NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2014年 5月号

制作 : ナショナル ジオグラフィック 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
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感想・レビュー・書評

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  • シリーズ 90億人の食 世界の食の未来

    世界の人口は、2050年までに90億人に達する。地球環境に負担をかけずに、十分な食料を確保できるのか。解決に向けて、5つの提言を示す。

    文=ジョナサン・フォーリー
    写真=ジョージ・スタインメッツ、ジム・リチャードソン

     世界の人口は、2050年までに今より20億人増え、90億人に達する。中国やインドをはじめ新興国の人々の生活が豊かになり、肉、卵、乳製品の需要が伸びれば、家畜の飼料となるトウモロコシと大豆の増産も必要だ。
     この傾向が続くと、人口の増加と食生活の変化という二つの要因が重なり、2050年までに世界の作物の生産量を現在のおよそ2倍に増やす必要があると考えられる。地球環境に負担をかけずに、十分な食料を確保できるのか。
    食料問題を解決するための「5つの提言」

     この問題にどう対処すべきかについては、議論が真っ二つに分かれている。一方は、化学肥料や農薬を使って大量生産した作物を世界規模で流通させる、大規模農業を支持する陣営。もう一方は、地産地消と有機農業に未来があるとする陣営だ。

     大規模農業の支持者は、機械化や灌漑施設の整備、化学肥料の使用や遺伝子組み換え技術の導入で増産を達成できると主張する。この考えは正しい。
     一方、地産地消と有機農業の支持者は、化学肥料や農薬に頼らずに土壌を改良する技術を使えば、貧しい国々の小さな農家は収穫量を大幅に増やし、貧困から抜け出せると主張する。この意見も正しい。

     実際、どちらか一つを選ぶ必要はない。両方の利点を生かした解決策を探るべきだろう。ここでは、世界の食料問題を解決するために、5つの提言を示したい。

    提言1 農地を拡大しない
     農耕が始まって以来、人類は食料を増産する必要に迫られると、森林を切り開き、原野を耕して農地を拡大してきた。すでに世界の陸地のうち、南米大陸とほぼ同じ面積が耕作地になっている。

    提言2 今ある農地の生産性を高める
     1960年代に始まった「緑の革命」は、品種改良、化学肥料の使用、灌漑施設の整備、機械化により、アジアと中南米諸国で作物の増産を成し遂げたが、環境に大きな負担をかけている。今後は、アフリカ、中南米、東欧など、農業生産性の低い地域の収穫量を増やすことに注力すべきだろう。

    ※ 残り3つの提言は「資源をもっと有効に使う」「食生活を見直す」「食品廃棄物を減らす」です。くわしくは、ナショナル ジオグラフィック2014年5月号をご覧ください。地図やグラフィックで食料問題を詳しく解説しています。ナショナル ジオグラフィックは今号から8回シリーズで、食の未来を展望します。
    編集者から

     今回の特集でいちばん衝撃的だったのは、牛や豚、鶏に与える穀物飼料のカロリーを100とした場合に、その肉から得られるカロリーが12以下しかないというデータです。こんなに生産効率が悪いのなら、健康のためにも食生活を見直したほうがいいのかと、とんかつ好きの私は思いました。年齢も年齢だし。
     シリーズ「90億人の食」は今年の12月号まで毎月連載。6月号では養殖の未来について考えます。(編集T.F)

    米国ユタ州 知られざる恐竜の楽園

    7500万年ほど前、ユタ州はララミディアと呼ばれる大陸の一部だった。その地で恐竜は独自の進化を遂げた。

    文=ピーター・ミラー/写真=コーリー・リチャーズ

     化石の採集は、今も昔もローテクだ。フィールドワークのやり方にはあまり大きな変化はない。
     19世紀、米国西部の開拓地で化石が見つかったのをきっかけに、化石を掘り出して東部の博物館に送るのがブームになった。学者とカウボーイとならず者が、手に手を携えて荒野に出かけ、巨大な脚の骨を掘り出したのだ。彼らが使ったつるはしやシャベルや石こうは、今も古生物学者たちに愛用されている。

