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- / ISBN・EAN: 4988013703964
感想・レビュー・書評
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昔ヨーロッパ旅行した際の移動にニキ航空を利用して、ニキって何??となり、調べたら元F1ドライバーのオーナーの名前だと知った。それ以上深く調べなかったけど、航空会社を所有するからには相当な豪傑なんだろうと思っていた。
その後、ニキ・ラウダが大怪我から復活した偉大なレーサーでそれにまつわる映画があるって記事を何かで見た。が、そんな奥底の記憶でWOWOWの番組表でタイトル見てピンと来たから、記憶と情報のリンクって大事だなーと改めて。
作品としてもとても入り込んで楽しめた。ニキ・ラウダがイメージと異なり緻密かつ慎重なタイプでライバルであるジェームス・ハントが大胆でパリピな遊び人という対比がおもしろいが、反発がいつしか数々の勝負や事件を経て、互いを尊敬し理解しあう間柄に。F1のレースシーンは本当にスリリングで見ごたえがあった。ニキ・ラウダの事故や怪我のシーンも怖いけど目を背けられない迫力がある。
極限のスピードレースで常に命を張ってるレーサーには一般人にはわかり得ない達観した考えや麻痺した感覚があり、それが刹那的・破壊的な行為や徹底した計算に結び付いていくのかな。
幸せがこわい、失うものができるからみたいなセリフも印象深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
F1は興味がないので全く知らない二人だが、実話ならではの説得力がある。ジェームズ・ハントとニキ・ラウダ、こうも両極端な性格の二人がいて、これだけ個性的なドラマチックな人生を送っていたとは・・・。
知っている人には話の展開は見えてるのだろうが、知らないワタシにはドキュメントのような見方ができた。
それにしもてレースシーンはどうやって撮ってるのだろう。迫力あるレースシーンがさらに手応えあるドラマになってる。
キネ旬2014ベスト10 -
レーサーは生きている実感を得たいか、気が狂っているか、馬鹿で、それに女性が惹きつけられるのは、死と隣り合わせの彼らに「生きている」という感覚を得るから。
という持論を持つ裕福家庭の放蕩息子ハントと、オーストラリアの伝統的投資家ファミリーで育ったニキ・ラウダ。
ハントの運転を自殺願望的、と批判するラウダは、2人のライバル戦が期待される悪天候の試合で、中止を提案するも却下される。そしてその試合で生死をさまよう大怪我を負う。
手記、伝記のドラマ化。ハントについて、人は我々の関係を勘違いしていると冒頭ラウダは言う。
ハントはラウダにとって、数少ない尊敬すべき友人であった。
劇中観ていてもハントはどうしてもクズなのだけど、ラウダはどうしてもハントのこと、世間に言われているようじゃないって、訴えたかったのだな、と思いました。刹那的な生き方だけれど、貫く一本の信念があったのだ。それは道徳でも教育ない、クルマだ。「男が女以上に夢中になる」ものについて。よかった。 -
F1の伝説のライバル、ニキ・ラウダとジェームズ・ハントの実話を映画化。
これはもう実話があまりにドラマチックで伝説なので、丁寧に映像にするだけで名作になる。最もそれは簡単なことではないのですが。
二人ともちょっと嫌な奴なんだけど最高の男。生き方が正反対でも尊敬し合えることはできる。
いや、ほんと伝説の二人です。 -
F1を知らない人でも引きこまれる、素晴らしいトーリー!
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1970年代のF1レース界で伝説的なドライバー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの死闘と友情に感動。当時のレースを生放送テレビで観たかったな。
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もっと二人の人間関係、ライバル関係、友情を濃密に描いてもらえれば、入り込めたのであるが・・・。浅かったなぁ。
レースシーンはなかなか迫力があり、楽しめただけに残念。 -
完全にDaniel Brühl目当てで観たけど、良かった。F1全然知らないけど大丈夫でした。映画館で観たかったなあ〜