鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

  • 790人登録
  • 3.65評価
    • (65)
    • (146)
    • (125)
    • (29)
    • (3)
  • 131レビュー
監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : ジェフリー・ラッシュ  ジム・スタージェス  シルヴィア・ホークス  ドナルド・サザーランド 
  • ¥ 3,791 (参考価格 ¥ 4,212)
  • Happinet(SB)(D) (2014年8月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953061095

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ちらっとムービープラスでやっているのを観て、ジェフリー・ラッシュが出ているのと雰囲気が良さそうで録画した。

    全く前知識なしで観たので驚きだった。前知識を入れない方がいい。たった一言のヒントで、予告で、キャッチコピーで、この映画の見方が変わって驚きが半減されてしまうからご注意を。

    美しい絵画やアンティーク家具、老人、収集、狭い場所など作家の小川洋子さんの作品の雰囲気が好きなら、この映画の雰囲気も好きだと思う。

    もちろん、ストーリーは別。
    これは人によって分かれるだろうなぁ。
    とにかく、驚いたし、ジェフリー・ラッシュの演技はやっぱり素晴らしいと思う。

    ぜひ、ちょっとしたあらすじすら見ずに観てほしい。

  • 『ニュー・シネマ・パラダイス』や『海の上のピアニスト』は評価高いけど個人的にはハズレ、『題名のない子守唄』、『マレーナ』はアタリだったジュゼッペ・トルナトーレ監督ですが今回は大アタリだなぁ。ハッピーエンド?バッドエンド?と解釈、また評価も分れてるみたいですが。手紙のシーンから考えると、ハッピーエンドかな? 「偽りの中にも真実がある」
    英題:The Best Offer、原題:La migliore offertaなるほどね。


    ジュゼッペ・トルナトーレINTERVIEW
    「わたし自身、この映画の結末は、非常にポジティブなものだと思っています。愛を信じる人たちには勝利ですが、愛を信じない人には暗いエンディングに思えることでしょう」「わたしがこの映画で伝えたかったことは、愛そのものです。もし、その意味がわからなければ、ぜひ何度でも観てみていただければと思います」

  •  美術鑑定士のヴァ―ジルのもとに一件の依頼が舞い込む。しかし、その依頼人は電話越しにしかヴァ―ジルと話をせず一向に姿を見せない。ヴァ―ジルは顔を見せない依頼人のクレアに不満を感じつつも、徐々に彼女のことが気にかかるようになっていく。

     ヴァ―ジルを演じたジェフリー・ラッシュさんの演技が良かったです。

     作品の初めはなんとも偉そうでぶすっとしたおじ様なのですが、クレアのことが気になって徐々に彼女の一挙手一投足、少々不安定な彼女の言動に振り回されるようになる姿が、
    また彼自身かなり女性関係に奥手で、恋愛相談を一回り以上年下の友人に相談する姿が、なんともおかしくて不器用で、そして一生懸命さが伝わってきます。本気の恋愛なんだな、というのが見ていて伝わってきます。

     それだけにラストの持って行き方は見事! たくさんの歯車が回ってるという趣向のレストランで、一人座ってるヴァ―ジルの姿は痛切さを感じさせられながらも、ため息をついてしまうような美しさも感じます。

     何かが崩れ去る美しさ、というものが表現された映画だったと思います。

  • 最初は「どこがミステリー?」と思うようなラブストーリーだけど、最後はやっぱりミステリー。ラブストーリー部分の展開はそんなに好みではなかったけれど、ラストでグッと引き込まれました。好みが分かれるところでしょうが、ハッピーエンドかバットエンドか、どちらともとれる余地があるところが私の好みです。前知識を入れず、過度な期待をせず、できるだけフラットな気持ちで観た方が楽しめますよ。

  •  凄腕鑑定士に鑑定の依頼が。しかし依頼主の女性にはなぜか会うことができない。。。

     ミステリーかと思わせて、引きこもりの女性と女性に対して特別な意識がある初老の男のラブストーリーかと思わせて、最後はまたミステリー的に全てが明らかになる。
     うーん、しかし、個人的な感覚としては最後にもう一展開欲しかったなぁ。男は騙されても女の一言を信じてしまうというのは分かるけど。
     雰囲気はすごぶるいい映画。

  • 最後の喪失感。唖然として佇む彼に一体化した。この落差、現実には遭遇することがあまりないだけに、映画のなかで予め経験して、感情の記憶としてしっかり留めておくことにした。
    万一の将来において、似たような喪失感に出くわしたら、この映像、「彼が貯蔵した絵画を失った部屋の扉を開けた瞬間」の彼の表情を、デジャブのタグとして引き出すであろう。

