ピアニスト [DVD]

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監督 : ミヒャエル・ハネケ 
出演 : イザベル・ユペール  ブノワ・マジメル  アニー・ジラルド 
  • KADOKAWA / 角川書店 (2014年6月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126209087

ピアニスト [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ★☆~トラウマ★ピアニスト~☆★

    ミヒャエル・ハネケって監督には降参です。
    なんでこんなに面白い作品が多いんだろうか、

    中年ピアノ教師のエリカ(イザベル・ユペール)と
    生徒ワルター(ブノワ・マジメル)の愛憎劇です。

    ただの愛憎劇じゃないところが、まさにハネケだな。

    屈折した中年ピアノ教師の哀しくもおぞましさが満載。

    満たされない欲望を生徒ワルターに求めた結果は・・・
    ラストあたりは固まってしまいましたぁ

    こんなエリカに誰がした・・・母親だな。

    エリカァ~!!

    ”ピアニスト”作品の中では一番好きかな、

  • 今まで鉄火面だっただけにラストのエリカの表情がすさまじい。初めて感じた失恋の痛みを認めたくなくて自分の胸を刺したのかな。自分の感情であると認めたくない気持ち。ピアノのレッスンルームでワルターに言った「私には感情が無いの」という言葉、エリカが自分に言い聞かせてるようで辛かった。

  • ラストシーン、主人公の表情が凄く強烈だった 殴られた様な、ショックを受けた感覚で、あの顔が妙に焼き付いて離れない

  • 闇。
    それに応える青年もそれだけのポテンシャルがある、というか
    そうした関係構築を引き出してしまうほど抑圧されている怒りと絶望。
    打ちのめされてしまうのになぜ観たのだ。

    それまで均衡を保っていた閉じた世界が
    青年という受け皿の登場で
    止めることのできない欲を加速していく様は圧巻。

    人の押し込めてきたものの圧倒的な大きさ。
    浄化されることはあるのだろうか。

    おぞましくて
    嫌悪感にまみれているけれど
    こうした抑圧はそもそもが愛に端をほっするのだという。
    彼女でいえば、夫をなくしたお母さんを助けなきゃ、かな。
    自分を犠牲にしも歪めても母の愛を求める大きな大きなちからを彼女は持っている。

    望むなら自らを救ってあげてほしい。
    それ以上、傷つかなくていい。
    あなたは充分恩を返した。
    あなたはもっと大切にされていい。
    もっと大切にされていい。

  • 2001年公開
    監督 : ミヒャエル・ハネケ
    ==
    母親と長年同居する堅物のピアノ講師が、妖艶な若者の登場によって壊れていくお話。

    狂気の話でした。「こじらせる」とかライトに自虐で使う人も昨今多いですが、本当に度を超えると事態は全く笑えない状況までいってしまうという恐怖。ゆがんだ自我を守るために、すべてのつじつまを狂った方法で合わせようとして、最悪のゆがみ方に自体が悪化していく。本人がそれにまったく自覚がないのが最大の人間の恐ろしさかなと。

    「自分らしさ」への過度の執着と、一方で自分のすべてを受け入れるだけのオープンマインドさのなさ。摩擦しながら年を取ることの大切さとそれを怠ったときの恐ろしさを静かにBGMなしに描いた、トラウマ系の映画。

  • フランス映画。
    母の干渉を受け続けた為に歪んだ愛を求めてしまう主人公の女性。

    主人公が公正していくような希望が感じられなかったせいか、私は嫌悪感が先行してしまい受け入れ切れなかった。

    この静けさの漂うフランス映画特有の映像は好み。

  • La Pianiste -The Piano Teacher
    2001年/仏・オーストリア、132min.

    仏語。舞台はウイーン。国立音楽院のピアノ教授。過干渉と抑圧された日常生活によって生みだされた倒錯した性的嗜好。狂気。

    家族や恋人と鑑賞するものではない。

    2001年
    -カンヌ国際映画祭でグランプリ(ミヒャエル・ハネケ)、男優賞(ブノワ・マジメル)、女優賞(イザベル・ユペール)
    -セザール賞で女優賞
    -ヨーロッパ映画賞で女優賞

  • 渇望…と言えばいいだろうか
    厳格と干渉のすぎる世界に生きてきた女性が、肉体と精神の渇きを癒したいと思い描いた夢想…触れ合いや温もりを感じられないで生きてきた女の哀しい葛藤を描いているんだね。
    一体どうなるんだってハラハラしちゃう展開…だけど、漂い出てくる物悲しさ。一方的でだんだんと壊れていく様が切ない。レイプとは違うのにこんなにも胸に痛みを感じるセックスを見たことないかもしれない…こうやって愛して欲しいと願う気持ちと現実に行われる行為とのギャップに戸惑っている彼女の困惑に見ているこちらが苦しくなる。
    ハネケ監督らしい、不条理で苦悩と苦痛のある作品です。

  • なんという不穏な想いが漂う痛々しい作品なんだろう。
    40歳過ぎても母親の抑圧の下で生きる中年ピアノ教師のエリカ、その娘を自分の所有物と思い込んでいる母親、そしてナットとボルトなんていう直接的な表現で、エリカに猛アタックしてくる若い青年ワルターなど、登場人物がある意味みんなぶっ飛んでいるわりに、ミヒャエル ハネケ監督はあたかもその事が当たり前のように平然と物語を進めてしまう。
    というか元々、万人に理解してもらおうとなんか思っていないような監督の開き直った情熱すら見えるような潔さすらあります。

    独身というよりはもしかしたら処女をこじらせた感のあるエリカの不器用で変態的な欲望や彼女ほ屈折しまくった行為の数々は到底ついていくことができないし、その彼女の迷走に振り回されてるはずのワルターにもなんだかイラっとさせられたのに、なぜか鑑賞を止めることができなかったのが不思議でした。

    なんだろ、多分監督の演出以上にイザベル ユペールのあの無表情の演技の迫力が狂気ともまた違う、気迫みたいなものが漂ってて、月並みな言葉だけどとにかく凄かったとしか言いようがない。


    愛ってお互いの「愛の強さ」が同じならなんとかなると思っていたけど、それ以上に「愛の形」が同じじゃなきゃ音を立てるように崩壊してしまう空虚なものなのかも。
    ずっと母親に愛されてきたようで、実は全く愛というものを知らなかった孤独で悲しいエリカの心の傷から血が滲んでくるような作品。

    ラストのエリカの表情は良くも悪くも印象深いです。

  • 個人的にはエリカの異常な性癖(+他者への執拗な嫉妬心)だけで十分に物語は完結したと思うので、終盤のエリカの家でのワルターとの一悶着は不要だった。

    ワルターの役柄もイマイチ微妙で、エリカの性癖を理解できずに煩悶する好青年という設定の方がエリカの異常さをより際立たせることができたような気がする。

    追伸
    まぁハネケらしく、鑑賞後も残尿感を残したいとい意図で、敢えてそうしているのかもしれないけれど…

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