舟を編む [Kindle]

著者 :
  • 光文社
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感想 : 9
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感想・レビュー・書評

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  • いろんな人から勧められて購入したのになぜか5年間も積読状態に。外出自粛でヒマなので読み始めたら、とてもおもしろくて、後半、読み終わるのが惜しくなる気分を久しぶりに味わった。登場人物がみんないい人たちで温かいというのもこのご時世気分をほぐしてくれる。映像も楽しみ。

  • 玄武書房辞書編集部のベテラン編集者荒木に、言語感覚の鋭さを見込まれて引き抜かれた馬締光也。
    新しい辞書「大渡海」の刊行を目指すが、「金食い虫」と揶揄される辞書編集部には、上からのGoサインがなかなか下りない。
    それでも少しずつ少しずつ準備を続けた13年後…。

    辞書編集部に関わっている登場人物の全てが、辞書の刊行に情熱を注いでいる。その熱さが、読んでいる私にも伝わってくる。
    私は新明解国語辞典がお気に入りだけれど、「大渡海」が実在すればいいのに…と思ってしまった。

  • これはがっかり、主役は結局何もしてないだろ

  • 打ち込めるものがあるって素晴らしい、人生をかけれる何かがあるって素晴らしい、と強く思った読後感。
    何か打ち込めるものを見つけられる、ということが幸せなんだなぁと感じた。
    個人的には西岡さんのエピソードにグッときた。
    "だれかの情熱に、情熱で応えること。"
    一見簡単そうに見えるけど、自分を省みたら実際にはできてないな、と気づかせてもらえた。

  • 【文系オタク】
    楽しい!
    理系オタクもいいが文系オタクもいい(^v^)

  • 2012年本屋大賞の本。ずっと読みたかったけれど文庫化 or Kindle化されるのを待っていた。
    辞書編纂という地道で非常に時間のかかる作業がテーマ。辞書は言葉の海を航海する舟であるので「舟を編む」というタイトル。馬締(まじめ)・西岡・岸辺と辞書編集者の視点を変えながら、13年かけて国語辞典『大渡海』を編纂していく。言葉の意味の多様性と、その言葉一つ一つへの敬意が伝わってくる内容だった。私も言葉を大事に使っていかないと。
    合わせて観た映画(主演・松田龍平、宮崎あおい)もじんわり沁みる系だった。

  • 「舟を編む」(三浦しをん)を読んだ。いい話だねえ。面白かったよ。なんか沁みるねえ。三浦しをんさんの作品は「まほろ駅前多田便利軒」以来二冊目。ただ今回はなんとなく既読感みたいなものがあって気にはなっていたんだけれど、考えてみたら昨年読んだ冲方丁さんの「天地明察」とかぶってるかなあ。

  • 謙虚さとひたむきさ。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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