鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

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監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : ジェフリー・ラッシュ  ジム・スタージェス  シルヴィア・ホークス  ドナルド・サザーランド 
  • Happinet(SB)(D) (2014年8月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953061095

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ちらっとムービープラスでやっているのを観て、ジェフリー・ラッシュが出ているのと雰囲気が良さそうで録画した。

    全く前知識なしで観たので驚きだった。前知識を入れない方がいい。たった一言のヒントで、予告で、キャッチコピーで、この映画の見方が変わって驚きが半減されてしまうからご注意を。

    美しい絵画やアンティーク家具、老人、収集、狭い場所など作家の小川洋子さんの作品の雰囲気が好きなら、この映画の雰囲気も好きだと思う。

    もちろん、ストーリーは別。
    これは人によって分かれるだろうなぁ。
    とにかく、驚いたし、ジェフリー・ラッシュの演技はやっぱり素晴らしいと思う。

    ぜひ、ちょっとしたあらすじすら見ずに観てほしい。

  • 〈ストーリー〉
    美術鑑定士として成功しているヴァージルに、ある日依頼の電話が入る。

    依頼人は若い女性で、死んだ両親が収集していた美術品を競売にかけて欲しいというものだった。

    ヴァージルは査定を承諾し邸宅を訪問するが、依頼人であるクレアは姿を表さなかった。

    邸宅に来てもやり取りは電話のみ。

    弄ばれてると思ったヴァージルは電話越しに大きな声で怒り、不満を爆発させる。

    すると、クレアの電話から自分の声がする事に気がつく!

    なんとクレアはずっと邸宅の隠し部屋にいて、居留守をつかっていたのだ。

    ヴァージルは邸宅の管理人や、電話でクレア自身から話を聞き、クレアが広場恐怖症で長年引きこもっている事を理解した。

    そして、これからの交渉もクレアは姿は見せず、電話か扉越しにヴァージルと会話をして仕事を進める事になる。

    依頼人が姿を表さないという前代未聞の依頼であったが、ヴァージルは扉越しに接するうちに、クレアの容姿に興味を抱いていく。

    そして、ある日邸宅から帰るふりをして部屋の中に隠れてクレアの容姿を盗み見る。

    そこに現れたクレアは長年引きこもっていたとは思えないほど美しく若い女性であった。

    そして、この日を境にヴァージルの今まで積み重ねてきた人生が大きく崩壊へと傾き始める…

    〈感想〉
    監督はジョゼッペ・トルナトーレ!

    「ニューシネマパラダイス」「海の上のピアニスト」などの代表作が有名で、自分は特に「海の上のピアニスト」が大好きです。


    しかしこの作品はこれら2作とは全くテイストの違うミステリー作品!

    簡潔に言うならばこんなに騙されたのは初めてです( ̄O ̄;)

    決して後味の良い騙され方では無いですが、観ていて全く飽きず、いろいろ推測したり、観察したりとても楽しめた映画です!

    私が持ってるトルナトーレ監督のイメージは、ファンダジー作家だと言う事です!

    ニューシネマパラダイスも、海の家のピアニストもとても美術や人物描写がリアルなので、カテゴリーで言うとファンダジー映画には分類されないでしょう。

    一般にファンダジー映画とはハリーポッターや、ナルニア国などの様に、CG技術を駆使して異世界を舞台に繰り広げられる壮大な物語を想像すると思います。

    そういう意味では決してトルナトーレ作品はファンダジー映画ではないです。

    ただ、ファンダジーを幻想や空想という定義で考えた時、トルナトーレ作品は映像こそリアルでファンダジーとはほど遠いですが、脚本は幻想的で独特の雰囲気の世界観(異世界)を作り上げています。

    そう言う意味で私はトルナトーレ作品を観ると、不思議な世界に導かれていく様でとてもワクワクしますね(^^)

    普通、ファンダジー映画は映像が幻想的で話は平凡な作品が多いです。

    一方、トルナトーレ作品は映像が平凡な日常で、紡ぎ出させるストーリーがファンダジーなのです!