     ユタ州のグランド・ステアケース=エスカランテ国立モニュメントでも、昔ながらのテクニックで化石探しが続いている。ここでは、“失われた大陸”と呼ばれるララミディアの新たなお宝が見つかるかもしれないと言われている。
     ララミディアは、かつて北極海からメキシコ湾まで南北6500キロにわたって伸びていた陸塊で、その地層は現在では北米西部の地下に埋もれている。
    シュワルツェネッガー級? 筋骨隆々の新種を発見

     そのララミディアの、7700万~7500万年前の地層で最初の大発見があったのは2002年のこと。1人のボランティアが地中に埋まった顎の骨に気づいたのだ。

     それは体長9メートルのハドロサウルス類(カモノハシ恐竜)の巨大な頭骨の一部だった。鼻先が大きく隆起していたので、100年ほど前にカナダで初めて見つかったグリポサウルスだと考えられた。しかしユタ州産のその大型恐竜は、デンバー自然科学博物館のスコット・サンプソンに言わせれば「筋骨隆々」で、「まるでカモノハシ恐竜界のアーノルド・シュワルツェネッガー」だった。これは新種の恐竜だとサンプソンらは考え、グリポサウルス・モヌメンテンシスと命名した。

     同じ年、今はデンバー自然科学博物館の標本製作責任者を務めるマイク・ゲティが、この層で別の新種を発見する。後肢で立つと高さ2メートルになる肉食恐竜だった。羽毛が生えていたと思われるその恐竜は、ハグリフス・ギガンテウス(鳥に似た巨大な神)と名づけられた。

     発見はさらに続いた。ドーム型の頭をした恐竜、よろいをまとったような恐竜。ティラノサウルスの近縁種、鎌のようなかぎ爪をもつベロキラプトルの近縁種、数種類の角竜など、それぞれに派手な外見をした新種が次々と見つかった。たとえば2010年にサンプソンらがコスモケラトプス・リカルドソニと名づけた種は、トリケラトプスの近縁種。サイほどの大きさで、その頭部には記録破りの15本もの角が生えていた。

     ユタ州で発見されたこうした恐竜の近縁に当たる化石は、ララミディア東岸に位置していたカナダのアルバータ州や、米国のモンタナ、ワイオミング両州の白亜紀後期の地層からも見つかっている。しかしユタ州の恐竜は、それらとは明確に違っていた。

    ※ナショナル ジオグラフィック2014年5月号から一部抜粋したものです。
    編集者から

     カンブリア爆発をはじめ、生命の長い歴史のなかでは急激に進化していく生き物たちが時折現れます。三畳紀から白亜紀まで2億年もの間、我が物顔で地球を歩いていた恐竜の世界でも、驚きの進化がありました。
     舞台は失われた大陸ララミディア。白亜紀の後期、そこで角竜やカモノハシ恐竜、肉食恐竜などさまざまな恐竜が生きていました。現在のユタ州を中心に、ララミディアの恐竜の発掘作業が続いているのですが、今、次から次へと新種が見つかっているといいます。ユニークな姿形をしたものも少なくありません。
     有名なトリケラトプスの3本のツノは身を守るのに使っていたようですが、その仲間であるコスモケラトプスのフリルについている10本のツノはまったく役立ちそうにありません。ララミディアで生まれたこの恐竜は、なぜそんな姿を選んだのか。どうしてわずか2000万年程の短期間に、北米大陸の5分の1程度という小さな大陸で多くの新種が誕生したのか。特集ではその謎に迫ります。(編集N.O)

