任侠病院 任侠シリーズ [Kindle]

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (352ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 今回は親分さん大活躍だったね。すごかった。あの無理難題をどうするんだろ?と思ったらすんなり解決して。『ケンカは始めたほうが負け』いろいろ意味のこもった言葉だったなぁ。
    日村さん、ちょっとかっこ悪かったな今回。心配ばっかりして。はらはらとかして。何があってもクールで落ち着いててほしいかな。
    でもやっぱり面白かった。今度はまだ読んでない高校編を読むぞ。

  • 日村は阿岐本組の代貸だ。若いもの4人の頭をしている。小さなシマを持った弱小ヤクザだ。しかし親分の組長は色々な所に人脈を持っている。またシマ内の堅気を泣かせてはならないという昔気質だ。そんな日村のもとに色々と揉め事が起こってくる。こんどは組長が病院の監事をするという。日村は常任理事に選出された。経営難の薄暗い病院をどうやって建て直すのか。また日村には頭が痛い日々が始まった。

  • 今野敏の任侠シリーズ第三弾。今のところ最終(^^;)。
    いつものすっげぇヤクザ、阿岐本組が、またもや無理難題(^^;)。
    今回お助けするのはなんと病院。タイトルに病院が付くから、想像
    出来るけど。

    このシリーズ、冊を追う毎に阿岐本組長の器の大きさが際立つ。
    実際のヤクザに、ここまでカッコイイ人が居たとしたら、いろいろ頼り
    にさせて貰うんだけど、現実にはあり得ないんだろうなぁ、と。
    やっぱり現代のファンタジー。だから、読後感は実に痛快である。

    全3作で手法がやや同一なのが気にならなくも無いが、仮に次があると
    しても、きっと同じパターンが繰り返されるに違いない。個人的には
    ロック様のピープルズ・エルボーのような、偉大なるワンパターンを
    構築して貰いたい。

    読中、充実してました!
    今野敏・任侠シリーズに栄光あれ!

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    2014/10/16-- 再読
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    2013/05/18-- 初読
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  • あいかわらずの読みやすさでサクッと読了。
    なぜ早く読めるのか自分なりに分析したところ、同じ表現、言い回しが何度も出てくるからかなぁー。今回で言えば真吉。けど、うざいわけではない。
    皆さんの薄っぺらいという感想もそこなのかと。いい意味で薄っぺらい。
    学校、病院とどこか今の日本を憂いたシリーズ。次回作があるとしたら、まさかの政治家?

  • シリーズ中最も感動的な内容だ。現実の世界では反社会勢力は害悪でしかないのだが、こんなやくざが味方だったらいいのになあと思うような話だった。
    但し、オチはシリーズを追うごとに今一つの内容になっているように感じる。

  • 任侠シリーズの三作目

    出版社、学校の続く、傾いた病院を立て直すお話です!
    まずはお掃除、環境作り、自分たちの居るところは自分たちで綺麗にするというのが組長の考えです!
    ヤクザなのに偉いでしょ!

    [任侠]シリーズでもヤクザ同士の争いは殆んどないので、安心して読めます

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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