鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

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監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : ジェフリー・ラッシュ  ジム・スタージェス  シルヴィア・ホークス  ドナルド・サザーランド 
  • ¥ 1,500 (参考価格 ¥ 4,212)
  • Happinet(SB)(D) (2014年8月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953061095

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 彼にとっての救いとは不確定な未来である

  • あの瞬間、えーーーーーーーーーっ!?!?て叫んじゃった(笑)

    最初はミステリアス、途中ハートフル、そして最後は悲劇と言うか喜劇。

    捉え方は人それぞれだけど、ヴァージルのピュアで優しく美しい心が、私は好きだ。

    人間と関わる事を嫌った偏屈ジジイが、人を愛することを知った。全てが偽りの中で、それだけは本物だったから。

  • 時間と感情を描いた作品。
    ノーランのインターステラーに近い。
    主に前半で美と愛、自然(人間性)と人工物(芸術)がゆったりと取り上げられつつ、ラストに(取って付けたように)失われ行く記憶と永遠の時間とが主題として持ち上がる。
    時間のテーマはもっと序盤からあった方が個人的には好み。それが実現されなかったのは、結局のところ監督自身(あるいはこの映画自体)が失われゆく時間の一部だからじゃないだろうか。
    「偽物の中にも本物はある」。映画中だと基本的には、「贋作もそれ自体オリジナルなものだ」という意味で言われる。「贋作の作家も自分の痕跡を残したくなる」から。じゃあこの映画の登場人物の中で贋作作家はいったい誰だっただろう。たぶんその観点でこの映画を分析するのはうまくいかない。主要な登場人物全員が贋作作家であるから。

    加熱気味のアートマーケットへの批判と読んでもいいけど、そうだとしたらちょっと軽薄すぎないかという気もする。

  • 主人公は美術品の競売を行う、名高い老人鑑定士。彼は女性とこれまで関わりを持たずに生きてきた反面、美女の絵画をコレクションする、とい性癖を持っていた。
    ある日不思議な客から依頼を受け、渋々仕事を受けるも、その気まぐれに度々嫌気がさし。それでも、不思議なネジを集める好奇心と、様々な骨董品を抱える豪邸に一人で引きこもる若い女性家主に興味を引かれ、だんだんにその若き家主と深い関係になり。。。

    ラストの解釈にはいくつかあるんですね。私は完全に主人公の鑑定士が、財産も愛も全て失い、絶望するという話だと思いました。
    モテない人間にはなかなか心をえぐられるお話でしたが笑
    話としては結構よくできている感じで、引き込まれるところが多かったです。

  • 人と関わることを恐れてきた名うての鑑定士が、ある出来事をきっかけに訳アリの依頼人女性とやりとりをするようになる。振り回されているうちに、彼女との愛に目覚めるが・・というストーリー。

    偏屈をこじらせ、名画に描かれた女性に萌え続けてきたジェフリー・ラッシュ演じる鑑定士が依頼人女性に翻弄されていくうちに頑なさを解いてゆく過程に顔が緩んだ。

    だが・・最後の最後に大どんでん返し。

    現実ならただただイタい結末。それが街や美術品、アンティーク、プラハの機械仕掛けのバーなどを通すと、鑑定士の幻に振り回された自分自身の崩壊と「幻がほんものになること」を選ぶ再生?の心理描写をなんとも美しいものに。



    ちなみに身もふたもないけれど、依頼人女性のツンデレリピートで相手を虜にしていくプロセスは恋愛依存の中の一つの形態。

    振り回す側は相手の持つ何か(例えば財力、セックスなどなど)が最終目的であり、相手は尊重すべき人間などではなく手段でしかない。振り回す側に自覚あり、なしに関わらず現代ではよくありがちな関係性ともいえる。

    そこそこの自尊心のある人しかその搾取という一方的な現実を見抜けないし、たいてい振り回す側は振り回されてくれる人を巧みに見つけ出すから厄介なんだけど。

  • ネタバレ

    あらすじ

    主人公のヴァージルは孤児院の出ながら一流の鑑定士、競売人として財を成していました。一方、(おそらく)孤児院時代に院内の女の子から虐げられたことで女性と関わることを恐れるようになり、生活は女っ気のないものでした。

    ある日、ヴァージルの元に、両親の遺した美術品を競売に出したいという女性から電話がかかってきます。ヴァージルは何度も家に出向くのですが、彼女は姿を現しません。そんな彼女に対し、プライドを傷つけられながらも惹かれていくヴァージルですが……



