アゲイン!! コミック 全12巻完結セット (KCデラックス)

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  • 三年間一人の友人も出来ず、ぼっちで過ごした今村金一郎。入学式で見た女子一人の応援団の事が何故か忘れられなくて、廃部になった部室に卒業式の日手がかりを探しに行った時に別のクラスの藤枝に見つかり、怖がられて逃げられ階段から落ちた所に自分も足を滑らせて…目覚めると三年前の世界にいた。
    そこからぼっちの自分を奮い立たせながら応援団を再び存続させるべく、慣れないお節介や諦めを繰り返しながらも応援の力を、友人や恋愛や嫉妬にまみれながら模索していく。

    何度も過去に戻ったり、自分の死後の世界を見てしまったり、どの世界でも団長と信頼を築きながら出会う今村。
    結局アゲインの原因や構造は謎なんだけど、応援団というものがそもそも中学の体育祭でしか結成されない学生時代だったので、応援の力とか部活でやる役割とか正直ほとんど考えたことなかったけど、懸命に人を励ますこと、応援すること、鼓舞することは素晴らしいことだなとちょっと感動した。

  • タイムスリップ+応援団の立て直しという組み合わせが変わってる。応援団というと男臭いイメージがあるがヒロインを団長に据えることで男臭い野暮ったさを消すことに成功してる。反面、硬派な面白さはなく物語の主軸は女性的、精神的な展開が多い。題材は応援団じゃなくても良かったんじゃ…というのはちょっと思う。主人公と一緒にタイムスリップするキャラがいたり、主人公が言いにくいことを指摘する場面などが面白かった。

  • 途中まですごい面白かったけど、ラストの巻だけ、バタバタバタ…って風呂敷慌ててまとめすぎてちょっとそれだけが惜しいと思いました。

    ですが、それ以外はキャラクターもみんなすごく立ってるし、ネガティブとポジティブなエピソードのバランスも良くて、サクサク読めました。

    一番好きなエピソードは、学校祭で「死にたいミュージカル」を演じるところが盛り上がって良かったです。
    このエピソードが一番作者さんもノッて描いてたんじゃないかなーと思いました。

    ストーリー中に何種類もの未来への可能性が見えてくるのが、まぁオバサンのワタシには眩しいのですが(笑)、読んでいて笑えるし、ちょっとジンと来るし、こんな青春もいいじゃないか、と思える作品です。

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著者プロフィール

出身:長崎県佐世保市、血液型:A型、デビュー:mimi『しあわせごはん』(P.N. 久保美津子)、受賞歴:‘93「なかよし」まんがスクール期待賞、‘94「なかよし」まんがスクールギャグ部門銀賞。週刊少年マガジンにて『3・3・7ビョーシ!!』『トッキュー!!』、『アゲイン!!』連載、イブニングにて、『モテキ』連載。他の作品に、Kiss『くらげ』全6回連載・Kiss『幸子の夢はいつひらく?』読み切り・ヤングマガジン『リンダリンダ』読み切り、など。コミックス:『3・3・7ビョーシ!!』全10巻、『トッキュー!!』全20巻、『モテキ』全4.5巻、『アゲイン!!』全12巻巻。

「2014年 『アゲイン!!(12)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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