Google play でレンタルを買ってもらった。
男性の写真家モーリスと、彼に関係する女性3人の話。あと、黒人女性のホーテンス。
モーリスは、自分にとって大切な3人の女性がいがみあう関係をやめたかった。
モーリスの妻モニカは不妊症で、子供をたくさん産めるシンシアが嫌い。
モーリスの姉シンシアは、人に恵まれて、裕福な暮らしをしているモニカが嫌い。
モーリスの姪ロクサンヌは、尻軽で薄給の一人親シンシアが嫌い。
今のイギリスは多様性に溢れているから、人と違うことを弱みとして隠そうとするのではなく、真実を直視して認め合おう…みたいなテーマなのかな、と思った。
「傷つくことを恐れず、真実を直視しようとしたホーテンスを尊敬する」byモーリス
それにしても、この黒人女性はとっても好意的に描かれている。すごくいい人だったな。学があって、落ち着いていて、ユーモアもあって。心が綺麗で大人びていて、社会的に認められる仕事がある人。黒人女性の美しさにハッとした。
逆に、シンシアは気を遣わせてばかりだった。大人の女性としてしょうもない人。特にパーティーのシーンはなあ…。でも、本人も苦労をたくさんしてきたのだと思った。10歳の時に親を亡くしてから、働いたり弟を養ったりしてきたことを踏まえると、彼女に学がなく父親のいない子供ばかり生むのは、彼女のせいではなく、10代女性に厳しかった社会(学歴差別や性的な洗礼を浴びせたであろう)のせいだとも考えられる。かわいそうだ。
階級ごとの発音の違いが、顕著に現れていた。