早熟のアイオワ DVD

監督 : ロリ・ペティ 
出演 : ジェニファー・ローレンス  クロエ・グレース・モレッツ  セルマ・ブレア  ボキーム・ウッドバイン 
  • 東宝
3.18
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104850874

感想・レビュー・書評

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  • 1976年、アイオワ州のカウンシルブラフス。この何もない小さな町で暮らす14歳のアグネス(ジェニファー・ローレンス)。 
    売春婦の母親サラ(セルマ・ブレア)と、幼い妹ビー(ソフィア・ベアリー)とキャミー(クロエ・グレース・モレッツ)と暮らす家は、`ポーカー・ハウス'と呼ばれている。 その家には、夜になるとドラッグディーラーや不法居住者たちが、ポーカー賭博やセックス目的でやってくる。 夢も希望も持てないような環境に絶望しながらも、自らと妹たちを守るため、必死に生きようとするアグネス。 そんなアグネスに早く身体で稼ぐようにと、売春を強要するサラ。 行き場のないアグネスは、記者のアルバイトやバスケットボールで自分の可能性に希望を見出そうとする。しかし、更なる過酷な事件が彼女を襲う――。 
    「ハート・ブルー」「タンク・ガール」のロリー・ペティが、自身の体験を元に監督脚本を手掛けた映画。
    クールで頭が良く強さを秘めたアグネスを演じるブレイク前のジェニファー・ローレンスの瑞々しい演技、新聞配達などのアルバイトで自活しながらも母親すら頼れない最底辺の生活のリアルさが印象的なヒューマンドラマ映画。

  • エロかなと思ってみたけど全然違う。
    これでもかというほど児童虐待だけど、最後は少女のたくましさには救われホッとしてジーンとする。
    実話で本人が監督で制作した。

  • ジェニファー・ローレンスの初の主演映画のようですが、当時17歳の彼女がとにかく可愛く、魅力的です。非常にシビアの生活環境に置かれながらも、努力をそ、妹たちも守っていくのですが、結局は「ジェニファー・ローレンス、かわいいな」という感想しか出てこないから困ったものです。

    一番下の妹役のクロエ・グレース・モレッツとの豪華共演とも言えまずが、子役の彼女はまだあまりに幼かった。ちなみに、3姉妹の仲の良さがホントに微笑ましく、この悲惨な内容の映画を救ってくれていました。

  • THE POKER HOUSE
    2009年 アメリカ 93分
    監督:ロリ・ペティ
    出演:ジェニファー・ローレンス/クロエ・グレース・モレッツ/ソフィア・ベアリー/セルマ・ブレア

    1976年、アイオワ州。14歳のアグネス(ジェニファー・ローレンス)は、町の人たちからポーカーハウスと呼ばれている家(夜は賭博場&売春宿になる)で、売春婦の母親(セルマ・ブレア)と二人の妹と暮らしている。かつては牧師の父親がいる普通の家庭だったが、父があるきっかけで神を信じられなくなり家族に暴力をふるうようになり離婚。しかし母親も結局アル中でネグレクト、情夫の黒人デュヴァル(ボキーム・ウッドバイン)に売春の売り上げを巻き上げられ、姉妹はろくに食べ物も与えられていない。

    長女アグネスは、頭も運動神経も良く、バスケットボールのチームのエース。新聞に載るほどの有名選手だが、ふだんはいくつもバイトを掛け持ちしながら妹たちの面倒も見る。次女のビー(ソフィア・ベアリー)は12歳、早朝から新聞配達のバイトに出掛け、ついでにホームレス男性たちと一緒に空き瓶回収の仕事をして手間賃をもらいに行くしっかり者。吹奏楽をやっていてサックスの練習をしている。末っ子のキャミー(クロエ・グレース・モレッツ)は、ちゃっかり者で、大家族の友達の家に泊まりに行くことで食事にありついている。しかし大事な試合の日にアグネスにあることが起こり…。

    2009年の映画だけれど、日本での公開はジェニファー・ローレンスとクロエ・グレース・モレッツの人気が出てからの2014年だったようです。フライヤーなどにも二人の写真しか出ていないのでてっきり二人姉妹かと思いきや、クロエより出番の多い次女もいて三人姉妹だったのでびっくり。私がジェニファー・ローレンスを知ったのは『ウィンターズ・ボーン』(https://booklog.jp/users/yamaitsu/archives/1/B00HF508TG)という映画でしたが、こちらも同様、過酷な家庭環境でたくましく生き抜く少女の話。逆境にめげず闘う少女を演じさせたら彼女の右に出る者はいなさそう。とにかくジェニファーの演技が素晴らしい。

    クロエ・グレース・モレッツは、キックアスでブレイクする前で、まだ役柄通り10歳くらい? おしゃまでよく喋る、でもピュアな女の子でめちゃめちゃ可愛い。そしてこの映画の監督ロリ・ペティは、90年代にはヒロインとしていくつか主演映画もある女優さん、なんと本作、彼女の自伝だそうで。なかなか衝撃的。

