小さいおうち [DVD]

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監督 : 山田洋次 
出演 : 松たか子  黒木華  片岡孝太郎 
  • 松竹 (2014年8月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105068957

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小さいおうち [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 奥様の気持ち タキの気持ち
    どちらも分かるから
    観ていて 切なくなる。
    どちらもやむなきことゆえに。

    晩年のタキの独白とも言えるノートは
    やはり誰かに赦しを乞いたかったのだろう。
    当時の奥様と同じ年代になりやがて越えていくその月日に若い時にはわからなかったものが輪郭を浮き立たせて迫り彼女を自責の念に苦しめたのだろう。

    松たか子が良い。
    慕う男が戦地に旅立つ直前の溢れ出す想い、心乱される機微が艶っぽい。貞淑な人妻であり、良き母の顔の内に潜むそれを自分でも抑えることは出来なかった。
    時代が戦争へとまっしぐらの先が見えないトンネルへ入りこんだ一家族の小さな物語。
    「はじめたものは いつか終わるものよ」そうタキに言い放った時子の表情が印象的だった。

  • ★~ お女中は見た! ~★

    いくら戦時中で
    若い男がいないとはいえ
    板倉でいいの?
    なんで?

    そんな魅力あるかなぁ?

    どうせなら

    時子とタキが
    貴重な若い男を奪い合い
    壮絶なバトルとなれば
    面白かったのになぁ~

    勝手に妄想

  • 直木賞作家、中島京子の同名小説を山田洋次監
    督が映画化した作品です。
    恋や嫉妬など登場人物の複雑な心情を繊細に描
    いています。大伯母のタキを看取った大学生の
    健史は、タキが残したノートを読み返します。
    それはかつてタキが赤い屋根ね平井家での日々
    を記した自叙伝だったのです。戦争の気配が迫
    るなか芽生えた奥方の秘めたる思いと、平井家
    を案じるゆえに犯したタキの小さな罪が60年
    の時を超えて明かされていきます。
    リアルな時代情景の美しさに引き込まれ男女間
    の秘密に揺れる心情や戦争の悲しさなどと相ま
    って、とても感情が揺さぶられた映画です。
    久石譲の音楽も素敵だと思いました。

  • タキちゃんの心中察するときついなあ。いつまでも小さいおうちに仕えていたかったと言っていたし奥様のそばにいられるだけで良かったはず。一方奥様を想えばこそ彼女の想いを遂げさせてあげたい気持ちもあった。でもそれだけの思いの丈があってもタキちゃんは終始出過ぎたことをせず女中に徹して、奥様の恋愛は自分が立ち入る領分でないことを弁えていたように見える。だからこそ最後の最後で(あの控えめなタキちゃんが!)出過ぎた行動をとったことが泣けてくる、ぐっとくる。一回こっきりの自分の願望を通そうとした行動が奥様を失意に追いやることになるなんてなあ。やるせない。

  • 原作のイメージ通り。
    ...って原作のほうは大分前に読んだけど、程よく忘れてて。
    ちゃんと楽しめた。
    松たか子の色気、黒木華の素朴さ、吉岡さんのランニングが激似合うところ、全部のキャストが良かった。

  • 山形から 東京に 女中として 奉公する。
    タキ/黒木華は、それでも 幸せだった。
    時は 戦争が 始まろうとしていた。

    奉公している家の 奥様 時子/松たか子は
    美しく、憧れていた。
    旦那は おもちゃ会社の 常務だった。
    その部下に 芸術家肌で 芸大出の 板倉正治に
    であうことで、少しづつ傾斜していく。

    タキ/倍賞千恵子の 回想を 書き始める。
    甥の 妻夫木聡は、その回想録を 書くことを
    励ますが、いつか、おばあちゃんの深い悲しみを見た。

    なぜ、おばあちゃんが そのように 悲しむのか?
    それが、おばあちゃんが 死んだあとで、
    残された 遺品の中に 一通の未開封の封筒があった。

    ちいさな 赤い屋根の 家。
    戦争で うまく生きられなく
    小さなヒミツを持って 生きていた。

    やはり、妻夫木聡の 泣き顔が いいなぁ。

  • 【観た】小さいおうち

    ずっと観たくてなかなか観られなかった作品。
    原作があることを知らなかったので、読んでみたい。
    個人的にはとても好きな雰囲気だった。
    赤い屋根の小さなおうち。
    可愛いけど、哀しい。

  • ノスタルジックな雰囲気に包まれて、現代と過去が交錯する物語。きっと、今日のように情報伝達が発達していない昭和にはこのような埋もれてしまった想いが沢山あったに違いない。そして、誰にも言えずそれを抱えながら生きてきたトキは、壊れてしまいそうな夜があったかもしれない。でも、それが人生なんだ。

  • 唯美主義のセンチメンタリズムの極致として高く評価します。小さいおうちの、戦争が始まり深みにはまる中で起こる物語に、リアルな悲惨さや醜さは描かれません。美しい奥さまの不倫も、具体的な描写はありません。全ては、女中さんの視点の中にあり、美しい奥さまへの思慕に満ちています。最後の手紙を届けなかった理由もそこにあります。それにしても、当時の日本女性の言葉遣いは魅力です。松たか子さんあっての黒木華さんの演技だと思いました。丘の上のモダンなおうちの美しいけど儚いお話でした。

  • 絵本にでてくるような「小さいおうち」の女中だったタキおばあちゃんの自叙伝により紡がれるお話。
    小さいおうちの中で起こる、綺麗な奥様と旦那様の部下との恋愛模様。
    若いころのタキちゃんが良い。
    控えめで、気が利いて、田舎娘!って感じが。
    対照的に美しくて、妖しい雰囲気で素敵な奥様。
    仕事ばかりで芸術を解さない旦那様にいらついてるところに、ふらっと現れた年下の男に惹かれてしまう。

    話だけだと昼ドラや昼顔みたいなんだけど、タキちゃんの視点からだからなのか、切なくて堪らない。
    タキちゃんが最後まで隠し通して、悩み通して、そして生涯誰にも心開けなかった秘密は、奥様への陶酔の故だったのか、社員の男への微かなあこがれだったのか、どっちだったのかなあ。
    お見合い後に泣いていたタキちゃんを慰める奥様との絵はとても素敵で、そこも妖艶だった。

    切なくてどことなく妖しくて、素敵な映画でした。

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