    バングラデシュ 船の墓場で働く

    バングラデシュでは、生きる糧を得るために、男たちが世界屈指の危険な仕事に群がる。海岸を舞台にした大型船舶の解体作業だ。

    文=ピーター・グウィン/写真=マイク・ヘットワー

     外洋を航海する船は、解体するときのことを考えて建造されるわけではない。過酷な環境や自然の猛威にも耐えるように設計され、アスベストや鉛などの有害物質も使われている。
     こうした船を先進国で解体すると、規制が厳しく費用がかさむため、世界の船の大半は、人件費が安く規制のゆるやかなバングラデシュやインド、パキスタンといった国々で行われている。

     業界の体質を改善する動きもあるが、国によってまちまちだ。インドでは労働者の安全確保や環境保護が、以前よりも厳格に義務づけられるようになっている。
     だが、2013年に194隻もの船舶が解体されたバングラデシュでは、解体は今も汚れ仕事で、その現場は危険きわまりない状態のままだ。
    巨額の利益が上がる船舶解体ビジネス

     船舶の解体は今も巨額の利益が上がるビジネスだ。バングラデシュの海岸沿いの街・チッタゴンで解体業界への抗議活動を展開する人々によれば、平均的な船の解体には3~4カ月の期間がかかり、約5億円の投資でざっと1億円もの利益が見込めるという。これがパキスタンなら、同様の解体による利益は2000万円弱というから、その差は大きい。
     ただし、バングラデシュ船舶解体業者組合の元理事ジャファル・アラムに電話で問い合わせたところ、利益率はそこまで高くはないとの回答だった。

     いずれにせよ、利益は船の90%以上を徹底的にリサイクルすることで生まれる。解体業者はまず、国際市場で船を扱うブローカーから老朽船を買い取り、専門の船長を雇って、大型船を解体現場の海岸に乗り上げさせる。

     船が浜に落ち着くと、船内の液体はすべてポンプでくみ出され、ディーゼル燃料やエンジンオイル、消火剤などは売却される。続いて巨大なエンジンや発電機、舷窓、救命ボート、計器類などあらゆる機械や設備がはぎ取られ、回収業者に売られる。鋼鉄の船体だけの状態になったところで、国内各地の貧困地帯から集まった大勢の作業員が、金属切断用のアセチレンバーナーを手に船の残骸に群がり、ばらばらに解体。スクラップは作業員が運び出し、建築用の鉄筋として再生されるのだ。

    「一見、健全なビジネスのようですが、毒性物質で環境を汚染しているのは問題です」。NGO「シップブレーキング・プラットフォーム」のムハメド・アリ・シャヒンはこう語る。
    「鋼材の落下や船内での窒息などで、若い作業員が死亡する事故も後を絶ちません」。シャヒンはこの11年余り、解体場で働く作業員の過酷な実情を訴える活動に携わってきた。

     船の解体業がこの国に必要な雇用を生み出しているのは、シャヒンも承知している。
    「全廃しろとは言いません。でも環境や安全性にもっと配慮し、作業員の処遇も改善すべきです」

    ※ナショナル ジオグラフィック2014年5月号から一部抜粋したものです。
    編集者から

     大型船を砂浜に座礁させ、重機もろくに使わずに、文字通りの人海戦術で解体していく…。「なんという現代離れした豪快さ」というのが第一印象でしたが、バングラデシュでの船舶解体について知れば知るほど、心が重くなりました。
     雇用と外貨と鉄材が手に入る船舶解体は、手がける国や業者にとっては「おいしい仕事」。そのツケは、危険な現場で働く貧しい労働者や、汚れ放題の環境へと回されています。
     日本は往年の造船大国ですが、かつては船舶解体でも世界の上位を占めていた時代がありました。人件費をはじめとするコストの低い国から国へと、「ババ抜き」のジョーカーのように担い手が変わってきたんですね。そんな経緯を知るにつけ、バングラデシュの現状が、他人事とは思えなくなりました。(編集H.I)

