- Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)
感想・レビュー・書評
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終戦後の日本を舞台にした手塚治虫のマンガです。
終戦直後の情勢や当時の田舎の陰湿な雰囲気、暗部の存在などがよく表現されていて、とても胸糞悪いです。
ですが本作は導入部のみで終わってしまうため、続きがとても気になります…。 -
1949年に起きた戦後最大の未解決事件と言われる下山事件を織り込んだ、手塚漫画の大河ドラマ。
閉鎖的な『家柄』の風習にがんじがらめにされた奇想天外なストーリーは必見。 -
こわい。でも引き込まれるストーリー展開。
1巻は奇子が重大事件の目撃者となった事をきっかけに戸籍を消され、今後一生閉じ込められ、存在を消される経緯が書かれる。 -
210504 心をえぐられる。
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近親相姦を繰り返し、村の中の人間のほぼすべてが遠縁にあたるほどになった村で、近親相姦によってできた奇子という女の子の話。
田舎の小さな村で育った俺としては、すげぇ拒絶感でいっぱいになりながら読んだマンガ。吐き捨てたいような、目を背けたいような話で、実際昭和の時代はあったんだろうな。今もあるのだろうか。
近親相姦はAVとかでネタになっているが、あぁいう風に当然のように近親相姦する風土が存在するのは、すげぇ異様に感じる。 -
KUにて一気読み。仁郎さんカッケー。土蔵に閉じ込められる少女……というモチーフをここ最近どこかの小説でも読んだような気がしたが、よく覚えていない。そしておっかさんが最後までいい味出してるなぁ。物語としてはこのくらいの長さで完結してくれると読みやすくてちょうどいい。
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『アドルフに告ぐ』同様にハラハラ・ドキドキしながら一気に読んでしまいました。登場人物全員がキーマンであり、一切の不要要素がなく凝縮されており、手塚治虫先生の天才ぶりを改めて感じた作品でした。