    この映画は、アグネスが少女から大人に成長するある1日を描いています。朝起きて次女を新聞配達に送りだし、自分はバイト先へお給料を受け取りに行ったりストリートで男の子たちとバスケをしたりする。夜にはバスケの大事な準決勝の試合が控えている。学校には行ってないのだろうか、早朝から家で勉強していた彼女に、母親はそろそろお前も売春して稼げ的なことを言う。その頃妹たちは、次女はホームレスおじさんとお喋りしたり、末っ子は友達のパパに懐いたり、たぶんいつも預けらているバーのカウンターでジュースを飲んだりしている。

    アグネスは母親の情夫で女衒のデュヴァルに、なぜか淡い恋心を抱いている。何度かキスされたことがあり、母親には暴力をふるう彼がアグネスには優しい。画面のこちらでそれを見ているおばちゃんは、そんな悪い男に気を許しちゃダメ、ってハラハラするんだけど、どんなにしっかり者でもしょせん14歳のアグネスは、デュヴァルの下心に気づかない。案の定、試合を控えた直前に、彼にレイプされてしまう。バスルームで泣きながら血を洗っている彼女に母親が気づくが、ママ、と助けを求めるように腕を伸ばした少女を、しかし母親は抱きしめることさえせずに冷たく突き放し、あげく包丁をつきつけて「出て行け」と言う。辛すぎる…。

    アグネスは試合に遅れていくが、エースの本領発揮で大量得点、逆転勝利となる。デュヴァルの車でそのまま妹たちを迎えに行くアグネス(14歳…免許…)、バイト代で食事に行く相談をし、三人はダイアナロスの歌う「Ain't No Mountain High Enough」を大声で一緒に歌いながら、楽しそうにドライブしていく。その後、この少女は女優になりこの映画の監督をした、と最後にテロップ。

    なんていうか、家庭状況は最悪だし、あらすじだけだととても酷いことしか起こらないんだけど、不思議にそんなに暗い感じにならないのが素敵でした。下の妹二人がまだ無邪気で、状況の悲惨さよりも、無邪気ゆえのユーモアでくすっと笑わせてくれることと、アグネスがどんなに辛くてもタフでめげないから。そして親以外の大人や友達らが、彼女たちにとても優しいんですよね。ビーに親切なホームレスおじさんたち、キャミーをおんぶしてくれる友達のパパ、アグネスのストリートバスケの仲間たちなど、それぞれけして裕福ではない人たちが皆自然な助け合いの精神で彼女らに接してくれる。

    彼女たちが最後に合唱する「Ain't No Mountain High Enough」の歌詞も前向きで良い。モータウンの音楽がたくさん使われており、重いテーマなのにどこか軽やか。日本語タイトルが最悪ですが、映画としてかなり良い感じでした。

  • ポーカーハウスと言われる家に
    母親は、売春婦で、多くの人たちが集まっていた。
    娘が 3人いた。
    長女は 13歳。ジェニファー・ローレンス。
    成績もよく、オールA。
    母親の恋人と長女は キスをされて、うっとりする。
    そのうっとりの中で、長女はレイプされる。
    長女は 銃で その恋人を撃とうとするが、
    母親は、私を殺せと言う。
    私をレイプしたオトコだよ といっても母親は聞かない。
    母親が 壊れている。

    それでも、長女は 気持ちを切り換えて、
    バスケットボールの試合にでて、わずかな間に
    逆転をするのだった。その伸びやかさがすごい。
    長女は、二人の妹をつれて、家から離れるのだった。
    3人で楽しそうに 歌うのだった。
    この物語は、監督の自伝だと言って 終る。
    セツナイ中にも 希望があるような。

  • ブレイク前のジェニファー・ローレンス(当時18歳)とクロエ・グレース・モレッツ(当時11歳)が共演を果たしているもはや伝説的作品。

    映画の内容はというと、監督を務める誰だか知らない女優さんの自伝作品で正直興味はなかったが、ジェニファー・ローレンスの圧倒的な演技力とクロエちゃんの溢れんばかりの可愛さがとにかくもう凄まじかった。

    たしかに、なぜこの邦題に。

  • [鑑賞方法:レンタルDVDにて]

    ■一言
    ジェニファー・ローレンスの演技が素晴らしい!

    ちょっと重いテーマだけど、ラストシーンの三人姉妹の逞しさが微笑ましかった。(感想はまた改めて……)

  • 1976年、アメリカのアイオワ。
    毎夜買春や賭博が行われるポーカーハウスに住む14歳のアグネスは、母親から買春を強要されながら2人の妹を守っていたが・・・。

    女優ロリ・ペティの実話を基にした自伝的映画。
    ジェニファー・ローレンスとクロエ・グレース・モレッツが姉妹という豪華さ!

  • アイオワに住む14歳の少女。2人の妹と共にその日暮らしの生活。というのも、母は身体を売り酒に溺れる日々。14歳の少女が下した決断は決して優しいものではない...。
    ジェニファー・ローレンス14歳、クロエ・グレース・モレッツ10歳。歳を感じさせない存在感は凄い。
    監督の自伝的というのも凄い。

  • 監督・脚本を務めるLori Pettyの自伝に基づく作品。本人の思い入れなのか辛かった境遇の描写ばかりが多く、物語としてはバランスがよくない気もするが、Jennifer Lawrence、Chloë Grace Moretzの、ブレイク前の初々しい姿が観られたのが収穫。

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