいかのように攻めて、そして実際に勝ってしまうハント。どこまでが本当にあったことなのかわからないが、本当にここまで抜きつ抜かれつなライバル関係で、お互いを高めあう仲だったんだろうか。すごいなぁ。最後のあたりに本当の2人の写真を出してくるのがまたニクイ演出。2人の配役は、最初に聞いた時は逆だろうと思っていたけれど、聞いてみればあれでぴったり。「君にもやってあげようか」って!声にも”イケメン”というのはいる(笑)。しかしあれだけ言っていたセクシーシーンは短すぎてほとんどわからず(笑)。 -
ハントのご立派なヤリチンぶりと、ラウダの頭脳明晰なキャラクター対比がとても良くて、ライバル同士しのぎを削る物語としての見応えもあったし、レースシーンがかなりしっかり描かれていて、それについても大満足でした。
ワタシはF1あんまり詳しくないですけれど、ラストが富士スピードウェイとかもう興奮しないわけにはいかないですよ。富士山が見えるんだよ。ヤッホー!