鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 木山捷平の作品群のなかから、笑いとペーソスをエッセンスにした作品を集めたもの。太宰治と作家仲間であるが、作品の方向性はまるで逆。とにかく軽妙で飄々として明るい。木山捷平の他の作品には「おじいさんの綴方」のような深い感銘が胸に迫る作品もあるが、入門編として楽しむには最適な作品。ときどき読み返してはニヤニヤしている(笑)
    いや、昔の人はふざけるのにも品があるね…

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著者プロフィール

木山捷平(1904.3.26~1968.8.23) 小説家。岡山県生まれ。1929年、詩集『野』を自費出版。33年、太宰治等と「海豹」創刊。34年、「青い花」同人。39年、最初の作品集『抑制の日』を刊行。44年、満州国農地開発公社嘱託として長春に赴き、45年8月、現地で応召。敗戦後長春で難民となる。この間の経緯は『耳学問』『大陸の細道』(芸術選奨)『長春五馬路』等に書かれる。96年、木山捷平文学賞創設。著書は他に『苦いお茶』『茶の木』『去年今年』『木山捷平全集』全8巻(講談社)など。

「2016年 『酔いざめ日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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