    セントローレンス湾 豊かな海の恵み

    数知れない生命を育んできたカナダのセントローレンス湾。人間はどこまで、その恩恵にあずかることができるのか。

    文=ロブ・ダン/写真= デビッド・デュビレ、ジェニファー・ヘイズ

     川底の堆積物や落ち葉をさらいながら、いくつもの河川がカナダ東岸のセントローレンス湾へと流れ込む。その元をたどれば、何百キロも離れたモントリオールや、米国ニューヨーク州の原生林までさかのぼることができる。流れ下ってくるすべてのものを受け止めながら、セントローレンス湾は、世界屈指の豊かな生態系を育んでいる。

     この湾は、地質学的に見ればまだ新しい部類に入る。1万9000年前、一帯は厚さが2キロ近くもある氷に覆われていた。やがて大地が隆起し、氷が解けて湾が水で満たされると、セントローレンス川からは淡水魚が流れ込み、大西洋からは海水魚、ウニやヒトデ、プランクトンやクジラなど、さまざまな生き物がやって来た。

     ここで最初に採集生活を始めたのは、カナダ沿海州の先住民族、ミクマ族の祖先だった。彼らは9000年前までには現在のノバスコシア州やニューファンドランド島に移り住み、アザラシやサケ、チョウザメなど、豊富な海の幸を享受していた。

     16世紀になると、ヨーロッパの漁師たちが湾を訪れ、地元住民と交易を始めた。そして湾がもたらす恵みにあずかろうと、しだいに先住民の居住地の周りに住み着くようになった。タラの群れが来ればこぞってボートを出し、セイウチが現れれば狩人たちがすぐに後を追った。
    北米の「水産業」を生んだタラ漁の恵み

     ヨーロッパ近海の漁場ではその頃すでに乱獲が進み、多くの種、とりわけ大型の海生哺乳類の数が減少していた。そんな海から来たヨーロッパの漁師には、セントローレンス湾の恵みはあまりにも豊かに思えた。
     かくして、米大陸初の「水産業」が幕を開ける。漁獲量の単位は数千匹から数万匹、数百万匹へと増加。17世紀までには、タラやクジラなどが数トン単位で欧州に輸出され、その総額はメキシコ湾から入ってくる金や銀の価値を上回るほどになった。
     だが、やがて個体数が減り始める。無限と思えた海の幸にも、限界はあったのだ。

     タラはもはや希少で、群れが絶滅寸前となっている海域もある。
     逆に数を増やしたのがロブスターだ。水産資源はほかにもあるが、目下はロブスター漁がこの地域の住民の暮らしを支えている。もちろんこれも無尽蔵ではないが、今のところは豊富だ。

     セントローレンス湾は変わってきたし、これからも変わり続けるだろう。気候変動の影響で海水温が上昇し、塩分濃度が低下するおそれもある。仮に今すぐ漁業を中止したとしても、個体数は種によって増えたり減ったりすると考えられる。海の恵みがしだいに乏しくなり、かつての輝きを失ったのは、これまでの人間の営みによる結果だ。

    ※ナショナル ジオグラフィック2014年5月号から一部抜粋したものです。
    編集者から

     タラの油脂(肝油)で動くディーゼルエンジンを開発――そんな80年近く前の新聞記事を発見しました。石油資源のない日本でも、大豆油に続く代替燃料として注目されていたようです。それほどタラが豊富にいた証拠ともいえますが、この特集の舞台、セントローレンス湾では、タラ不足は以前から深刻な問題。2007年4月号「カナダのタラ漁 大漁の夢今は遠く」では、その背景が別の視点で書かれています。ぜひ併せて読んでみてください。(編集H.O)

    セーヌ川 水面に映る人生

    パリを流れるセーヌ川は、人々の喜びと悲しみを知っている。パリっ子たちの暮らしに寄り添い、いつの時代も愛と喪失のドラマの舞台となってきた。

    文=キャシー・ニューマン/写真=ウィリアム・アルバート・アラード

     パリの大動脈セーヌ川には、人々の暮らしや人間模様を映し出すさまざまな物が集まってくる。この川は昔から、パリの水路であると同時に、堀や水道、下水道、洗濯場の役割も果たしてきた。

     セーヌの流れは大きく蛇行し、パリの街を左岸と右岸に隔てている。左岸はボヘミアン的で自由な雰囲気に包まれ、右岸は高級住宅地とされてきたが、近年はそんな違いも薄れつつある。

     古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスは「万物は流転する」と言った。その言葉通り、セーヌ川が同じ姿を見せることはない。
    あなたが見るセーヌ川の色は?

