妖怪アパートの幽雅な日常10 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  ようやっと完結(まだ「番外編」は1冊残ってるけど......)( ´ ▽ ` )ノ

    ○大晦日〜元旦——例によって例のごとく、ひたすら飲んで食って修行して......アパート描写は基本おんなじことの繰り返しだな。
    ○長谷の祖父死去。姉の急病——なんか突然って感じで長谷のファミリーストーリーが描かれる。これまでほとんど言及されてこなかった彼の姉がキーパーソンに。
    ○その姉の心に「ダイブ」し、祖父・鬼恭造の怨霊(?)と対決する長谷&ユーシ(BL)
    ○その結果、半年昏睡状態に陥るユーシ——卒業式も受験も経験できず(>_<)
    ○十年後——ナンジャコリャ的な後日談。作者さんご贔屓の千晶チャンスペシャルコンサートをもってして、全編の完。
     等々。

     最終巻にしてようやっと原点回帰的な展開(妖怪バトル)となり、正直ホッとした( ´ ▽ ` )ノ
     前巻までのような内容のまま完結してたら、相当なガッカリ感が否めなかったろう( ´ ▽ ` )ノ
     後日談までしっかり描かれてるから、もうこれで何の後腐れもないや( ´ ▽ ` )ノ

     で、全編の感想としては、いくら何でも脇にそれすぎちゃったのが残念でならない(>_<)
     あとがきで作者さん本人が書いてるけど(思わぬ方向に話が展開していった云々)、それら全てが裏目に出ちゃった感(>_<)
     あんな内容だったら、正直4〜9巻ぜんぶ要らなかったな(>_<)
     作者さんの性癖(男色趣味)が全面に出過ぎ(特に千晶チャン好キ好キ! のくだり)でほとほと辟易(>_<)
     男子高校生が主役の青春小説だってのに(対異性)恋愛要素がここまで完全に欠如してるってのも異常っちゃ異常(全裸の女性と混浴してもただ慌てふためくだけで終わっちゃう)(>_<)
     出てくる「女性」はすべてテンプレの賑やかしかザコキャラ扱いの悪役ばかり(青木先生、結局あれだけで終わっちゃったな......ほんと可愛そうとしか言いようのない雑な扱いだった.....「女」であるという事実だけで徹底して嫌われ抜いた感)(>_<)
     1〜3巻を読んだ段階では「これは(妖怪小説としてだけではなく)青春小説としても傑作かも」と思ったんだけどなあ......(´ε`;)ウーン…
     その他もろもろ、本作に関して思うところ(悪口)は4〜9巻のレビューでさんざん書いてきたことの繰り返しになっちゃうので以下略。

     とにもかくにもようやっと終わった(まだ「番外編」が残ってるけど......)( ´ ▽ ` )ノ
     ホッとした( ´ ▽ ` )ノ
     まとめ買いなんかしなきゃよかった( ´ ▽ ` )ノ
     1〜3巻(と最終巻)だけ読めばじゅうぶんなシリーズ(逆に言うと「そっち」方面が好きな方たちには4〜9巻こそが、大事な部分なのかも知れないけど......)( ´ ▽ ` )ノ
    2023/05/29
    #4242
     

著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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