ほじゅどー(旧あお)さんの感想
2022年9月7日
遊びもせず、世界中の学問を習得し尽くしたのに、広い天地の秘密を知ることはできなかった。。。と、年老いて嘆くファウスト。悪魔と取引して若返ることに。いろいろな遊びや体験をする。なんとか満足しようとする努力。じつはその努力こそが探していた満足だったと気づく。努力は永久に消えない。神はすべて努力なすものを救いたもう。 世界文学全集を子供の頃から読破していた手塚治虫は1949年、23歳にして「ファウスト」を独自の解釈で漫画化した。ソ連製アニメ「せむしの仔馬」の影響が大きい。翌々年には「罪と罰」を漫画化した。
イナダさんの感想
2023年1月2日
「ファウスト」…原作を元にしながらいくつかの点で分かりやすくコンパクトに改変。マルガレーテは王女に。 「百物語」…手塚治虫版ファウスト。(マクベスが元ネタの黒澤明「蜘蛛巣城」のように日本が舞台) 悪魔と結ばれて救済されるエンドはなかなか。
しんきちさんの感想
2018年10月14日
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1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。 「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」