    「セーヌ川は透明です」と言うのは、スルスセーヌ村のマリー=ジャンヌ・フルニエ村長(当時)だ。パリから300キロほど離れたブルゴーニュ地方にあるこの村のモミ林に、セーヌ川の源泉がある。

     パリからこれだけ距離があるにもかかわらず、「セーヌ川はパリから始まる」と言われるのはなぜか。実は1864年、ナポレオン3世の命により、源泉はパリ市の所有になったのだ。湧き出たばかりのセーヌ川の水は澄みきっている。そして、ここもパリなのだ。

     印象派の画家たちは、セーヌ川の水面に移ろう光をキャンバスに描いた。クロード・モネはパリ郊外のアルジャントゥィユの近くに“アトリエ船”を構えた。またポスト印象派のアンリ・マティスのアトリエは、パリ市内のサン・ミシェル河岸通りにあった。
     印象派の画家たちの目がとらえたセーヌ川は、光と色彩にあふれていた。彼らはセーヌ川の流れだけでなく、この世の移り変わりまで写しとっていたのだ。

     モネが描いたセーヌ川はピンクや白、青に彩られていた。マティスのセーヌ川には赤が使われている。でもちょっと待って、とドリス・アルブは言う。彼女はポンデザールの近くに係留するサン・デイ号で暮らすアーティストだ。アルブに言わせるとフランス語の赤は微妙な色合いを指すこともあるという。
    「ドイツ語では、赤と言えば赤です。でもフランス語の赤は少し黄色っぽかったり、ピンクに近かったり。赤に見えるだけのこともあるわ」

     彼女に、「あなたが見るセーヌ川は何色?」と聞いてみた。「セ・コンプリケ(複雑よ)。セーヌは人生と、それにまつわるすべてのものを映し出す。だから色も無限なの」

    ※ ナショナル ジオグラフィック2014年5月号から一部抜粋したものです。
    編集者から

     ナショジオには珍しい、写真も文章もムーディーな特集。セーヌ川を舞台にさまざまな人間模様が繰り広げられます。
     パリには現在、ハウスボートと呼ばれる居住用の船が199隻係留されているそうです―「つまり、199の恋物語があるということ」。パリってやっぱりロマンチックな街ですね。これが隅田川とか江戸川だったら、「恋」って言われてもぴんときません。
     私のお気に入りは、老船乗りの“わんぱくじいさん”と妻ネネットの恋物語。80歳を過ぎても仲むつまじく、かつて恋に落ちた瞬間のことをみずみずしく語る姿が素敵でした。(編集M.N)

  • 環境破壊の元凶は何かと言われて、食べ物を思い浮かべることは少ない。だが実際には増大する食糧需要も地球環境に大きな脅威となっている。

  • 90億人の食。すごく面白かった!
    米国では地産地消がブームになっているみたいですね。
    私も野菜はスーパーではなく、農家直売所でよく購入しますが、
    中間コストが減る事で農家の収入が増え、さらに客も安く購入できる。
    食の透明性も高まる上、地元経済にも貢献できる。良い事ばかりです。

    世界では飢餓状態にある人8億5000万人もいる。
    そして2050年には世界の人口は35%も増える見込みだという。
    肉を食べる人間が増えれば、家畜に与える飼料を増やさなければいけない。
    そうなると必然的に、作られた作物は人間ではなく家畜の口に入る。
    肉を大量に消費している国が、少しずつ食生活を変える必要アリですね。

    来月号も食のシリーズが続くようで楽しみ!

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