奇子 3 [Kindle]

著者 :
  • 手塚プロダクション
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感想 : 8
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感想・レビュー・書評

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  • 血縁同士、近親相姦といった奇習で子どもを作ってきた天外家。家父長制や地主制度の中に奇想天外なストーリーが生まれる。天外家の末娘で不義の子、奇子は、幼少期に義父からあることがきっかけで土蔵に幽閉される。10年以上もの歳月を、天外家と半ば隔絶された土蔵で過ごした奇子。現実世界に引き戻された奇子は、再び幽閉された空間の中で家族への復讐を遂げる。結末は衝撃的。すごく面白い。

  • エロティックサスペンスな感じでしょうか。
    ドロドロしていますね。ドロドロ、ドロドロ。
    どの登場人物も自分勝手でエゴイスティックです。
    人間の本質的なものを描いているような。
    ラストまで全ての人々が狂気に包まれていました。

  • ふとしたきっかけで読みはじめて一気読み。とてもおもしろかった。久々の名作を見た。

  • 1巻をKindle Unlimitedで読んでしまって続きが気になり、結局2-3巻を購入して一気に読んだ(手塚作品は1巻がよくUnlimitedに入っているが手を出さない方がよさそう…)。

    3巻中盤から打ち切りかと心配になる怒涛の展開。広げた風呂敷が畳めてません先生!そんなくちゃくちゃに丸めないで先生!あっなんかふわっと収まったすごいですね先生!

    結局、性的な常識のない美人が居たらめっちゃいいよね?というフェティッシュな煩悩をベースに、戦後の闇社会と田舎の因習を絡めて女性解放を添えてみたやつです。

  • うーん。
    そういう終わり方なのかぁ…。
    途中、また仁朗中心に歴史的な背景が絡んできて面白くなるかと思いきや、結局謎は謎のまま終了。
    奇子も中心にいるようで、結局何になったのか、何にもなっていないのか、よくわからず。
    期待してた話と違った、ってところです。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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