  • 素晴らしい美術と素晴らしいロマンスグレーの俳優さんとすさまじい美人とウィットに富んだ会話劇と、とにかく目に優しく楽しい映画でした。

    終盤までは。
    種明かしから先の悲壮感たるやもう……ものすごい余韻の映画でした……。

    イタリア映画と知り思わず納得

  • [鑑賞方法:WOWOWシネマ録画にて]

    ■感想
    こんなにも展開が読めなかったのは、私にとって珍しい。

    本当に部屋から出したかった“女”がそっちだったとは!

    ……寂しい騙され方でした。

  • 人生が変わるような良い映画かと思いきや、最後が衝撃的。

  • 一生誰も愛さない人生と、たった一度人を好きになって全てを失う人生。どっちが救いがあるんだろう。この映画をみて、どうしても答えがでないのは、 誰も愛せない生活の中のヴァージルが不幸だとは思わなかったから。美しい女の肖像たちにかこまれる ヴァージルの優しい笑顔に満ち足りたものがあればそれだって人間愛に満ちた偽物の中の本物。
    見終わったあと、何とも言えない虚しさで悲しくなったけどクレアにも目をむけると「何がおこってもあなたを愛してる」という言葉に少しでも真実があったのかもしれない、そう思うと少しほっとした気持ちになれた。

    この映画は見る人によって
    色んな捉え方のできる素晴らしい映画だとおもう。

    『いかなる贋作の中にも、必ず本物が隠れている』

  • 「ニューシネマパラダイスの監督と音楽担当の新作?」という触れ込みだけで観るとビックリする作品です。ミステリーとして観るか、ラブストーリーとして観るかで全く後味が180度変わってくるかも。
    ミステリー部分だけを追うと、かなり伏線とヒントが散りばめられているのであっけなく結末までたどり着けるのですが、そこに恋愛という揺れを加えることによって最後までドキドキハラハラさせてくれます。間違いなく気分が暗くなる映画ですが、個人的にはかなり好き。エンリオ・コリモーネの作る音楽はつい口ずさみたくなってしまいますね。

  • 悲しい話だけど、彼の恋は真剣に向き合え、真剣だった。そう思えます。
    全体的に重そうだと思って観始めたが、最初から引き込まれた。
    観て良かったと思える作品でした。

  • 真贋を見切る初老の天才的鑑定士が、孤独で神経質・高慢な様子で登場し、美しい美術品に囲まれるという豪華なミステリー。次に、孤独な者同士がぎこちない愛を育むラブストーリー、そして、ラストステージ。と三段段階で印象が変わりました。機械人形のパーツが小出しに出てくる時点で、罠があるのは分かりますが、痛々しい二人が障害を乗り越え愛を育てる姿に心を奪われてしまいます。最終章は時系列を崩し、ややこしくしていますが、主人公がプラハのカフェで彼女を待つシーンで終わります。リアルというより文学的で、暗喩で示してきますが、主人公が「偽りの中にも真実」のあることを信じるようになったということが(監督のいう)ハッピーエンドだと思います。

  • まさか、すべて作られた状況だったとは。。。今回は、どんでん返しを見破れず、まんまとだまされてしまった。しかしながら、映画的興奮はさほど生じず、「どんでん返し」のためだけに描かれた映画、といっても過言ではない。狂言回し的な役割の、向かいの飲食店の数字を刻む身体障害者の伏線は、ややダレた感じがするし、中盤までの登場の仕方もやや不自然だった。

