アドルフに告ぐ 5 [Kindle]

著者 :
  • 手塚プロダクション
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感想 : 10
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感想・レビュー・書評

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  • 3人のアドルフの物語。
    各々でストーリーは進み、それがやがて一本の糸になるというのが面白かった。
    また、歴史など全く興味がなかったけれど、ラストまで読むと複雑な気持ちになる。
    迫害されていた側がやがて迫害する側に回ることもあるし、迫害していたそもそもの側も元を辿れば……等となったり。
    今まで歴史などに興味がなかったが、この作品でちょっと興味が湧いた。

  • 最初に読んだのが中学か高校の時。
    すげードラマだと感動して、その後数年は毎年一度は読み返した。
    単行本も当時のマンガでは珍しいハードカバーだった。
    電子書籍で久々に読み直したが、変わらず感動してしまう。

  • Kindle Unlimited で一気読み。

    3人のアドルフを通じて語られるドイツと日本。
    その中にある人種と人の境界線。
    世界に存在する人は文化的・歴史的背景から異なる正しい価値観を持ってしまう。
    でも個人ごとの人である根本的な価値観は変わらない。

    大衆的行動が多くも悲劇を生み出してきた。
    SNSは大衆的になりやすい。
    人は危険な道具を手にしたのかもしれないし、危険なコトを素早く明らかにし適切な方向へと導く道具を手にしたのかもしれない。

    大きな過ちは少人数が密室で物事を決めてきたコトの方が多い。
    非公開より公開することでより良い学びを。
    暑い夏の日に感じた。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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