    皆さんも一度はトルナトーレ作品を味わってみて下さい(^^)


    「鑑定士と顔のない依頼人」予告編

  • 『ニュー・シネマ・パラダイス』や『海の上のピアニスト』は評価高いけど個人的にはハズレ、『題名のない子守唄』、『マレーナ』はアタリだったジュゼッペ・トルナトーレ監督ですが今回は大アタリだなぁ。ハッピーエンド?バッドエンド?と解釈、また評価も分れてるみたいですが。手紙のシーンから考えると、ハッピーエンドかな? 「偽りの中にも真実がある」
    英題:The Best Offer、原題:La migliore offertaなるほどね。


    ジュゼッペ・トルナトーレINTERVIEW
    「わたし自身、この映画の結末は、非常にポジティブなものだと思っています。愛を信じる人たちには勝利ですが、愛を信じない人には暗いエンディングに思えることでしょう」「わたしがこの映画で伝えたかったことは、愛そのものです。もし、その意味がわからなければ、ぜひ何度でも観てみていただければと思います」

  •  美術鑑定士のヴァ―ジルのもとに一件の依頼が舞い込む。しかし、その依頼人は電話越しにしかヴァ―ジルと話をせず一向に姿を見せない。ヴァ―ジルは顔を見せない依頼人のクレアに不満を感じつつも、徐々に彼女のことが気にかかるようになっていく。

     ヴァ―ジルを演じたジェフリー・ラッシュさんの演技が良かったです。

     作品の初めはなんとも偉そうでぶすっとしたおじ様なのですが、クレアのことが気になって徐々に彼女の一挙手一投足、少々不安定な彼女の言動に振り回されるようになる姿が、
    また彼自身かなり女性関係に奥手で、恋愛相談を一回り以上年下の友人に相談する姿が、なんともおかしくて不器用で、そして一生懸命さが伝わってきます。本気の恋愛なんだな、というのが見ていて伝わってきます。

     それだけにラストの持って行き方は見事! たくさんの歯車が回ってるという趣向のレストランで、一人座ってるヴァ―ジルの姿は痛切さを感じさせられながらも、ため息をついてしまうような美しさも感じます。

     何かが崩れ去る美しさ、というものが表現された映画だったと思います。

  • ジュゼッペ・トルナトーレ。
    かの「ニュー・シネマ・パラダイス」ですっかり
    心酔させられてしまったた映画監督。
    またしても ほほーっ となる名作を見せていただいた。

    贋作と本物。
    贋作の中にも価値のあるものもある
    それは本当に本物か??

    人物、物語、展開など縦糸と横糸を
    巧みに織り合わせた巧妙な映画でした。

    是非、感想などは何も見ずに見ていただきたい。
    ネタバレ厳禁。
    情報を入れないおかげで大いに楽しむことが出来ました。

    くれぐれも何も見ずに、聞かずにご覧ください。
    オススメですから。


    <これ以下はネタバレを含みます>

    主人公の超一流の老美術鑑定士。
    美術品の真贋は一目瞭然でわかる。
    でも、心を奪われた相手の”真贋”は見抜けない。

    老いて初めて知った恋の味。
    盲目の度合いが違います。
    逆手になんて取られたらもうイチコロ。

    周到に用意されたことも匂わせる部分もあったり
    行きずり上そうなって行ったと思わせる部分もあったり
    登場人物に感情移入すればするほど
    信じたい部分、信じたくない部分に切なくなります。

    オートマタの言葉は「彼らの」本意なのか。
    繰り返す自らの声が深みや、悲哀、切なさを更に増すように感じました。

    とても面白かった。

  • 前半は好き

  • 最初は「どこがミステリー?」と思うようなラブストーリーだけど、最後はやっぱりミステリー。ラブストーリー部分の展開はそんなに好みではなかったけれど、ラストでグッと引き込まれました。好みが分かれるところでしょうが、ハッピーエンドかバットエンドか、どちらともとれる余地があるところが私の好みです。前知識を入れず、過度な期待をせず、できるだけフラットな気持ちで観た方が楽しめますよ。

  •  凄腕鑑定士に鑑定の依頼が。しかし依頼主の女性にはなぜか会うことができない。。。

     ミステリーかと思わせて、引きこもりの女性と女性に対して特別な意識がある初老の男のラブストーリーかと思わせて、最後はまたミステリー的に全てが明らかになる。
     うーん、しかし、個人的な感覚としては最後にもう一展開欲しかったなぁ。男は騙されても女の一言を信じてしまうというのは分かるけど。
     雰囲気はすごぶるいい映画。

  • 最後の喪失感。唖然として佇む彼に一体化した。この落差、現実には遭遇することがあまりないだけに、映画のなかで予め経験して、感情の記憶としてしっかり留めておくことにした。
    万一の将来において、似たような喪失感に出くわしたら、この映像、「彼が貯蔵した絵画を失った部屋の扉を開けた瞬間」の彼の表情を、デジャブのタグとして引き出すであろう。

  • 素晴らしい美術と素晴らしいロマンスグレーの俳優さんとすさまじい美人とウィットに富んだ会話劇と、とにかく目に優しく楽しい映画でした。

    終盤までは。
    種明かしから先の悲壮感たるやもう……ものすごい余韻の映画でした……。

    イタリア映画と知り思わず納得

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