    バッドエンドかハッピーエンドか

    この作品の特徴として意図的に解決されない伏線というのがあると思います。何も考えずに見ていくと、女慣れしていないヴァージルがクレアに騙され、さらに悲しいことに、初めて感じた愛を忘れられずにいつまでもクレアを待つ、という救いのないストーリーなのですが、随所にハッピーエンドの伏線が隠されています。

    「偽りの中に必ず信実がある」
    「結末をハッピーエンドに書き換えたい」
    「何があっても、あなたを愛している」

    ただし、この伏線は回収されません。それは回収する手前のシーンで映画の幕が下りてしまうからです。
    あの後クレアはナイト・アンド・デイに現れるのか、クレアの愛が偽りだったのか、本物だったのかは視聴者に委ねられます。

    (ちなみに僕が見たときはラストの時系列がいまいちはっきりせずに、レストランでヴァージルが待つシーンも回想で、結局クレアは現れず失意の中で老人ホームに入っているのかと思っていたのですが、あれはただの病院だったようです。)

    淡い希望だとわかっていても、ヴァージルには幸せになってほしいですね。

  • 胸くそが悪いです。
    大嫌いですが演技が素晴らしかったので星3で。
    このレビューについて、おおっぴろげのネタバレはないですが、予告の内容の範囲また物語にでたままの伏線ではなくともよく読むと大体どうなるのかきっとわかってしまう感想が書かれているのでネタバレにしました。

    ヴァージルの魅力に引き込まれる自分がいたり、ヴァージル自身の物の見方になってしまっていたところがあるのでああ、これはという伏線があったにも関わらずスルーしてしまいました。
    もし私がヴァージルなら、彼と自分がきっとにたような行動をするであろうと思うところも多々あったので最後にあんな風にかまされると思うと発狂しそうです。
    物語だからこそ私は綺麗で平和なストーリーを求めてしまいます。

  • ラストシーンが良かった。

  • かわいそう(言葉もない) ジジイが若い女のせいでかわいそうな目にあう話、ルコントの『仕立て屋の恋』以来だ・・

  • 字幕: 松浦美奈

    事前にいろいろ情報を耳にしていなかったら、もう少し素直に楽しめたのかもしれない。
    でもその一方で、たとえ知らずとも、意味深に出してくる諸々のキーワードがどうなるのか気になって結局謎解き(というかあら探しというか)をしながら観てしまっていたような気もする。

    そもそもメインキャストのうち3人が明らかにイギリス英語を話しているのに舞台がイタリアという、ひと昔前の不自然な舞台設定。物語として辻褄を合わせるには仕方なかったんだろうけど、若干説得力に欠けるメイン二人の年齢設定。分かりやすすぎる伏線の張り方。その割にミステリーにしたいのかロマンスにしたいのか、どっちつかずがゆえの冗長さ。

    ★2.5ぐらいだけど、ジェフリー・ラッシュの演技はそれでも観る価値があるので3てことで。

  • ひどい結末

    あんなおじいさんが
    あんな若い女に
    ひっかかるものなのだろうか?
    もう少し妙齢の、神経質だけど可憐なおばさまにしてほしかった

    美術鑑定士ヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)をもっと悪人にしてほしかったし
    彼女にのめり込んでしまうやり取りももっと周到に描いてほしかったし
    オークションの相棒ビリー(ドナルド・サザーランド)との確執ももっと陰湿に描いてほしかったし
    バーの小人症の女性の伏線ももっとはってほしかったし

    何もかもが
    簡単すぎて、ちっとも感情移入できない!!
    実際の人生がドロドロしすぎなのだろうか???

  • 偽りの中にも真実はある

  • 二回目。ジェフリー・ラッシュの演技が良い。でも、あのからくり人形でバージルの気を引いたんだろうけど、彼を騙せるほどあれは見事な細工だったのか? 目玉が人を追っていくのはすごいと思ったけど、修理屋にそこまでのものをつくる技量があったとも思えないし、改めて見ると、少しづつ粗に気がついてしまう。

