東野圭吾ミステリー「ウインクで乾杯」 [Kindle]

  • 実業之日本社
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感想・レビュー・書評

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  • いつもいつも感じるのですが、東野氏の作品はコンパクトにまとまっておりエンターテイメント性が高いものだと思います。

    本作はちょっとおバカ風なコンパニオン嬢が、玉の輿を目指しつつ、たまたま遭遇してしまった殺人事件に関与していく、という筋です。

    ・・・
    面白さのポイントというと、やはりコンパニオンという一種得体のしれないキレイどころ?という職場環境があると思います。刑事ものでも医療ものでもそうですが、一般の会社勤めでは知りえない舞台というのが興味を引くポイントだったと思います。

    もう一つのポイントはやはり恋愛話ではないかと思います笑 殺された絵里(主人公香子の同僚)が持っていた悲恋の結果はストーリー展開のなかで明らかにされますが、そうした伏線が本作のエンターテイメント性をより高くしていると感じました。

    ・・・
    ということで相変わらずの肩の凝らない東野作品でした。息子は本作をいまいちと言いましたが、私はこれは面白いと思いました。

    半日かからず読める作品ですので、ちょっと時間が空いてしまったとき、出張前後で仕事が片付いて手持ち無沙汰な時など、リラックスしたいときは最適な作品だと思いました。私もちょっとした試験の勉強をしていましたが、本作を読んでリラックスできました。

  • まだこのころの東野圭吾さんは直線的なミステリー。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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