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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988126209087
感想・レビュー・書評
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今まで鉄火面だっただけにラストのエリカの表情がすさまじい。初めて感じた失恋の痛みを認めたくなくて自分の胸を刺したのかな。自分の感情であると認めたくない気持ち。ピアノのレッスンルームでワルターに言った「私には感情が無いの」という言葉、エリカが自分に言い聞かせてるようで辛かった。
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渇望…と言えばいいだろうか
厳格と干渉のすぎる世界に生きてきた女性が、肉体と精神の渇きを癒したいと思い描いた夢想…触れ合いや温もりを感じられないで生きてきた女の哀しい葛藤を描いているんだね。
一体どうなるんだってハラハラしちゃう展開…だけど、漂い出てくる物悲しさ。一方的でだんだんと壊れていく様が切ない。レイプとは違うのにこんなにも胸に痛みを感じるセックスを見たことないかもしれない…こうやって愛して欲しいと願う気持ちと現実に行われる行為とのギャップに戸惑っている彼女の困惑に見ているこちらが苦しくなる。
ハネケ監督らしい、不条理で苦悩と苦痛のある作品です。 -
過干渉のもと生きていておかしくなってしまった主人公。
物語の前半と後半とで主人公の変わり様が少し怖くも面白いです。