  • こりゃ良かった

  • レンタル>後味悪っ!!J.ラッシュの老紳士(鑑定士)の佇まいが良かったですねぇ~♪ちょっと人と付き合うのが苦手(ちょっとコミュ障)で神経質そうな感じが、流石巧いっす♪建物や衣装,絵画美術が綺麗ですばらし。こういう雰囲気は好みです。ラストの時計仕掛けのレストランが内,外観共にとてもオシャレで素敵♪面白い造り。
    …最後まで”連れを…”と言い切って連れを待つヴァージル老士が何とも切ない。。
    皆グルで騙しやがって!!酷いじゃないか!?まさか友人だと思ってた長年に渡るパートナー;ビリーまでもが><!よっぽど恨んでたのかしら(^^;)。。
    主人公が全てを失って気づいた時、贋作(偽物)の中にも真実が潜む…と思いたい。(=ドアの向こうに”愛してる”と言ってた彼女が現れて来てくれる事を願うばかり><!)
    美術品の真偽を見分ける力は一級品なのに人間の真偽を見分けるのは難しい。。何たる皮肉。若い女のツンデレに完全にやられちゃったみたいww

  • 見事に騙された~。
    いくら自分の才能を認めてくれないからってあの仕打ちはないよ~ドナルド・サザーランド!
    って思った。観た直後は。
    でも待てよ、原題は訳すと”最高の出品物”ということになるんだから、もしかしたら彩りのない恋愛もしたことがない鑑定士が、若い美しい女性とつかの間の恋愛をしたというハッピーエンドなのかもしれない。
    ”なにがあってもあなたを愛してる”
    ”偽りの中に真実がある”のセリフもあったし。
    これは、もう一度観なくてはと思わせる映画でした。

    クラウド アトラスでファンになったジム・スタージェスがなんでも修理屋さんで出てた。なんかポール・マッカトニーに似てた。


    The Best Offer 2013年 131分 伊 アマゾンプライス
    監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ
    出演 : ジェフリー・ラッシュ ジム・スタージェス シルヴィア・ホークス ドナルド・サザーランド

  • ジェフリーラッシュ主演。老鑑定士が、顔の見えない依頼人に好意を寄せていく話。彼の性志向が、生身の女性への畏怖心から、絵画の女性に向けているなか、クレアという顔も見せない声だけの依頼人に惹かれていく。身元が分からず、憤怒しながら、気になっていくのは、女性の方からアクションを起こして、その度に鑑定士の評価をあげるから、彼としてはぶつけようのない怒りが残り、じょじょに好意へと様変わりしていくのだろう。脇にドナルドサザーランドが、後手とは思えないほどに、風格ある人物にしてくれている。人嫌いの割に、クレアという人物は癇癪を起こしやすく、臆病という人物像とは懸け離れた女性のようで、少し違和感を残します。そんな女性が、あなたと似ているから、と心を赦すことに疑問を持たなかった主人公は、絵画相手ばかりしていたため、疑心が湧かなかったのかもしれません。ジェフリーラッシュの気難しい老鑑定家の風格は、決まっていて、とても良かった。最後の裏返された事実には…周りの役者勢の雰囲気でとてもいい感じに纏まり、後味が悪くも、作品独自の空気は気に入っています。反芻されるクレアの、何があったって、の場面は彼にとって真実なのでしょう。

  • 最後に賛否があるかと思いますが
    全編を通して惹きつける展開は流石ニューシネマパラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ監督です

    海の上のピアニストは好きでしたが長さが気になってました
    この作品は時間を忘れてました。それ位夢中になれるだけに最後の展開でどう感じるかは人それぞれです
    ですが、あのシーンはいつまでも思い出に残るタイプの印象深い映画です。
    ゆったりした流れの話でおすすめです

  • 最初は「どこがミステリー?」と思うようなラブストーリーだけど、最後はやっぱりミステリー。ラブストーリー部分の展開はそんなに好みではなかったけれど、ラストでグッと引き込まれました。好みが分かれるところでしょうが、ハッピーエンドかバットエンドか、どちらともとれる余地があるところが私の好みです。前知識を入れず、過度な期待をせず、できるだけフラットな気持ちで観た方が楽しめますよ。

  • カワイソウダナー(ノ_・。)

  • 最後の喪失感。唖然として佇む彼に一体化した。この落差、現実には遭遇することがあまりないだけに、映画のなかで予め経験して、感情の記憶としてしっかり留めておくことにした。
    万一の将来において、似たような喪失感に出くわしたら、この映像、「彼が貯蔵した絵画を失った部屋の扉を開けた瞬間」の彼の表情を、デジャブのタグとして引き出すであろう。

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