    人が死なないサスペンス性を帯びた謎解き、という点は勉強になる。


    【ストーリー】
    ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、世界中のオークションで活躍する一流オークショニア。早くに親を亡くし、結婚もせず、友人もいない人間嫌いの彼の楽しみは、自宅の隠し部屋の壁一面に飾った女性の肖像画鑑賞だった。自分が仕切るオークションで、パートナーのビリー(ドナルド・サザーランド)が名画を格安で落札するよう仕向け、自分のコレクションに加えていたのだ。そんな彼の元に、クレア・イベットソン(シルヴィア・ホークス)と名乗る女性から電話が入る。1年前に亡くなった両親が遺した家具や絵画を鑑定してほしいという依頼だった。指示された邸宅に向かったものの、彼女は姿を見せず、後日再び訪問したところ、使用人のフレッド(フィリップ・ジャクソン)が現れる。やむなく1人で家の中を見て回ったヴァージルは、地下室の床に転がった何かの部品に気付き、密かに持ち帰る。だが、鑑定が進んでもクレアは一向に姿を見せない。フレッドによると、歳は27だが、奇妙な病気を患っており、11年の勤務中に一度も会ったことがないとの事。やがて、修理屋のロバート(ジム・スタージェス)に調査を依頼していた謎の部品が、18世紀に作られた機械人形の一部である可能性が出てきた。数日後、“広場恐怖症”と呼ばれる病気により、“15歳から外へ出ていない”と告白したクレアに同情したヴァージルは、壁越しのやり取りに同意する。自由な出入りを許され、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることに気付くと、影に隠れて彼女の姿を目撃。美しいその素顔に、恋に落ちてしまう。再度の覗き見を彼女に見つかった時、ヴァージルは全てを打ち明け、遂に対面を果たす。互いに心を許してゆく2人。

    ところが、外出に強い拒絶反応を示していたクレアが、ある日忽然と姿を消す。果たして、鑑定依頼の本当の目的は?そして、クレアの過去に隠された秘密とは?謎はまだ、入り口に過ぎなかった。

    「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が贈るミステリー。美術品の鑑定に天才的な才能を発揮する男が、姿を見せない依頼人からの鑑定を引き受けたことをきっかけに、思いがけない運命に巻き込まれてゆく。出演は「英国王のスピーチ」のジェフリー・ラッシュ、「クラウド アトラス」のジム・スタージェス。第26回(2013年)東京国際映画祭上映作品。

  • ネタバレありです。



    終わり方が嫌すぎて、観終わった後しばらくモヤモヤした…。それだけ引き込まれたとも言えるけど、鑑定士のクレアへの恋心が純粋すぎて、その気持ちだけは踏みにじって欲しくなかった…それなら騙されてるって知りながらっていう展開のほうがまだ良かった。

    鑑定士の几帳面さが表れている 手袋や靴などが収納されている隠し棚が個人的にツボでした。ああいう、同じものが理路整然と並べられているのを見るのが好きなので。

  • 二次元の女性にばかり萌えてきた男がいきなり三次元の女性にひっかかるとろくなことはない、というお話。そして、非モテ系が仕事で頑張って成功しても、最後にはリア充においしいところを持ってかれるぞ、と言う警句でもあります。

  • ラストのどんでん返しがハンパない(笑)
    完璧に鑑定士の視点で観ていたので、やられたー!って感じです。

    偏屈な美術鑑定士が、
    ある女性から資産家の両親の遺した美術品の査定依頼を受ける。
    だけれどもその女性は一室に閉じこもったまま姿を現さない…
    これだけで十分ミステリな展開なのですが、やはりラストの衝撃です。

    美女達の絵画がぎっしりと飾られたコレクションルーム。
    素晴らしかったですね~あんな隠し部屋があったら素敵!

    ジェフリー・ラッシュとドナルド・サザーランドの抑えた演技が良い。
    「贋作の中にも本物がある」今思えば意味深な言葉ですね。
    面白かったです。

  • THE BEST OFFER
    2013年 イタリア
    監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
    出演:ジェフリー・ラッシュ/シルヴィア・ホークス/ジム・スタージェス/ドナルド・サザーランド
    http://kanteishi.gaga.ne.jp/


    映画の宣伝はどこまでネタバレしてもOKか、という議論を最近ちょいちょい見かける気がしますが、この映画を観終わったときにも、ふとそのことについて考えさせられました。ミステリーなのか恋愛映画なのか、もちろんある程度明確にしないと客層は選べないわけだけれど、「驚愕の結末!」とか「意外な展開」と事前に知ってしまっただけでも、あ~どっかでどんでん返しがあるんだろうなと身構えて観てしまうので、実際にそのどんでん返しが起こったときに、あまり驚けなかったりしちゃうという(苦笑)。というわけで、この映画に関しては、はなからラブストーリーだと思い込んで観ていれば、どんでん返しに驚けたかもしれませんが、「驚愕の結末」があることを知ってみている以上、予想外の展開が逆に想定内すぎて、ちょっと微妙でした。

