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- / ISBN・EAN: 4988126209094
感想・レビュー・書評
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『秘密と嘘』(Secrets & Lies)は1996年の映画。マイク・リーによる脚本・監督作品。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。アメリカのアカデミー賞でも多数の賞にノミネートされた。
舞台出身のマイクー・リー監督らしく、脚本は一切使用せず、現場で役者とともに即興的に作り上げられていった世界観は極限のリアリティーを生んだ。
ストーリー:
幼くして母親を亡くし、10代から稼ぎに出かけつつ、弟の世話までこなしてきた主人公のシンシア。そのお節介な性格からか、夫はおろか友人すらいないまま中年を迎える。
母親に対する不満からいつもイライラしている娘ロクサーヌ、カメラマンとして活動し裕福な生活を手に入れた弟モーリスと不妊治療に励むその妻モニカ。そして、シンシアがその存在さえ忘れていた生まれてすぐに養子に出した黒人の娘ホーテンス。そして、それらの人物をさらに取り巻くトラブルや人々。嫉妬や憎悪、疑い、嘘、秘密、依存、罪の意識。さまざまな感情が渦巻く中、「家族」という幻想の中で、積もりに積もった不平不満がそこに噴出する。(ウイキペディア) -
等身大の人物たち
身の置き所がなく、気恥ずかしく 器用でもなく明確でもなく
皆がまともに、大人になれる訳じゃない。
がっちゃがちゃなパーティーもほんと見覚えがある -
養子として育てられた女性が実の親を探し、その家族の中に入っていくことから明かされる、家族をめぐる“秘密と嘘”……そこから生まれる新しい家族の姿と和解を描くヒューマン・ドラマ。
なんだか、スッキリしない後味なんですが。
96年カンヌ映画祭パルム・ドール