奇子 1 [Kindle]

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著者 : 手塚治虫
  • 手塚プロダクション (2014年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)

奇子 1の感想・レビュー・書評

  • 手塚治虫の「奇子」(あやこ)全3巻読了。

    昭和24年に実際に相次いで発生した、国鉄三大ミステリー事件の1つ下山事件をもとにして、東北地方の400年続く旧家・天外(てんげ)家の人々が絡むストーリー。

    天外家の末娘・奇子は不義の子。
    一族は次男・仁朗のしでかしてしまった、家名が汚れてしまう事件の発覚を恐れたため、目撃者の奇子は死んだことにされ幼女の頃から22年間土蔵の地下室に閉じ込められてしまうのだった。

    登場人物(主に奇子の兄姉たち)の勝手な振る舞いは好きになれない。
    しかし、よくよく思えば異様に見えたこの一族の強欲さは、我々どの人にも思い当たる人生の縮図であるような気もしてくる。
    奇子は、ずっと暗闇の中で暮らし、外界との接触がない半生をおくってしまったから、かなりの常識外れの美女に成長してしまった。
    天真爛漫さが愛おしい女性だけど、奇異な行動で台無し。一族の犠牲になってしまっても、なぜだか可哀想には思えない。
    家柄より芋幹でしょう。

  • 近親相姦を繰り返し、村の中の人間のほぼすべてが遠縁にあたるほどになった村で、近親相姦によってできた奇子という女の子の話。



    田舎の小さな村で育った俺としては、すげぇ拒絶感でいっぱいになりながら読んだマンガ。吐き捨てたいような、目を背けたいような話で、実際昭和の時代はあったんだろうな。今もあるのだろうか。



    近親相姦はAVとかでネタになっているが、あぁいう風に当然のように近親相姦する風土が存在するのは、すげぇ異様に感じる。

  • KUにて一気読み。仁郎さんカッケー。土蔵に閉じ込められる少女……というモチーフをここ最近どこかの小説でも読んだような気がしたが、よく覚えていない。そしておっかさんが最後までいい味出してるなぁ。物語としてはこのくらいの長さで完結してくれると読みやすくてちょうどいい。

  • 『アドルフに告ぐ』同様にハラハラ・ドキドキしながら一気に読んでしまいました。登場人物全員がキーマンであり、一切の不要要素がなく凝縮されており、手塚治虫先生の天才ぶりを改めて感じた作品でした。

  • 胸糞悪い読了感。
    というか、最初からずっと胸糞悪い。
    ドロドロ人間関係ドラマは元々好きで、胸糞悪い作品も嫌いじゃなかったけど、子供産んでからちょっと重た過ぎると感じるようになったかも。
    特に子供が痛めつけられると胸が痛過ぎる。
    まぁでも作品全体としてはやっぱりひきつけられる。
    そしてノンフィクションも好きなので、現実の事件を絡めてくるあたりも好み。
    安売りの¥99の時に買ったので、続きが早く読みたいものの、また安くなるんじゃないかという期待からまだ買えず。

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