    高名な鑑定士で競売人のヴァージルは、地位も名声も金もあるけれど、潔癖症かつ女性恐怖症の傾向があって初老になってもいまだに独身、女性の肖像画をコレクションするのが趣味で、隠し部屋に飾ったそのコレクションを眺めては悦に入る日々。そのコレクションのためには多少卑怯なこともするので、善人というわけれはないけれど、大悪党というほどでもない。そんな彼がある日、広場恐怖症のため姿を現さない謎めいた女性クレアから、大邸宅の家具や美術品の査定を依頼され、当初は反発するも次第に彼女に惹かれてゆく。イケメン修理技師のロバートに恋愛相談に乗ってもらいつつ、ずっと童貞(!)だったヴァージルのクレアへの想いはついに実るのだけれど・・・

    と、ここまでは単なる良い話。偏屈おやじとメンヘラ女性の年の差を超えた素敵なラブストーリーなのですが、驚愕の結末が待っていると予告されてる以上、当然、待っているのはクレアの裏切り。出張から帰宅したら、長い年月と金銭をつぎ込んだコレクションをごっそり奪われていて、クレアの姿はない。美術品の真贋を見分ける達人であるヴァージルが、愛情や友情の真贋は見抜けなかった、という非常にベタなオチ。(15年間引きこもっている女性があんなに美人でナイスバデーなだけでも相当胡散臭いと同性ならまず疑うと思うのだけれどまあそれは置いといて)ヴァージルが信頼していたロバートやその恋人、クレアの館の使用人、そして長年の友人で画家のビリーまで、かなりの人数がヴァージルをペテンにかけるためにグルになっていて、この詐欺グループの手口はいっそ痛快なくらい鮮やか。しかし、それを素直に痛快と思えないのは、そこまでされなきゃいけないほどヴァージルが悪人でないから。恋人、友人、コレクション、すべて失い意気消沈して、廃人のようになって施設にいる彼の姿を見せられて、観客はどういうリアクションをすればいいのだろう?

    この映画はきっとこの、どんでん返しのその後、をどう解釈するかで賛否が分かれるんじゃないかと思います。個人的には、たとえ騙されても生身の女性に恋をしたというその経験だけでもヴァージルにとっては幸せだった、と前向きにとらえるにはあまりにも彼の廃人っぷりが悲哀を誘うし、「どんな贋作にも真実がある」という彼がクレアの愛をいまだ信じていると解釈(ナイト&デイを訪れたのがリハビリして立ち直ってからという前提で)するのも、少し無理がある気がする。人生とはそういうものです、と割り切るにも残酷すぎる。とにかくなんだかスッキリしない。最後まで飽きずに観れるという意味では面白い映画だけれど、もやもやしすぎて、後味悪いのが苦手でした。

  • 孤独な老人が築いた財産がちょっとズルしたり、周囲を傷付けながら築いたからといって多勢に無勢で奪うのはフェアじゃないし、老人が知らなかった愛を教えたのだから良いだろうというのは乱暴じゃないかい。
    愛を知るのは素晴らしいけれど、それの引き換えにというには悪意が多く、峰不二子が掻っ攫っていってルパンが仕方ないで済ますのとは別なんだし。

    納得のいかない映画でした

  • 個人的に親子の範囲に届く年の差loveはなんとなくダメ…という偏狭な理由でそもそもあんまり受け付けない。すいません。でも画は本当にきれい。特に彼女の家と最後のNight and Dayの内装、最高。

  • 信じていた物を全て奪われ打ち砕かれる話。
    どんな絶望を抱いてもその後の彼の人生が幸せであることを願わずにはいられない。

    本物であるか、偽物であるか。
    そんな所に価値はなく。
    自分の信じた物、自分を信じるかという話かと思った。
    見抜く、鑑定、真贋は現実的で他者という観測を含むが、自己のことであればそれはあまり意味がない。
    求める物を求める力を得るための道。

  • 胸が痛い結末。信頼してた周りの人たちがみんな裏切ってたとは。
    でも女性を愛し、(ウソだったけど)愛されたこと、感情が揺さぶられる日々は主人公にとって、あのままの人生では経験し得ないものだったのかも。いや、でもやはり心を弄ばれるなんて悲しい。
    観終わった後味は決してよくない。。感情を消化しきれずしばらくもんもんとしそう。

  • おじいさんの恋せつないよ!

  • 嫌いじゃない、嫌いじゃないけど、この主人公のことそんなに嫌いじゃないのでこの展開はなかなか胸が苦しい。セリフがとても素敵だなぁ。やっぱりトルナトーレの映画は役者の表情のカットと、洒落たセリフが命。

全131件中 1 - 25件を表示

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]に関連する談話室の質問

外部サイトの商品情報・レビュー

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]を本棚に「観たい」で登録しているひと

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする